藤原ヒロシ、スニーカーへの想いを 『Fragment』本誌に込めて―溝口基樹対談」で使われている画像

Fragment

──今回の『Fragment』は、ニューヨークの出版社、リッツォーリから刊行されています。どうしてそのような流れになったのでしょうか? 藤原ヒロシ(以下HF) 話が立ち上がったのは、2年ぐらい前のことです。 リッツォーリの担当者とお茶を飲んでいた時に、何か僕の本を出したいと言われたのですが、実際、僕はその時、今までに本に掲載されていない新しいアイテムもあまり持っていなかったし、新たに撮影する時間もなかったので、一度はお断りしたんです。 だけど、これまでに国内で出版した本に使われている写真やテキストを海外向けに再編集すれば、新しい本ができるんじゃないかと考えた。 僕のアーカイブ的な本の海外版はありませんでしたから。 それでゴーサインが出て、今に至るという流れです。 そのまま今までの本とかも全部溝口さんにやってもらって、溝口さんにお願いした感じです。 ──これまでに日本国内で出版された本といえば、『the shadow of the official art works』(※1)や『Personal Effects』(※2)、最近だと『Sneaker Tokyo vol.2 "Hiroshi Fujiwara"』(※3)が印象に残っています。 HF  『Fragment』には、それらの本に載っている写真が多く使われていますね。 最近の作ったもので初めて掲載されたアイテムもありますが、基本的には既存の素材を生かして、溝口さんに魅力的に再編集してもらった形です。 あくまで海外に向けた僕のアーカイブ本という位置づけですね。

i bought編集部

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