LAURUNディレクターAOYAGIらのセンスを刺激する本や音楽など
AOYAGI、赤木雄一、一宮武史、増田晋作、藤田貴久、佐々木岳洋。個性派クリエイターのセンスを刺激する本や音楽を紹介。
目次
Q.アナタが秋の夜長を過ごす相棒は?
A.昔からずっと聴いていたCD
01「UP ‘TIL NOW」JANIS IAN
「夜は自宅での作業が多く、音楽やラジオを聴いたり、YouTubeを観ていたりいろいろですね」と語る赤木氏が、ジャニス・イアンを知ったのは10年ほど前の某CM。
「そのCMでは『Will You Dance?』って曲が流れていて、今も『AT SEVENTEEN』が別のCMで使われていますよね。
ルーツが自然なので後を引いているっていうか、心地良いんでしょうね」。
もちろん、今回紹介するベスト盤には両曲とも収録されているので未聴ならぜひとのこと。
Yuichi Akagi 赤木雄一(フォトグラファー) フォトグラファー 荒井俊哉氏に師事し、2011年に独立。被写体の表情を切り取るポートレイトには定評があり、現在はファッション誌などをはじめ、音楽誌やカルチャー誌を中心に活躍中している |
Q.アナタが秋の夜長を過ごす相棒は?
A.3D大画面映像が楽しめるヘッドマウントディスプレイとBD
01SONYのヘッドマウントディスプレイ HMZ-T3
02「ラブライブ! μ’s→NEXT LoveLive! 2014~ENDLESS PARADE」
ガジェット好きとしても知られる内田氏の“秋の夜長の相棒”は、ソニーの最新型HMD。
「約20m先に750インチの仮想スクリーンが3Dで見えるというのがポイント。
BDを観たり、PS Vitaでゲームをしたりして楽しんでいます!
大きな音もガンガン出せますし、ワイヤレスなので寝っ転がりながら楽しめるからリラックスタイムに必須」。
この秋は発売されたばかりのPS Vitaソフト「ラブライブ! School idol paradise」を楽しむ予定だそう。
Soichiro Uchida 内田聡一郎(vetica クリエイティブディレクター) どんな状況にも合う個性を生かすデザイン。飽きのこない安心感。シンプルなデザインに隠されたギミックを作り続けるヘアサロン「vetica」を率いる。またDJとしても活躍中。 |
Q.アナタが秋の夜長を過ごす相棒は?
A.エンターテインメント性も高い万城目 学の小説
01「悟浄出立」万城目 学
02「偉大なる、しゅららぼん」万城目 学
03「とっぴんぱらりの風太郎」万城目 学
04「鹿男あをによし」万城目 学
05「プリンセス・トヨトミ」万城目 学
「仕事から帰宅して食事して風呂に入って、さて読むか! って感じで、1ヶ月に2〜3冊ペースですかね?」。
数いる作家の中でも、自身と同じ関西出身の万城目 学の著作はすべてチェック済み。
文庫化が待ちきれずハードカバーで読んでしまうその魅力は?
「よく読むと人間の深層心理を“ファンタジー”というフィルターを通して描いていて好きなんです。
それに下手な映画よりコストパフォーマンスも高いですからね、読書オススメです!」。
Takeshi Ichinomiya 一宮武史(DISCOVERED プレス) “Opposition mix up”を掲げて、リアルクローズを基に幅広い独自の視点で、リアリティーかつオリジナリティー溢れるコレクションを展開するブランド「DISCOVERED」にて、プレス業務を担当する。http://www.discovered.jp |
Q.アナタが秋の夜長を過ごす相棒は?
A.夜な夜な付箋を貼り付けるフォト&アートブック
01「STILL A PUNK ジョン・ライドン自伝」
02「ONE HUNDRED YEARS OF MENSWEAR」 CALLY BLACKMAN
03「MR CLASSIC」JEREMY HACKETT
04「Banksy Wall and Piece」Banksy
05「BUFFALO THE STYLE AND FASHION OF PETRI」JAMIE MORGAN, LORENZ MITZI
積み重ねられた大判のフォトブック&アートブックたちは、センスを磨くのに重要なピース。
「今回のセレクトはジャンルを大きく分けると“パンクとドレス”です。ファッションとカルチャーという目線で選ぶコトが多いですね」。
何より目を惹くのが、それぞれに大量に貼り付けられた付箋。
「夜中になると感性がビンビンに高まっているように錯覚するんですかね?
