「池松壮亮、今宿麻美らが着るFACETASMの“現在”」で使われている画像
FACETASMを着る小木“ POGGY”基史氏
「今日被っているのは、ユナイテッドアローズ & サンズで別注させてもらったハットです。今季うちはインディゴとかデニムをテーマとしてるので、ネイビーでカラー別注をさせてもらいました。日本のブランドって、モノ作りにはこだわっていても、良さを伝えるのが得意じゃない謙虚なブランドが多い気がするんです。ファセッタズムに関しては、モノ作りはもちろん、見せ方も上手くて、ちゃんと自分たちのカルチャーも取り入れてるところが魅力ですね。それを意思疎通のとれた少人数のスタッフでやっているというシンプルな強さも感じます。今世界で活躍しているデザイナーの多くが影響を受けている、’90年代のラフ・シモンズとか、メゾン マルタン マルジェラとか、ヘルムート・ラングとかには元ネタを捻っている面白さがあったじゃないですか。ファセッタズムにも元ネタがしっかりとあって、アレンジしている心地良さがあります。古着とも合わせられるモードブランドっていう在り方が、凄く、改めて東京っぽい。落合さんは、東京のファッションウィークのこれからも見据えていると思うので、そういう意味でも東京のシーンを引っ張っていって欲しいなって思うんです」。