高橋ラムダ、三原康裕ら全身コーディネート10選
LAD MUSICIAN黒田雄一、JOHN LAWRENCE SULLIVA柳川荒士、スタイリスト高橋ラムダ、モデル福士リナ、MIHARAYASUHIRO三原康裕らトップクリエイターの全身コーディネート10選をご紹介。
目次
クリエイター10人による旬な着こなし
01 黒田雄一 YUICHI KURODA
ITEM_LAD MUSICIANのカットソー セットアップ
春夏のテーマでもある宇宙服をモチーフにしたカットソー素材のセットアップ。
「フード口へ入れたコードがキレイな円を作ってくれるので、よりスペーシーな表情が保てますね。カジュアルになりすぎないけど、リラックスできるビッグシルエットなサイズ感と素材が気に入っています。厚底のサンダルやヴィンテージの銀食器を加工して作ったバングルを合わせて、フェミニンでミステリアスな感じで着たいね」。
黒田雄一(LAD MUSICIANデザイナー)
‘95年に自身のブランド「LAD MUSICIAN」開始。“音楽とファッションの融合”をコンセプトに、ロックな精神をデザインへと反映する
02 柳川荒士 ARASHI YANAGAWA
ITEM_JOHN LAWRENCE SULLIVANの3タックパンツ
軽量で滑らかなウールで仕上げた夏用3タックパンツを選択。
「ブランドから定番でリリースしている2タックパンツを変形させた3タックパンツです。 股上を深めに取って、ワタリ幅もゆったりめ。あと、ひざ上から絞ったクロップド丈なので、よりリラックスして履けるのが良いですね。シャツやカットソーをタックインして、高めのウエストでモダンに合わせたいですね」。
柳川荒士(JOHN LAWRENCE SULLIVANデザイナー)
‘03年に「JOHN LAWRENCE SULLIVAN」を設立。テーラードを軸としたメンズウエアを中心に、ウィメンズラインも展開している
03 青野賢一 KENICHI AONO
ITEM_STEPHAN SCHNEIDERのシャツブルゾン
「フライフロントのミニマルな表情、このブランドらしい平面的なつくりが気に入って原宿のインターナショナルギャラリー ビームスにて購入しました。ブルゾンではあるが、ネイビーのパンツにタックインしてオール イン ワン風にしたり、シャツ+タイを合わせたり、ショーツとポロシャツにヴァルスタリーノ的な感じで着たりと、さまざまなスタイリングに対応できるのがいいところですね」。
青野賢一(BEAMSクリエイティブディレクター)
「ビームス創造研究所」に所属し、執筆や編集、選曲、大学での講義など多方面で活動中。洋服や音楽、文学、アートにも造詣が深い
04 高橋ラムダ LAMBDA TAKAHASHI
ITEM_TAKAHIROMIYASHITA TheSoloist.のカットソー
「大きめのアームホールや、フロントのみのタックインに適したサイドスリットなどディティールが面白いですね。パンツに適当に突っ込むぐらいがちょうどいいかな。仕事ではタックインするスタイリングを提案することが多かったけど、自分はそういう風に着たことがなかったのでいいキッカケになりました。あと今季はボヘミアンやサイケデリックが気分なので、サンローランのハットもマストです」。
高橋ラムダ(スタイリスト)
スタイリスト白山春久氏に師事。その後独立。メンズファッション誌をはじめ、アーティストやタレントのスタイリングも手掛ける
05 福本愛美 AIMI FUKUMOTO
ITEM_Marniのバックパック
「大きめのバックパックが欲しかったので、メンズのマルニで購入しました。かわいらしいデザインとカラーが気に入っています。カジュアルになりすぎないように、ラグジュアリーなアイテムをプラスしてスタイリングしたいですね。今日はトレゾアのオーバーサイズなTシャツに合わせて、ラフだけどエルメスのバングルとかで少しラグジュアリー感を加えたコーディネイトにしました」。
