BEAMSクリエイティブディレクターの愛用本棚とおすすめ書籍6選
BEAMSクリエイティブディレクター青野賢一がリアルに愛用する本棚を大公開。種村季弘や海野弘など、おすすめの書籍6選もご紹介。
目次
青野賢一 / BEAMS クリエイティブディレクター
「友だち」が増える速度に本棚が追いつかない
写真の本棚は蔵書のごく一部で、部屋の各所に本棚や本の山が点在する青野邸。
「本は執筆用の資料としても、純粋な娯楽としても欠かすことのできない大事な友だちみたいなもの。で、気になるとすぐ買っちゃうから、増えるスピードに本棚がついていけないんです」
お気に入りの本
1.『怪奇・幻想・綺想文学集:種村季弘翻訳集成』 種村季弘
著者が翻訳した小説や戯曲の中から、未発表ものを中心に収録。
「非常に博覧強記で、文章を書くうえで一番影響を受けた人です」
2.『地下都市への旅』 海野弘
映画、音楽、写真といったさまざまな現象から現代文化の本質を探り出す。
「海野さんも本当に博識。彼らしい表層論が展開されています」
3.『世界シンボル辞典』ジーン・C.クーパー
さまざまな事物が“何の象徴なのか”を解説したディープな書。
「これは完全に資料として使っています。辞典形式になっているので便利」
4.『洋食や』 茂出木心護
日本橋たいめいけん初代店主の小エッセー集。
「食ブロガーの平野紗季子さんと知り合ってから食の本にも目がいくようになりました」
5.『扉の国のチコ』巖谷國士、中江嘉男、上野紀子
胸騒ぎを覚える不思議な世界観の1冊。「シュルレアリスム的文脈の絵本。アーティストのフレネシさんに教えてもらいました」
6.『IN THE CITY Vol.7』
ビームスが発行する文芸誌。
「いい意味で雑駁で、堅苦しくない。でもちゃんと文学っぽいという立ち位置。自分も連載を持っています」
※2013年03月発行『i bought VOL.01』に掲載された記事です。
※価格・販売状況は掲載当時のものになります。