猪苗代湖ズの箭内道彦愛用の楽器・インテリア・ファッションアイテム

箭内道彦。タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」をはじめ、数々の話題の広告を手掛けるクリエイティブディレクター、新しい形のフリーマガジン、「月刊 風とロック」の編集長、紅白にも出演した「猪苗代湖ズ」のギタリスト等々、実に多彩な顔を持つ。
慣例にとらわれず、フォーマットにとらわれず、業界にとらわれず、常識にとらわれず、自由奔放に発揮される箭内道彦のクリエイティブ。そのインスピレーションの源を箭内の身の回りにある“モノ”から探った。

i bought編集部

目次

箭内道彦

猪苗代湖ズ箭内道彦の愛用品─ファッション─

ヨウジヤマモトのコート

ヨウジヤマモトのコート

2年ほど前に買ったヨウジヤマモトの真っ赤なコート。背中にはヒッチコックの映画「鳥」をモチーフにしたプリントが入っている。

「さすがにハードルが高くてずっと着られなかったんです。だけど、数ヵ月前、買った時に一緒にいた知人に“あのコートどうした?”って聞かれて。それで試しに着てみたら案外着られた。2年かけてコートが受け入れてくれたんだと思いました。ちなみに服を買う時にコーディネイトはまったく考えていません。後で考えりゃいいやっていう買い方です」

 

adidas ADICOLOR(アディダスアディカラー) HI Y2 taro okamoto

adidas ADICOLOR  HI Y2 taro okamoto

岡本太郎をフィーチャーしたADICOLORの1足。ボディ全体がマジックテープになっていて、岡本太郎の作品をモチーフにしたワッペンを好きなように付けはがしできる。

「岡本太郎は大好きです。これを履くと好きな人と一緒にいられるような気がして。でも実はまだ下ろしてないんです。汚したくないし、ここ一番という時に履こうと思って……」

 

スカルのステッキ

スカルのステッキ

仕事でロンドンに行った時に、ひと目惚れして衝動買いしたステッキ。先端にシルバーのスカルが付いている。

「ずっと飾ってたんですけど、最近持つようになりました。ヨウジヤマモトのコートの下にジャージ、ステッキというのが最近の定番です」

 

猪苗代湖ズ箭内道彦の愛用品─グルメ─

万宝の干物

万宝の干物

「万宝」の干物は食べるためにわざわざ伊豆でロケをするほどお気に入り。お店ではお酒やごはんを持ち込みして干物を食べることもできる。

万宝 http://www.manpou.com

 

ミガキイチゴと ミガキイチゴ・ムスー

ミガキイチゴと ミガキイチゴ・ムスー

宮城県の山元町で栽培されている「ミガキイチゴ」は味、香り、見た目ともに極上の逸品。

「ミガキイチゴを使ったスパークリングワイン『ミガキイチゴ・ムスー』も絶品です。ちゃんといちご本来の味がするんです」。

以上の2品はどれもお取り寄せして楽しんでいるという。

ミガキイチゴ http://www.migaki-ichigo.jp

 

雲龍亭浜んまちの 一口餃子

雲龍亭浜んまちの 一口餃子

「雲龍亭浜んまち」の一口餃子は長崎を訪ねた時に知った。

「その場所に行きたくなるくらい美味しい食べ物を知れるのって幸せなことですね」。

雲龍亭浜んまち http://unryutei-shokuhin.com

 

猪苗代湖ズ箭内道彦の愛用品─インテリア─

Damien Hirst(ダミアン・ハースト)のリトグラフ

Damien Hirstの リトグラフ

1,700枚ほど刷られたDamien Hirstのリトグラフ。箭内の好きなスカルが描かれている。

「好きな絵が会社にあるっていいなと思って買いました。日本人ってあまり絵を買う習慣がないけど、絵を買うのってすごく楽しいです」

 

シャンデリア

シャンデリア

オノ・ヨーコさんの取材でN.Y.に行った時、SOHOのインテリアショップで見かけ、その存在感に魅かれて衝動買いしたシャンデリア。

「オフィスを改装する時に、このシャンデリアを中心としてインテリアデザインを決めていきました」

 

