遠藤彩香らスタイリスト8人による冬の装いコーデ
遠藤彩香をはじめ、さまざまなフィールドで活躍するスタイリスト8人のコーディネイトから自身の“スタイル”を再考したい。シーズン毎に変わるトレンドと、リリースされる膨大な数の洋服をどう着るのか?N.HOOLYWOODやnonnativeなどのアイテムも。
目次
001: 遠藤彩香 Ayaka Endo
「コンテンポラリーで クールな印象のものに惹かれます。 なので自分のスタイルも シンプルでエッジのあるコーディネイトがスタンダード。 カルチャーやアートから派生したファッションが好きなので、 洋服からその背景や人間像が覗くような スタイリングを心掛けています。 ちょっと男っぽい考え方なんですかね」。
wear
JOHN LAWRENCE SULLIVAN(ジョンローレンスサリバン)のシャツ、J.W.Anderson(J.W.アンダーソン)のニット、mame(マメ)のパンツ、Balenciaga(バレンシアガ)のローファー(すべて本人私物)
遠藤彩香
スタイリストMoriyasuに師事後、独立。
雑誌、広告、タレントなどを多数手掛ける。TRON management所属
002: 服部昌孝 Masataka Hattori
「今までカジュアルなアイテムを着ることが多かったんですが、 今季はダブルのセットアップが気になっています。 首元にボリュームが出る緩めのタートルと ワイドブリムのハットのバランスが好みで、 足下は堅くなりすぎないようにティンバーランドで。 自分の体型に合うワイドシルエットというのもポイントですね」。
wear
Elephant Blanc(エレファンブラン)のダブルジャケット ¥62,640、パンツ ¥35,640(ともにOnLotus)、 Cyderhouse(サイダーハウス)のタートルネックカットソー ¥12,960(Cyderhouse)、 nonnative(ノンネイティブ)のハット、Timberland(ティンバーランド)のブーツ(ともに本人私物)
服部昌孝
スタイリスト猪塚慶太に師事後、独立。
メンズファッション誌を中心にアーティスト、PV、CMなど日々活躍の場を広げている
003: 高橋エイジ Eiji Takahashi
「ロンドンから帰国したばかりの頃は エッジなアイテムを着ることが多かったんですが、 最近はドメスティックやセレクトショップのオリジナルなどに 目がいくようになりました。 作りがしっかりしていて着心地も抜群ですね。 今季はスポーツミックスとレイヤードが スタイリングのテーマです」。
wear
古着のニットキャップ、YAECA(ヤエカ)のシャツ、ANDERSEN-ANDERSEN(アンデルセンアンデルセン)のニット、 YAECAのパンツ(すべて本人私物)
高橋エイジ
‘09年に渡英しスタイリストとして活躍。
帰国後は東京をベースに国内外の雑誌、広告などを手掛ける。 TRON management所属
004: 森宗えりこ Eriko Moriso
「今季は“白”がポイント。 ニットのセットアップにはふわっとしずぎないよう、 レザーのライダースを合わせました。 冬はバブアーなどのメンズライクなアウターを着ることが多くて、 女性的なものと男性的なものを コーディネイトするのが自分のスタイル。 そのギャップが好きなんですよね」。
wear
Maison Martin Margiela(メゾンマルタンマルジェラ)のライダース、N.HOOLYWOOD(エヌハリウッド)のサーマル、Christophe Lemaire(クリストフルメール)のニットセットアップ、FALKE(ファルケ)のソックス、 adidas(アディダス)のスニーカー(すべて本人私物)
森宗えりこ
スタイリスト竹淵智子より2012年に独立。
レディースファッション誌を中心にブランドのカタログなども手掛ける
005: 小山田孝司 Koji Oyamada
「高校生の頃に好きだった1990年代〜2000年辺りの 原宿カルチャーやファッションがスタイルの根底にある。 それを今の時代にどう表現するかというのを意識しています。 クセのあるもの、変わったデザインのものを合わせることで 生まれる“違和感”を楽しみたい。 このキャップはラジオが付いているんですが、 そういう遊び心に惹かれるんです」。
wear
bodysong.(ボディソング)のスウェット、Dickies(ディッキーズ)×MOTIVE(モーティブ)のパンツ、 ヴィンテージのキャップ(すべて本人私物)
小山田孝司
1985年埼玉県生まれ。メンズ、レディース問わず独自のスタイリングで存在感を示す。
The VOICE MANAGEMENT所属
006: 西股淳一 unichi Nishimata
「柔らかいウールジャージー素材のセットアップは、 着心地抜群でデイリーに着れるのが魅力。 何にでも合わせやすいブラックスエードの サイドゴアブーツも今年よく履いていて、 すごく重宝しています。 コーディネイトはちょっとした色の使い方で 見え方が大きく変わると思っているので、 素材と色合わせには特に気を使っています」。
wear
TOMORROWLAND(トゥモローランド)のジャケット¥38,880、スラックス¥17,280 (ともにTOMORROWLAND SHIBUYA)、古着のジップアップニット、SANDERS(サンダース)のスエードブーツ(ともに本人私物)
西股淳一
スタイリスト二村毅より独立し、メンズファッション誌を中心に活躍。
その他アーティストやタレントなども手掛けている
007: 石井大 Dai Ishii
「今まで黒を着ることが多かったのですが、最近は水色やパープルなど 少し派手な色を唐突に入れるスタイリングが好きですね。 フランスの品のある雰囲気が気になっていて、 アナトミカのシンプルなコートをオーバーサイズで着ています。 自分のベースにあるワイドシルエットを上品なアイテムで表現するのが今季のスタイルです」。
wear
ANATOMICA(アナトミカ)のコート、theSakaki(ザ サカキ)のパンツ、HARUTA(ハルタ)のシューズ、LAULHERE(ローレール)のベレー帽、Oliver Goldsmith(オリバーゴールドスミス)の眼鏡(すべて本人私物)
石井大
スタイリスト小林新に師事後、フリーランスに。
ファッション誌やタレント、アーティストなど幅広い分野で支持される
008: 小川夢乃 Yumeno Ogawa
「今季はドラマティックな服が着たい気分です。 今日着ている真っ赤なワンピースもそうですが、 最近はそれだけでサマになる、 説得力のある服が気になっています。 ただ、全身気合いの入ったスタイルじゃなく、 どこかしらに違和感を感じるスタイリングが好みです。 ワンピースを着ても街に馴染むよう、 羽織るアイテムやアクセサリー、 小物でバランスを取っています」。
wear
homspun(ホームスパン)のワンピース、scye(「サイ)のライダースジャケット、 robita(ロビタ)のバッグ、JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー)のレギンス、AVM(アーム)のアクセサリー、 Anne et Valentine(アンバレンタイン)の眼鏡、New Balance(ニューバランス)のスニーカー(すべて本人私物)
小川夢乃
1983年生まれ。杉野服飾大学卒業後、ニットメーカーでデザイナーとして勤務。
2010年よりスタイリスト椎名直子に師事し、2012年独立。 雑誌を中心に広告やカタログ等で活躍中
※2014年12月発行『i bought VOL.08』に掲載された記事です。
※価格・販売状況は掲載当時のものになります。