福本愛美(Tu es mon TRÉSORデザイナー/ALICE HENDRYオーナー)
ロンドンで高く評価され、世界中で注目を集める、Tu es mon TRÉSORデザイナー。ショップ、ALICE HENDRYのオーナーも務める
06 鶴田研一郎 KENICHIRO TSURUTA
ITEM_TAKEO KIKUCHIのスカルプチャー スーツ
「これまでイギリスで仕立てることがほとんどだったけど、夏用のスーツが欲しくて菊池先生に作ってもらいました。パンツを強めに絞って、遊びを効かせたシルエットが気に入っています。今日は、少しウエスタンなイメージ。ハットやベルト、シャツとのバランス感とか。でもハットはクリスティーだし、靴もクラークス。組み合わせを自由に、自分の発想で着られるっていうのがこのスーツのコンセプト」。
鶴田研一郎(Gauntletsデザイナー/ユニット代表)
「Gauntlets」のデザイナーとして活躍するほか、世界各国のファッションやアートを日本へと発信するディストリビューターでもある
07 林真理子 MARIKO HAYASHI
ITEM_jonnlynxのノーカラーシャツ
「自分にとって定番的に取り入れているシャツだけど、今季はノーカラーが気分。かしこまりすぎないし、中近東っぽい感じの異国感がいい。乾いた場所へ旅行に行っているイメージというか。コーディネイトも旅先で買ったものを取り入れるような感覚で、民族調のベルトとかビーサンとかを合わせて、どこか力を抜けさせる感じがやっぱり自分には合っているかな」。
林真理子(jonnlynxデザイナー)
アパレルブランド「jonnlynx」、ジュエリーブランド「rainbow in the dark」のデザイナー。彼女が持つナチュラルな雰囲気にファンが多い
08 福士リナ RINA FUKUSHI
ITEM_tiitの刺しゅうブラウスとプリーツスカート
「胸に大きく入った刺しゅうがとてもキレイでかわいい。短めの丈感も着こなしやすくて気に入っています。スカートは以前、コレクションで穿かせてもらい、カラーや素材感が好きだったので合わせてみました。微妙に光沢感があるのもいいですよね。トップスは細いパンツにコンバースを合わせたりして、もう少しカジュアルに着るのもいいなと思っています」。
福士リナ(モデル)
弱冠16歳にして数々のコレクションにモデルとしてランウェイを歩き、雑誌や広告でも活躍中。今注目の若手モデルの筆頭株
09 三原康裕 YASUHIRO MIHARA
ITEM_MIHARAYASUHIROのポニースニーカー
「独特なツヤ感のあるオールポニー素材のスニーカーです。自分が履きたくて、ブランドとして初めて作りました。スニーカータイプのレザーシューズなので、ドレッシーにもカジュアルにも対応できますね。ポニースキンのアッパーは水はじき、通気性がいいので夏にもぴったり。テーパードの効いた太めのデニムなどのベーシックな普段着と合わせて、力が抜けているけどキレイな感じがいいですね」。
三原康裕(MIHARAYASUHIROデザイナー)
遊び心のある服をテーマに、国内外問わず高い支持を得る「MIHARAYASUHIRO」のデザイナー。’07年よりパリコレクションでの発表を続けている
10 山本真太郎 SHINTARO YAMAMOTO
ITEM_KIDS LOVE GAITEのダブルモンク
ブランドのアイコンモデル、ダブルモンクのラバーソール。
「軽量で弾力性のあるラクダのレザーを使っているので、春夏に合わせやすいです。オーパーオールやクロップドパンツなど裾幅や丈感をポイントに履きたいですね」。
山本真太郎(KIDS LOVE GAITEデザイナー)
ロンドンのオールドキュリオシティショップにて経験を積み、’08年にシューズブランド「KIDS LOVE GAITE」をスタート
※2015年06月発行『i bought VOL.10』に掲載された記事です。
※価格・販売状況は掲載当時のものになります。