スタイリストTEPPEIら2人のフルカスタムした愛車 ベンツ&ベスパ
スタイリストTEPPEIの愛車Mercedes Benz(メルセデスベンツ)G500、SÏVAデザイナーTeruhiko Tsuji a.k.a TRÜの愛車vespa(ベスパ)PX200FLをご紹介。
最近フルカスタムした極上の愛車に注目!
目次
Mercedes Benz(メルセデスベンツ) G500
モダンでクラシック。ルーツと機能がルックスにも現れているところに惹かれて購入
「スタイリストを始めた頃は原付(ZOOMER)で仕事してたんですけど、コツコツお金を貯めて買いました。スタイリストの仕事をする上で、洋服を運ぶのはもちろんなんですけど、この車は後ろのトランクがラックを立てた状態で入れられるんですよね。同じSUVの車でもこの高さがあるものがなかなかなくて。だから、いろんな現場でもスチーマーとかを車の中でかけられるので、とにかく仕事がしやすいです。そして、1979年にこの車の最初のモデルが出たらしいんですけど、もともとNATO軍の装甲車としてが始まりみたいで。そのルーツや不変的でクラシックなかっこよさに惹かれました。2001年から“ニューインテリア”と言って、内装が現代仕様に変更されたり、エンジンとかが機械制御から電子制御に変わったんですけど、その寸前の移り変わりがミックスされている時のモデルなんです。街中であまり見かけないマニアックな型式というこだわりもあります」
FRONT.
購入時期 2007年に購入し、2012年にフルレストア
購入場所 親友の紹介
購入価格 ───
「もともとが完成された車なので、デフォルトの状態で乗っても十分かっこいいと思うんですけど、一緒にいる時間が長くなるにつれて可愛気も出てきてカスタムし始めました。わかりやすいところだと背面タイヤをスムージングしたり、サイドマフラーとホイールをブラバスに変えて強さの要素を入れたり。あとはサイドモールまでスムージングをして、より洒脱なイメージを強めています。 “TOKYO G”をテーマに、とにかくクールにスタイリングしています」
REAR.
SIDE.
TEPPEI(スタイリスト)
2006年、ファッションスタイリストとしてキャリアをスタート。初仕事である映画「間宮兄弟」では、衣裳を担当するとともに出演も果たす。以降、国内外の雑誌・広告・アーティストなど、さまざまな媒体で活動する若手スタイリストの注目株
vespa(ベスパ)-PX200FL
原形をとどめてないけど、ベスパにしか出せない存在感を大事にしている
「車でもそうなんだけど、絶対にワンオフのカスタムを手掛けた車体にしか乗りたくなくて。このベスパもまず車体を去年の夏頃に買って、すべてのパーツに手を加えてます。部品は自分で海外のサイトなどで探して取り寄せますね。このウインカーなんかは車のFIATのウインカーを取り付けてたり。ボディーも切り取ってエンジンなんかを剥き出しにしたり、ハンドルも短くして自転車のグリップサイズに細くしたり。自分がやってる“SÏVA”のコンセプトもそうなんだけど、単純な見た目のかっこよさだけでなく、他の人と同じでないことを表現したいから。それがこのバイクにも現れてると思う。実際、自分が作っている服を着て乗っても違和感なくはまるし。ヘルメットも”BLACK MEANS”の雄二郎にレザーを貼るのを手伝ってもらったんだよね。ドイツのカスタムには影響をかなりうけていて、まだまだ自分の中では完成形ではないから、これからもちょっとずつ手を加えていきたいね」
FRONT.
購入時期 2012年夏
購入場所 ────
購入価格 ────
装甲車を思わせるマットなダールブラックに“SÏVA”に通ずる世界観が見て取れる。
「シート・マフラー・ドロップハンドル・ライト・サスペンション・タイヤ・ホイール・ミラー・ステップ…と、すべてが日本ではあまり見ることができないパーツを海外から取り寄せて、カスタムしてもらったんだよね。このグローブもフランス軍のもので、防寒性も備えてて、“SÏVA”のウエアと合わせても全然いいな、と思って海外のサイトで購入しました」
REAR.
SIDE.
Teruhiko Tsuji a.k.a. TRÜ(SÏVA(シヴァ)デザイナー)
2006年、ヒンドゥー教の「シヴァ神」が名前の由来となったブランド、“SÏVA”をスタートさせる。音と図像的・文学的アート、言葉とイメージをすべて表現するために、内から滲み出てくるオリジナリティー性をもって、生地や加工にもこだわる
※2013年03月発行『i bought VOL.01』に掲載された記事です。
※価格・販売状況は掲載当時のものになります。