山本海人、古川太一らのとっておきの常備酒とその愉しみ方
KONCOS古川太一、原宿kit gallery主宰 松田“CHABE”岳二、Son of the cheeseデザイナー山本海人、ファッションディレクター島津由行4人の間違いなく酒を心から愛すクリエイターのとっておきの1本と、その愉しみ方とは?
彼らがそれぞれに常備するとっておきの1本とともにお酒に対するこだわりの「スタイル」を大公開!
目次
古川太一 & 松田「CHABE」岳二 in 原宿kit gallery
個性的な味わいに、周りのみんながハマった
普段からよく2人で飲むという松田と古川がこよなく愛すのが、志賀高原ビール。
「地ビールらしい個性的な味わいですが、本当に美味いです。もともとはこのキット・ギャラリーの上にあるビッグ・ラブというレコード店に置いてあって、そこからみんながハマっていきました」(松田)。
志賀高原IPA(左)志賀高原ペール・エール(右)
黄色はクリーンでフルーティな味わい。赤は強烈なホップの苦味がクセになる。
「製造元である玉村本店の社長がとにかくユニーク。工場の横で毎年行われるイベント『SNOW MONKEY』でもライブさせてもらいました」(松田)
松田さんが運営する原宿kit galleryでは知り合いのブランドの展示会やアート展が行われることが多く、たいてい終了時刻近くになると自然とみんなで飲み始める
棚の上には世界のビールの空き瓶たち
FUTA GAMIの真鍮製栓抜き
kit galleryのレーベル「tea.」による新作ジョンブルハット
古川太一(KONCOS)
元Riddim Saunterリーダー兼ソングライター。昨年、新レーベル「SUNNY CLUB」を立ち上げ、佐藤寛とともにピアノとギターのデュオ「KONCOS」を結成。11月から約4ヶ月にも及ぶ47都道府県ツアーを敢行した
松田“CHABE”岳二(CUBISMO GRAFICO)
2003年より5人組のバンド「CUBISMO GRAFICO FIVE」として精力的にライブを行うほか、リミックスワークやDJなど多岐にわたって活動する。音楽活動と並行し、原宿のギャラリー「kit gallery」を主宰
山本海人 in Son of the cheese(サノバチーズ)
昼からのビールが最高においしい場所
空き地だった場所に3年前、仲間たちとともにこのスケート&チルスペースを作り上げた山本海人。ビールを飲むのにこれ以上絶好な場所はそうそうない。
「昼から飲むのが最高に幸せです。飲むのはいつもハートランド。ここで飲み始めてから他所へ行くってパターンが多いですね」。
HEARTLAND BEER
一見、輸入ビールに見えつつも、実は日本生まれ。軽快かつキレの良い飲み口が特徴。
「都立大のスケーターがやっている酒屋、平口豊次郎商店でいつも買っていて、ケースで届けてもらっています」
スケートプールの脇にはトレーラーハウスが鎮座
中は海人さんのオフィス兼自宅となっている
バーベキュー用の大型グリルまである
車がひっきりなしに行き交う目黒通りから一歩敷地に入るだけで、空気感が一変。まるでSF映画のような不思議な感覚
山本海人 (Son of the cheeseデザイナー)
14歳でスケボーを始め、高校卒業後にアメリカ留学。昨年より、東京都目黒区のコミュニティスペースから発信するブランド「Son of the cheese」をスタート。当SSは、映画『SPRING BREAKERS』とのコラボアイテムを発表して話題を呼んでいる
島津由行
地元の後輩が作るプレミアム芋焼酎
1年のうち360日はお酒を飲んでいるという生粋の酒好き、島津由行。
「この酒は地元・熊本の無農薬サツマイモを原料にした芋焼酎で、芋くさくないアッサリとした口当たりが特徴です。水割りやお湯割りでもいいし、濃いめに淹れた緑茶で割っても抜群にうまいですよ」。
芋焼酎 慶
まだ巷にほとんど出回ってないというレアな逸品。口当たりがよく、どれだけ飲んでも二日酔いしないと評判だそう。京都の高級風呂敷で包まれたバージョンは贈答用にもうってつけ
「昔から和食器が好き」。こだわりの食器により、酒も料理もとにかくおいしそう
水は桜島からほど近い財寶温泉の温泉水
島津由行(ファッションディレクター/スタイリスト)
テレビCM・雑誌・広告を中心に、矢沢永吉、氷室京介、岡村靖幸など数多くのアーティストのスタイリングや衣装制作を担当。ファッションショーの選曲、DJ活動も行い、DJとしてはfai aoyamaなどにレギュラー出演中
※2013年6月発行『i bought VOL.02』に掲載された記事です。
※価格・販売状況は掲載当時のものになります。