「スタイリスト伊賀大介、フォトグラファー藤代冥砂ら4人の愛用本棚と愛読書」で使われている画像
『デザインのデザイン』 原 研哉
「この書籍には、ある建築家の本を読んだ後、その関連書として出会いました。“デザインのデザイン”。私も洋服のデザイナーとしていつも考え、問いかけています。本の内容は簡単なデザインの歴史に始まり、いろいろなデザイナーの方の作品が紹介され、デザインの持つ意味と意義などが書かれています。著者の原 研哉さんは、私も個人的に好きな無印良品のボードデザインチームの方。原 研哉さんの“市場を教育する”という視点には、とても共感を覚えます。ものを買うという行為にスポットを当て『i bought』とも関連深い1冊ではないでしょうか。そしてものを買ってもらうブランドのデザイナーとしては、いろいろなことを経験し、発想法、表現法、美意識などの引き出しをもっと磨き、さらに考えたもの作りが大切だと感じました。“デザインって何??”とあらためて考えさせられる本です。ぜひ、大勢の方に読んでいただければと思います」