後で見返してみると、『何でココに!?』ってページに貼られていたりして(苦笑)」。
Shinsaku Masuda 増田晋作(UNITED ARROWS プレス) 豊かさ・上質感をキーワードに、ハイグレードなライフスタイルを追求するセレクトショップ「UNITED ARROWS」のメンズプレスを担当。パンクやハードコアなどロックへの造詣も深い。 |
Q.アナタが秋の夜長を過ごす相棒は?
A.大好きな岡本太郎の本
01「日本の伝統」岡本太郎
「以前から好きだった岡本太郎の著作は、つい最近、同好の士である先輩から譲り受けました。
“日本の伝統に着目し、そこから新たなモノを創造する”のがこの本の主題ですね。
この他にもビデオやグッズなど太郎関係をコレクションしているので、いつかはコンプリートしたいです!」。
とはいえ、ひとつひとつの解説文も太郎フレーバーが強すぎて、あまり意味がわからないそう。
「ほとんど哲学書といってもイイくらい……でもソコがイイんですよ」。
Takahisa Fujita 藤田貴久(ANACHRONORM プレス) “次の時代のヴィンテージ、そしてスタンダード”をコンセプトに掲げ、旧き良き時代のモノ作り感を、現代の技術で表現した新たなスタイルを提案するブランド「ANACHRONORM」のプレス。 |
Q.アナタが秋の夜長を過ごす相棒は?
A.インスピレーション源となるアートブック&写真集、DVDや漫画
01「YUKO SHIMIZU」YUKO SHIMIZU
02「LA DONZA DELA REALIDAD」
03「GATOR MOTEL」VALERIE PHILLIPS
04「SPUN」
05「オッス! トン子ちゃん」タナカカツキ
06「オッス! トン子ちゃん(2)」タナカカツキ
もともと美容師として感性を養うために写真集やアート作品を観るようになったAOYAGIさん。
最近は以前よりも自分の時間を取れるようになりインプット期間というコトで、いろんなモノに触れるようにしているそう。
「共通しているのは一見、可愛かったり美しいのに、実はグロかったりシュールだったりする2面性、作品に隠された意味や背景に惹かれます。
これらがインスピレーションの源になるんです」とクリエイターらしいコメントを残した。
AOYAGI(LAURUN ディレクター) ヘアとファッションのバランスを意識し、ひとりひとりに“トータルで似合う”ヘアを提案する表参道のサロン「LAURUN」にてディレクターを務める。サロンワークを中心にヘア&メイクとしても活動中。http://laurun.jp |
Q.アナタが秋の夜長を過ごす相棒は?
A.今こそ観返したいブラックムービーDVD
01「GET ON THE BUS」
02「Crooklyn」
03「BOYZ N THE HOOD」
04「Do THE RiGHT Thing」
「学生時代に一度観てはいたけど、今改めて観ると新たな発見もあり、違った感覚で楽しめます」と出したのは、スパイクリー監督作の代表作を中心としたブラックムービーDVD。
「最近は日本未発表タイトルも日本語字幕付きで売っていてうれしい限り!」。
通勤電車の中で鑑賞したりもするが、家で観る場合は焼酎の炭酸割りでホロ酔い気分。
「次に狙っているのは『NEW JACK CITY』の日本語字幕付き、最近発売されているのを知りました!」。
Takehiro“GAKU”Sasaki 佐々木岳洋(JAZZY SPORT MUSIC SHOP TOKYO 店長) “音楽とスポーツをこよなく愛する集団”をキャッチコピーとし、ヒップホップやジャズなど幅広いジャンルのレコードを取り揃える「JAZZY SPORT MUSIC SHOP TOKYO」の店長。 |
※2014年10月発行『i bought VOL.07』に掲載された記事です。
※価格・販売状況は掲載当時のものになります。