柄本時生、二村毅、堀内太郎らクリエイター10人のコーデ集
俳優・柄本時生、スタイリスト二村毅、TARO HORIUCHIデザイナー堀内太郎、白山眼鏡店代表・白山將視らは数々の新作がリリースされる中、何を選択しどのように着るのか。
シーンを牽引するトップクリエイター10人のコーディネートを紹介。
目次
クリエイター10人による旬な着こなし
01 鈴木諭 SATOSHI SUZUKI
LOOPWHEELERのエキストラライトカーディガン
LOOPWHEELERの吊り裏毛の中で最薄手の素材を使用したカーディガン。
「ふわっと柔らかいライトウェイトな吊り裏毛は、とてもコンパクトになるので持ち運びにも便利。冷房対策や旅のお供にと、夏には手放せない1枚」。
鈴木諭(LOOPWHEELER代表)
旧式吊り編み機に惚れ込み、’99年に「LOOPWHEELER」を設立。日本製にこだわり、着心地のよい吊り編みスウェットを作り続けている
02 飛世拓哉 TAKUYA TOBISE
HELLY HANSENのレインハット
毎日何かしら被っているという帽子好き。
「防水生地なので、少々の雨ぐらいなら凌げます。夏はキャンプやBBQなど野外イベントが多くなるので重宝しそうですね。ワイドブリムが今っぽいので、日常のコーデにも取り入れやすい」。
飛世拓哉(.efilevol/CLEANAデザイナー)
留学先のロンドン・セントマーチンから帰国後、3人で「.efilevol」を立ち上げ。’14年秋冬からスカートレーベル「CLEANA」を開始
03 伊藤壮一郎 SOICHIRO ITO
HELLOS EXTRAFINEのジャケット
南貴之とのレーベルから。
「仕事でジャケットを着る機会が多いので、薄手かつ通気性に優れたコレは春夏に最適。シャツ感覚で羽織って、肩をドロップして着たいですね。複数のポケット付きで、旅行時も手ぶらで快適」。
伊藤壮一郎(soeデザイナー)
‘01年秋冬のブランド設立以来、スマートで都会的なリアルクローズを提案し続ける人気ブランド、「soe」のデザイナー
04 細谷武司 TAKESHI HOSOYA
PEEL&LIFTのオセロット柄半袖シャツ
「セックスピストルズのメンバーが着ていた同柄のシャツがモチーフになっているのがポイント。当時のヴィンテージシャツのディティールを参考にしつつ、着やすくアレンジしているので夏場にラフに羽織りたいと思ってます」。
細谷武司(PEEL&LIFTデザイナー)
‘05年にPEEL&LIFTを開始。現在‘78年のピストルズU.S.ツアーを撮影した写真展「I SURVIVED」が全国のPEEL&LIFTディーラーを縦断中
05 末安弘明 HIROAKI SUEYASU
KIDILLのゴブラン織ショー
「ゴブラン織のオオカミ柄が可愛くて気に入ってます。ザックリとしたオーバーシルエットが今の気分にちょうどいいです。ゴブラン織の上品な質感が対比になって面白いかなと。シンプルにポケTなどと合わせようと思います」。
末安弘明(KIDILLデザイナー)
昨年に「KIDILL」をスタートし、コレクションデビュー。3月にDLHデザインアワードを受賞し、日々勢いを増す気鋭ブランド
06 木島隆幸 TAKAYUKI KIJIMA
TAKAHIROMIYASHITA TheSoloist.の半袖ニット
「1年を通して、ニット素材のアイテムを着ることが多いですね。これはオーバーサイズで着るリラックス感が気に入っています。今夏は、全体をライトグレーとベージュで組み合わせるスタイリングが気になってます」。
木島隆幸(帽子職人/ハットデザイナー)
帽子デザイナー、故・平田暁夫氏に師事し、オートクチュールの技術を習得。高品質かつ独自の製法により、高機能でシンプルなアイテムを展開する
07 柄本時生 TOKIO EMOTO
NO BRANDの下駄
PHINGERINのジャケット¥43,200、タンクトップ¥25,920、ショーツ¥7,560(PHINGERIN)
「靴下が苦手で……。夏は雪駄を毎年履いていて、1年ごとに新しいものと買い替えています。今日みたいな甚平っぽいスタイルもよくするので重宝しています。この下駄はバラエティー番組の収録でスタイリストさんが用意してくれたもの。履き心地が良く、とても気に入ったのでそのまま買い取りました。やっぱり下駄ってラクですし、おそらく今年はずっとコレですね」。
柄本時生(俳優)
‘03年に映画「すべり台」にて俳優デビュー。今年も8月6日から「南の島に雪が降る」、12月6日から「レミング」など舞台や映画にと多数出演予定
08 堀内太郎 TARO HORIUCHI
HANESのロンT
いつでも同じスタイルを崩さない堀内太郎。
「基本的には夏でも長袖しか着ません。なので自分にとって、1年を通して定番なヘインズのロンTを着る予定です。最近も黒と白で40枚ほど買い足しました。シンプルですが、シーズンによってアウターで少し遊びを入れたりもするのでちょうどいいんですね。美術品や展覧会でインスピレーションを受ける分、自分はできるだけシンプルでいたいんです」。
堀内太郎(TARO HORIUCHIデザイナー)
’09年自身のブランド、「TARO HORIUCHI」を立ち上げ。洋服を中心にジュエリーや家具、アートワークなど、その活動は多岐に渡る
09 白山將視 MASAMI SHIRAYAMA
BUTCHER PRODUCTSのハイカットスニーカー
「ソールの雰囲気、ステッチの入り方、シューレースの色味などの細かな作り込みが大好きです。このスニーカーは、たまたま作っているプロセスを見せていただく機会があり、とても感激しました。最近のスニーカーで好みのモノがなかなか見つからなかったので、黒とカーキを2色買いしました。チノパンやデニムといった普段着に合わせるのがスゴく気に入っています」。
白山將視(白山眼鏡店 代表取締役)
日本が誇る眼鏡専門店の老舗、白山眼鏡店の社長。現在までに約450モデルものデザインを手掛け、各界の著名人にも愛用者が多い
10 二村毅 TSUYOSHI NIMURA
COMME des GARÇONS HOMME PLUSのウールショーツ
「ウールの短パンが欲しくてギャルソンで買いました。これだったらセンタープリーツも入ってないし、ワンウォッシュされているから割とベーシックでラフに履けるかなと思ってね。春先もウールのスラックスが多かったから、短パンもウールがいいかなと。着こなしのバリエーションは多くない方なので、今年の夏は紺のT シャツに紺のパンツで、スニーカーかサンダル。ネイビーに白のスニーカーがまたいいんですよね」。
二村毅(スタイリスト)
ファッション誌はもちろん、有名ブランドや企業広告、アーティストなど幅広い分野で活躍するスタイリスト。美術関係にも造詣が深い
※2015年06月発行『i bought VOL.10』に掲載された記事です。
※価格・販売状況は掲載当時のものになります。