ビームスの原点を垣間見る設楽洋が集めた10アイテム
BEAMS(ビームス) CEO 設楽洋が自分とビームスを映し出す10アイテムを紹介。
動画インタビューではこの10年間で最も大切にしたいと思った“出会い”について語ってもらった。
目次
設楽洋/BEAMS CEO
設楽洋がこの10年間で最も大切にしたいと思った“出会い”とは?昔、本で見て衝撃を受け、まさかこの世にこの日本にあるとは思わなかったもの。そんなものに出会えた喜び、その時の出会いを今でも忘れられない。
ビームスの原点を垣間見る
日米、究極の手作業アイテム
「物欲を抑えるのはものスゴく大変」と話す設楽洋。
「僕はひとつの物を掘り下げるより、欲しいものが次から次へと出てくるので、広く浅く、たくさん買います。手に入れたときのHAPPYの濃さが大切ですね。」
今回は正にビームスとも言える、伝統的で職人気質な物からオタクっぽいカルチャーのアイテムをアメリカと日本から選出してもらった。
ORDER MADE
DENIM KIMONO
「アメリカ文化に染まってきた自分ならではの 着物を作りたいと思って、5年前に作りました。インディアンジュエリーやバンダナ、ワニ皮のベルトなど究極の和洋折衷です。」
ROBERT WARNER(ロバートワーナー)
SHIRT JACKET
「憧れのスティービー・ワンダーにLAのスタジオで会い、彼が昔着ていた衣装のデザイナー、ロバート・ワーナーにリクエスト。クリスマス会やバンド合戦に着ていきましたね。」
HAJIME SORAYAMA(空山基)
SEXY ROBOT
「AIBOの原型を作った空山さんの作品で、彼が描く絵も大好き。コレクションもしているんだけど、 これは世界で5体。究極な曲線美とアルミの質感に魅了されています。」
Levi’s® (リーバイス)
DENIM JACKET
ともに3年前に本社へ表敬訪問したときの物。
「上は額装されたのをずっと眺めてたら、Mr.設楽のために作るよって言ってくれて。下は、オールドリーバイスを使ったリメイク。本社近くのお店で社長のオススメで購入した思い出深いアイテムです。」
VINTAGE
CIGARETTE CASE
「根付けと呼ばれる付属の彫刻に興味があって。象牙とか木を削って作るのは日本のビルウォールレザーみたいだなと。本来はタバコ入れだけど、カードケースと名刺入れに使ってます。」
BILL WALL LEATHER(ビルウォールレザー)
LEATHER WHIP
「X JAPANのYOSHIKIがステージで使うムチを作りたいという相談を受けて、ビルに頼みました。 持ち手は宇宙船に使う金属を使用したりと彼の技術が詰まった特注品です。」
MIGO
SOFT VINYL
「こういうオタクっぽいカルチャーにもすごく興味があって。自宅には30kgぐらいのカネゴンもいます(笑)。光沢があって、少しヌメっとした玉虫色がかわいくて好きですね。」
VINTI ANDREWS(ヴィンティアンドリュース)
NIKE DOG(AIR MAX) [RIGHT] OLD Levi’s® DOG [LEFT]
「’76年創業当初から取り扱うナイキとリーバイスは、ビームスの原点。思い出のブランドですし、 自分が犬好きということもあるので。社長室の守り神のような存在ですね。」
VINTAGE
SHIRUSHI BANTEN
「昔VANのパーティでタキシードの上にコート代わりで着ていた先輩に衝撃を受けて以来、探し続けたもの。状態も良いのでいつか着ようと思ってて、そのタイミングを計ってます。」
LUCCHESE(ルケーシー)[RIGHT]
BLACK JACK(ブラックジャック)[CENTER]
J.B. HILL(ジェイビーヒル)[LEFT]
WESTERN BOOTS
「29歳のときにハマって、当時はスーツに合わせるほど大好きなウエスタンブーツ。これらはここ10年の中でのヒット作。音楽をやっていたからウエスタンは自分のルーツです。」
設楽洋(BEAMS CEO)
日本全国を中心に中国やタイなどアジアにも店舗を構え、来年で創業40周年を迎えるセレクトショップ、BEAMSの代表取締役。 独自のコンセプト作りで、あらゆるジャンルにムーブメントを起こす仕掛人。