DATE/購入時期
2006年7月(くらい……?)
LOCATION/購入場所
DISK UNION 吉祥寺店
PRICE/購入価格
¥2,000くらい
FORMAT/購入形態
CD
「この作品はこれまでにレビューしつくされていると思うので、自分のことも絡めつつ……。最初に聴いたのは2006年……16歳くらいだったかな。当時は、後追いだったので『どうして自分はあと10年早く産まれてこなかったんだ!』なんて悔しく思ったりもしましたが、今でもカッコイイ彼らを見るとそんなことを思っていた自分をぶん殴ってやりたくなります。とにかく1枚通してジェットコースターのようなアルバムです。僕が一番最初にハイスタに触れたきっかけとなるCDは『MAKING THE ROAD』だったんですが、その次に聴いたこのアルバムがあまりに衝撃的で、その影響は現在の僕自身の活動であるハイパージュースのギグにも見受けられるかと思います(笑)。今では制作の合間、車の中でもよく聴きますし、これだけ聴いているのに聴くたびに毎回ワクワクさせてくれる名盤です。とりあえずみんな1回は、指にマッキーで“P・U・N・K”って書きますよね」
DATE/購入時期
2004年頃
LOCATION/購入場所
国分寺の珍屋
PRICE/購入価格
¥1,000くらい
FORMAT/購入形態
CD
「1995年にリリースされたダブマスターXさんとピアニカ前田さんによる作品です。昨年リリースした私のアルバム『世界各国の夜』の中で、このCDの2曲目に入っているYOUさんがヴォーカルのバージョン『東京狼少女-Tokyo Luv Story featuring YOU』をカバーしました。岡崎京子さんによる東京タワーの描かれたジャケット、アダルトなサウンド、歌詞、その他諸々すべてから自分のイメージする’90年代の東京の大人の夜の空気が漂ってきます。といっても、’90年代の大半は私は小学生でしたので、主に泥だんごをつくったり、公民館で卓球したり、Jリーグチップスのおまけのカード集めに夢中で、実際に大人たちがどんな音楽を聴き、どんな夜を過ごしたのかというのはあくまで想像になってしまうのですが……。体験していないのに鮮明に思い出すことができる、音楽の中だけに存在するエキゾチックな’90年代の東京の夜がここにあります」
DATE/購入時期
1993年
LOCATION/購入場所
Virgin Mega Store関内店(!?)
PRICE/購入価格
覚えてない
FORMAT/購入形態 CD
「厳密にこの作品及びマニックストリートプリーチャーズ、通称マニックスにハマったのは発売当時ではないと思う。ただよく考えてみると、自分の持つパンク的要素の多様さとそれに相反するが持ち合わせてしまってる愚直さは、彼らこそがルーツな気がする。自分が今も崇めるパンクヒーローのジョー・ストラマーやジェームス・チャンスよりも実は、マニックスのリッチーによる4REAL写真や、彼らのビッグマウス、起こす行動に潜在的に喰らってたことが俺の最初のパンク的衝撃であり今でも核(コア)なのかもしれない。『Motown Junk』のイントロからのギターリフにはいまだに奮い立つし、『You Love Us』のサビは今でも無我夢中でシンガロングできる。そして『Motorcycle Emptiness』という楽曲に関しては究極なまでに素晴らしく、俺にとってのこの作品こそが偉大なる’90s、ジャンル不問で語るべき、今でも心躍る最高のロックンロールであります」
DATE/購入時期
1996年9月
LOCATION/購入場所
JEUGIA 高野店(現在は閉店)
PRICE/購入価格
¥2,000くらい
FORMAT/購入形態
CD
「1996年。僕は中学1年生。ロッキングオン誌を毎月血眼になりながら読み、少ない小遣いの中から吟味するのが日常でした。もちろん共有できる友達はおらず……。そんな中ふと目に止まったのがこのアルバム。M1『Tired Of Sex』からぶっ飛び、エアドラム、エアギター(当時ギター弾けなかったので木製バットをギターに見立ててプレイ!)しながらリピートしまくったのです。対訳を読んで思いを馳せ、リヴァース・クオモという男の情けなくも愛おしいに姿に自分を投影しながら……。しかし記憶では多分このアルバムは発売当初は失敗作扱いされていたはず。今ではみんなの愛する名盤になっているのだからわからないもんです。同じ年に発売されたブラッドサースティ・ブッチャーズ『kocorono』、翌年に発売されたヨ・ラ・テンゴの『I Can Hear The Heart Beating As One』、ペイヴメント『Brighten The Corners』と並んで、今なお聴きまくる宝物のような1枚」
DATE/購入時期
1995年
LOCATION/購入場所
DUKE(愛媛のCDショップ)
PRICE/購入価格
¥1,000くらい
FORMAT/購入形態
CD
「TK的フォークソング。番組の企画でダウンタウンの浜田雅功と、小室哲哉のコラボレーションによって制作された作品。シングルです。当時から好きだった曲だけれど、私が2014年にメジャーデビューして一度擦り切れていた時期、『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP 20周年大感謝祭』という年末の特番で’90年代にヒットチャートのトップを飾ってきたスターたち(ダウンタウン、GACKT、河村隆一、小室哲哉、鈴木亜美、 PUFFY、MAX、TMなど。敬称略)がそれぞれの人生を乗り越えた上で番組のクライマックスでこの歌を合唱していて、『流れる景色を必ず毎晩みている 家に帰ったらひたすら眠るだけだから ほんのひとときでも自分がどれだけやったか 窓に映っている素顔を褒めろ』という歌詞を聴いたら涙が止まらなくなり、録画を何度も何度も繰り返し観た。ひとまわり景色をみて、がんばった自分を肯定できる応援歌」
大森靖子(ミュージシャン)
愛媛県松山市出身、武蔵野美術大学卒。大学進学をきっかけに上京し、さまざまな場所で行なう弾き語りライヴが口コミで話題にとなる。結婚、出産を経て3月23日にメジャー2ndアルバム「TOKYO BLACK HOLE」発売!
JUDY AND MARY 「POP LIFE」
ayU tokiO(猪爪東風)
DATE/購入時期
1998年6月
LOCATION/購入場所
BOOK OFF
PRICE/購入価格
¥500くらい
FORMAT/購入形態
CD
「JUDY AND MARY2枚目のミリオンセラータイトルだそうです。この頃の音源は今のものと並べて聴いてもあまり古く感じないです。大変な難産であったというこのアルバムですが、メンバーそれぞれの作曲、YUKIによる作詞、Tack and yukkyによる作詞(YUKIとTAKUYAの共作)、と、ひと通りの創作パターンがさまざまなタイプの楽曲の中で繰り広げられていて聴き応え十分です。前作での大成功の後、とまどい揺れ動く心、その中で産み出されていった楽曲たちなのだなーと、考えつつ聴いてみても大変興味深い内容です。音楽に夢のある時代、その裏に存在した苦しみがバッチリ記録されている貴重なJポップロックアルバムだと思います。YUKIちゃん、超スターだったし。YUKIちゃんの歌詞がだんだん現実離れしていく感じが最高です。遠いです。作品(アルバム)ごとに少しずつ性格の違う彼女の歌詞ですが、この頃のYUKIちゃんが一番切なくて好きです」