ファトグラファー三吉ツカサ、スタイリスト石井大、BMXライダー伊藤悠吾の愛車
ファトグラファー三吉ツカサの乗るEUNOS ROADSTER、スタイリスト石井大の乗るTOYOTA DELIBOY、BMXライダー伊藤悠吾の乗るJimnyについてインタビュー。
なぜ、ライフスタイルの相棒にこの車を選んだのか伺った。
目次
三吉ツカサ / フォトグラファー
EUNOS ROADSTER NA6 ’91
DATE/購入時期 2011年
LOCATION/購入場所 ────
PRICE/購入価格 ────
「僕がこのロードスターを買ったのは、今から約2年前になります。買おうと思った時から“仕事で使うために”という意識はまったくなくて。もともとコレが好きだったというのもあるけれど、おもちゃみたいな感覚で車をイジりたいと思った時に、たまたま巡り会った1台なんですよね。正直なところ、乗り心地がスゴく良いわけではないし、見た目勝負っていう部分も大きい。だけど、僕ら世代にとっては、それも重要なポイントなんですよね。ちょっとヤレた表情にも、愛嬌を感じています。とにかく、休みの日に工具を握りしめて自分でイジれる、遊びに夢中になれる。そんな現代を逆行するアナログ感を楽しめることが、イチバンの魅力だと思っています」
時代の流れに逆らうようなアナログ感たっぷりのセカンドカー
まだまだ完成にはほど遠いと話すコチラの車。では、現在は、どのようなイジり方を楽しんでいるのだろうか。
「今は遊び始めたばかりという感じで。パワステやエアコンを外して軽量化したり、メーターを付けて雰囲気を楽しんだり。趣味でレースに参加することもあるので、そのイメージを少しずつカスタムに反映しています」
FRONT.
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SIDE.
三吉ツカサ(フォトグラファー)
15歳の時、キャリアをスタート。ライブカメラマンとして盤石の地位を確立した現在ではBRAHMANをはじめ、さまざまなアーティストから厚い支持を受けている。写真家としてはもちろん、車に造詣が深いことでも有名
石井大 / スタイリスト
TOYOTA DELIBOY ’92
DATE/購入時期 2013年3月
LOCATION/購入場所 ────
PRICE/購入価格 ────
「独立から2年が経ち、そろそろ車が欲しいと考えていたんです。それで、荷物が積めて、嫌みのない車を探して見つけたのが、コレ。もともと商業車が好きっていうのもあるけど、デリボーイという名前に惹かれましたね。1989年に誕生して、1995年に製造中止になったという、6年間しか販売されていない希少性もいいですよね。仕事柄リースは不可欠なので、荷物をたくさん積めることは最低条件だったんですけど、この車はハンガーラックが付いているので、洋服がシワになる心配もないし、靴などもたくさん積めるので機能的に満足してます。デザイン面でも、不格好だけどお洒落。他の人とかぶらないっていうことも僕の中でのポイントですかね?」
人生初の愛車に選んだのは仕事柄を意識した商業車
車好きの間で人気の高いモデル。前オーナーのフル塗装で、エクステリアもカスタム。
「ワンオフのナビカバーや、マニア受けするmomaハンドルも買った時のまま。バックの観音開きドアは荷物の出し入れに便利だけど、雨の日は庇になる部分がないのがやや不便」とのこと
FRONT.
BACK.
SIDE.
石井大(スタイリスト)
敏腕スタイリスト、小林新氏に師事。2年前に独立。その後メンズファッション誌を中心に、カタログなどのスタイリングを手掛ける若手スタイリストの注目株。プライベートではHIPHOPをこよなく愛することで知られる
伊藤悠吾 / BMXライダー / Alive Industry(アライブインダストリー)
Jimny JA22 ’97
DATE/購入時期 2012年秋
LOCATION/購入場所 ────
PRICE/購入価格 ────
「日常的な移動手段の足として愛用しているのはBMX。でも、趣味のサーフィンやフィッシングにいつでも気軽に行きたいから、昨年思い切ってジムニーを購入しました。けっこう奥深いところまで釣りに出掛けることが多いので、どこにでも突っ込んで行けるコンパクトさと、良い意味でラフに乗れる感じが気に入っています。僕が個人的にイジったところは、ハンドルくらいかな。この渋いボディカラーには、ウッドハンドルを合わせるしかないなって思って。とにかく、ドノーマル仕様なルックスが好みですね。都内では仕事のために必要っていう人が多いと思うけど、僕にとってはライフスタイルを充実させるためのギアのひとつとして解釈しています」
身近な遊びを堪能するために必要不可欠となったメインギア
基本的には購入時からほとんどカスタマイズしていないという1台。
はじめからオプションとして付いていたというルーフキャリアやステップが、彼にとってはツボだったのだとか。
「大型の荷物が積みやすいからすごく便利ですね。遠方でBMXのイベントがある時はもちろん、サーフスポットに行く時なんかも重宝しています」
FRONT.
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伊藤悠吾(BMXライダー/Alive Industry)
男気溢れるスタイルを持つ生粋のストリートBMXライダー。ROB SERVICEほか、昨年仲間とともに立ち上げたBMXブランド、Alive Industryを主宰。現在のリアルBMXシーンを牽引する、トップライダーのひとり
※2013年6月発行『i bought VOL.02』に掲載された記事です。
※価格・販売状況は掲載当時のものになります。