N.HOOLYWOOD尾花大輔の「Tシャツ」ベスト10
無印良品ムジラボのメンズディレクターも務めるN.HOOLYWOOD(エヌハリウッド) デザイナーの尾花大輔がこの10年間の自分を映し出すアイテムとしてTシャツ、ベスト10を紹介。
尾花大輔が世界各国で集めたTシャツとは。
目次
MUSEUM T-SHIRT
尾花大輔 / N.HOOLYWOODデザイナー
世界各国のミュージアムを訪問
芸術家に思いを馳せる土産Tシャツ
「年間を通して、よく美術館やギャラリーに行きますね。」と尾花さん。
クリエイティブな活動を続けていく上で、さまざまなアートに触れることは自身にとって重要なライフワークのようだ。ミュージアムで購入するスーベニアTシャツは
「意識して買い始めた訳じゃないけど昨今のは、着たくなるような雰囲気のものが多いかな。Tシャツなら行った記念にもなるし着れるので、買い始めました。」
N.HOOLYWOOD
T-SHIRT
今年7月4日、大阪にオープンした新店の記念Tシャツ。
「3階が、the newlyという名前のギャラリー兼スタジオスペースになっていて、そこのスーベニアTシャツです。」
CHUCK CLOSE (チャック・クローズ)
T-SHIRT
「2005年頃はよく、SFに行っていたのもあるが、チャック・クローズの細かい写真にしか見えない描写に圧巻。即、作品集とTシャツを購入。背中のプリントの位地なんかも泣かせるポイント。お気に入りの一枚かな。」
EDWARD GOREY (エドワード・ゴーリー)
T-SHIRT
「彼の遺作とか趣味の物が置いてあるケープコッドのミュージアムにて買いました。挿絵をプリントしたTシャツ。彼の絵は、皮肉でミステリアス。でも、心が暖まるんですよね。」
RODCHENCO+ STEPANOVA (ロトチェンコ+ステパーノワ)
T-SHIRT
「ロシアアバンギャルドの芸術性を形造ったロトチェンコは好きなアーティスト。庭園美術館でやったというのもマッチしていた。Tシャツのプリントはちょっとイマイチだったけど、寝間着、休み着で着てるかな。」
ZERO : Countdown to Tomorrow (ゼロ)
T-SHIRT
「そもそも好きだったイブ・クラインも参加していたという事もあり興味深い展示だった。できれば当時のインスタレーション時みたいに大きいマルのプリントでも良かったのかなとも。シュリンクパッケージも、なかなか良い。」
YOKO ONO (オノヨーコ)
T-SHIRTS
後輩との物々交換で10数年前に入手。
「オノ・ヨーコさんが、71年に発表したアルバム“fly”。発表したタイミングで何かしらのかたちで売られたのではないでしょうか。とても大切なTシャツ。」
DAMIEN HIRST “Micky”×MARK JACOBS (ダミアン・ハースト×マーク・ジェイコブス)
T-SHIRTS
「ダミアンとジュエリーでコラボした友人の展示を見に行った時、この”Micky”があり、なんてモダンなんだろうと!正直、巨大フレームを買いそうになりました……。それもあって、友人からこれをプレゼントで頂きました。トートバッグ付きで。」
FRANK STELLA (フランク・ステラ)
T-SHIRTS
「DIC川村記念美術は、僕の好きなコンテンポラリー系の展示が多く、お気に入りの美術館。特にステラの展示が初期の頃から現代まで、相当な数を保有しているのも良い。オリジナルで制作されたTシャツだと思うのですが、まとめ方が美しく何枚か持っています。」
FRANCIS BACON (フランシス・ベーコン)
T-SHIRTS
「男だったら、彼、惹かれますよね。とにかく好きだったので、喰いる様に見に行ったなと。作品は到底高すぎて買えないと思っていたのですが、R.アヴェドンが撮った彼のポートレートがオークションに出ていて……悩みましたね。」
OKO ONO
T-SHIRT
水戸芸術館で行われたYES オノヨーコ展にて。
「回顧展だったので、インディカギャラリーでやったときのポスターなど展示品のプリントが多く、 当時、大量に買いました。」
尾花大輔(N.HOOLYWOOD DESIGNER)
古着のバイヤーを経て、2000年にN.HOOLYWOODを設立。 ’02年には初のコレクションを発表し、現在ではNYにその場を移す。 今年7月、東京に次ぐ路面店が大阪にオープン。