東日本大震災を題材に、生者と死者の新たな関係を描き出した物語。

「持ち歩いて読む用に、カバーは外しています。文章がラジオDJの語り口だからリズミカルで読んでいて気持ちよく、自分の中に浸透していく感覚。他にはない質感、驚きと共感もあって凄まじく感動!」

不条理な現実を前にして疾走するひとりの青年の人間的成長を描く。

「花沢健吾さんの原作マンガがメッチャ好きで、監督は三浦大輔さん、松田龍平くんも出演しているし好きな人ばかりが関わっています。残酷なまでのリアリティも感じられ、すべてが良かったですね」

ココロに“刺さって” 知らぬ間に自分に影響を与える存在

本もDVDも好きな作品は、何度も読み返して観返すそうで、頭をクリアにして没頭するためにコーヒーとチョコは必須。作品をセレクトする際は、予備知識も先入観もなく単純に自分自身に“刺さった”かどうかが基準だそう。

’80s ブルックリンの黒人たちの写真集「BACK IN THE DAYS」で知られるJamel Shabazzの4作目。

「’80s初期から2005年の最新作までを収録。9.11も収録されるなどドキュメンタリー色が強く、歴史的価値を感じます」

全世界から熱狂的な支持を集める監督をフィーチャーした映像作品シリーズ。

「ミュージック・ビデオやショートフィルム、TVのCMなんかも収録されていて、これだけ持っていなかったので、ブックオフで発見して即買い!」

大好物のブラックカルチャーを 視覚から感じ取る

ブラックカルチャー好きとしても知られる石井さんが選んだBOOKは、N.Y. のブラックコミュニティーを撮り続けてきた写真家の近作。DVDはBeastie BoysのPVでも知られる監督の映像作品集と好きを貫く姿勢でセレクト。

MURAKEN初の写真集は全100ページにわたって、13年間のアーカイブの中から選び出されたスケートボード一色。

「これは1999年〜2013年までに彼が撮り貯めたスケートシーンの歴史! リアルな空気感が感じられます」

「スケーターのほんちゃん（本多聡宏）が制作したスケートDVDの2作目。横浜の仲間から旅先で出会ったローカルスケーターまでが出演。BGMもイイし、スポットも最高! ちなみにウチ（Guru’s Cut&Stand）でも販売中」

スケート仲間が手掛けた作品は常にチェック&プッシュ

基本的に本はアートブックや写真集、家ではあまりTVも観ないしDVDは映画とスケートビデオがほとんど。なので、逆にスケートに関するモノは常にチェックし、今回のようにスケート仲間が作った作品を買うことも多い。

はるか昔にバイクが禁止された未来の地球を舞台に描く本格SF。

「もともと『キリン』が好きだったので。やっぱりバイクが絡む作品は気になっちゃいますね」

「NHKとイギリスBBCが共同制作した自然ドキュメンタリーはリラクゼーション効果アリ。水産系専門学校に通っていたので、水の中の世界は大好きです」

一見、脈略がないようで 実は自身を構築するエレメント

バイクと水、まったく脈略のない組み合わせも、実は水族館の飼育員を目指していた経歴を持ち、また現在はバイク乗りでもある高橋さんを構築する大事な要素。ルイボスティーは、身体にもイイから愛飲。

’80s以降のスプラッター映画を大全化したホラー映画の大百科。

「COCONUTS DISKで約￥1,000。この本を読んで、次に観るべき作品を選んでいます」

デジタルリマスター版。

「ゾンビのメイクなんかは稚拙なんだけど、そこが逆に好き。新宿のビデオマーケットでジャケを見て、ヤバそうなので即買い！」

飛び散る血飛沫、 響き渡るのは恐怖の叫びでなく笑い声

自身が作るアート作品の題材にもするほど大好きなスプラッター映画をテーマとしたBOOK＆DVDをセレクト。ゾンビは可愛いと語り、最近は食事をしながら観て「ヤベェ〜!!」と笑っているそう……。

「2人のグラフティライターがスプレー缶片手に3ヵ月間でアメリカ大陸を横断した記録です。どこかアンダーグラウンドとモードな匂いを同時に感じますね」

世界中で愛されている絵本を実写化。

「もともと絵本を持っていて、どのように映像化されるのか興味津々だったけど、ちゃんと大人が観ても面白い作品!」

“ココではないドコか”、 そこにはまだ見ぬ世界がある

水澗さんが選ぶのは、国内外のグラフティーシーンに興味があればご存知の書籍と、世界中で約2,000万部も売れているベストセラー絵本の実写版。基本的に家では飲まず、お供も炭酸系が基本とのこと。

庭園デザイナーとして知られる著者がわかりやすく禅の精神を教える。

「TSUTAYAにて見つけて、“所作”というキーワードに惹かれてジャケ買いでした」

1974年公開のサーフムービー。

「ヒッピーコミューン的な雰囲気やクラシカルなサーフスタイルが好き。僕も家が辻堂で、休日は海に浸かっているので」

“禅とサーフ”、 人間だってこの世界を形成する一部分

足し算の物質文化から、引き算の精神文化へ。日常生活の中で自然への敬意を表しつつ“美しく”生きていくという理想は、禅とサーフィン、その両方に通ずるハズ。名物のOKURA焼きではブルーベリー派。

全400ページというボリュームで語られる日本が誇るニュー・ウェイヴ・オリジネイターのひとり、中西俊夫の自伝。

「未発表ライブ&デモのCDはまだ未聴」

「知っていたけど、最近改めて鑑賞!!」。

世界の5つの都市のタクシーの中で同じ時間に起こる出来事を繋いでいく、鬼才ジム・ジャームッシュ監督作品

独特のユーモアと新鮮な演出、 最初は誰もがインディーズ

今へと続くTOKYOサブカルチャー黎明期、音楽にファッションにとニュー・ウェイヴの最先端を走っていた人々を描く自伝と、鬼才ジム・ジャームッシュ監督のオムニバス作品。キーワードは“インディーズ”?!

人類と謎の存在“巨人”との戦いを描く人気漫画。

「スタッフの詳しいヤツに面白いからと薦められてハマりました。他にジャンプ系も好きなんですよね」

「ディスカバリーチャンネルや『アニマルプラネット』など、自然を描いた作品が好きなんですよね。シマウマってライオンからは見えないらしいですよ」

食うか食われるか、自然界のルール “弱肉強食”を知る

意外にマンガ好きな角田さん。現在、アニメも放送中の人気コミックと自然界における“食うか、食われるか”をテーマにしたドキュメンタリー作品をピックし、お供は味の濃さがお気に入りのコーヒーを。