猪苗代湖ズ箭内道彦の愛用品─趣味─

FUJIFILM(富士フイルム)のX-E2

FUJIFILMのX E2

「月刊 風とロック」やAKB48の柏木由紀の写真集など、仕事で撮影をする機会も多い箭内。最近は趣味か仕事かわからなくなってきたという。今愛用しているのは、富士フイルムの「FUJIFILM X-E2」。

「ピントの合い方やボケ具合が僕の感覚に合っているんです。新しく出た『FUJIFILM X-T1』もすごくいいらしいので手に入れる予定です」

 

PLEYEL(プレイエル)のピアノ

PLEYELのピアノ

フランスで200年以上の歴史があるピアノメーカー、PLEYELのピアノ。パリのお店で半額セールになっていたものを購入。

「たまたま行ったバーのピアノをいきなり上手に弾き始める。男ってそんなシチュエーションに憧れるじゃないですか。それで45歳にしてピアノを買ったんです。『冬のソナタ』の楽譜を買って練習してたんですが、一向に上達しない。今は会社に置いてあって、たまに弾いてみています」

 

猪苗代湖ズ箭内道彦の愛用品─仕事─

月刊 風とロック

PLEYELのピアノ

箭内が「一番贅沢な買い物」と語るのは、自ら編集長を務める「月刊 風とロック」。「好きな人しか載せない」と公言し、毎号3桁万円の赤字を出しながら発行しているフリーペーパーだ。取材も編集も、すべてを自身で行っている。2005年に創刊、次号で100号を迎え、今春、表参道ヒルズで展覧会を開催する

 

INFOBAR(インフォバー)

INFOBAR

iPhoneは海外でいち早く購入し、日本でも最速レベルだったはずと言う箭内だが、使ってみるとどうにも肌に合わず使わなくなったという。その後、リトライしてみたもののやっぱりダメ。

「ガラケーのスピード感がちょうどいい」

とのこと。べた惚れしているINFOBARは、まとめて10台購入した。

「壊れたり汚れたりしたら新しいのに替えていて、今ので5台目です。携帯を機種変更して、新たに一から使い方を憶えるのがイヤなんですよ」

 

猪苗代湖ズ箭内道彦の愛用品─音楽─

銀杏BOYZのアルバム

銀杏BOYZのアルバム

1月にリリースされた銀杏BOYZの9年ぶりのオリジナルアルバム「光のなかに立っていてね」と同時発売されたライブリミックスアルバム「BEACH」が今ヘビーローテーション。

「彼らには『月刊 風とロック』の創刊号の表紙を飾ってもらいました。それから今までメンバー全員ひとりずつ表紙に登場してもらっています。バンドのメンバー全員がソロで表紙を飾ったのは『月刊 風とロック』の歴史の中で唯一。それほど思い入れのあるバンドです。震災後、いろんなミュージシャンがいろんな取り組みをしてきましたが、擦り減ってしまうこともある。そんな中で銀杏BOYZのニューアルバムを聴いて、肩が壊れていないピッチャーが、2014年1月にマウンドに立ったという印象を抱いた。まさに今の音楽業界の切り札です」

 

GIBSON(ギブソン)のフライングV

GIBSONの フライングV

「猪苗代湖ズでバンド活動を始める時に、エレキギターを買うことにしたんです。アコースティックギターはそれなりに詳しかったんだけど、エレキギターについてはあまり知らなかった。何を買うか悩んでいた時に福山雅治さんに相談したら“好きなミュージシャンと同じギターを買えばいいんです”とのアドバイス。それで忌野清志郎さんと同じフライングVを手に入れたんです」。

復興支援ライブや紅白歌合戦に出場した時にも使用した思い入れのある1本

Monster Beats(モンスタービーツ)のヘッドフォン

Monster Beatsの ヘッドフォン

アメリカのオーディオメーカー、Mons ter Beatsのヘッドフォン。DIAMOND TEARSというモデル名の通りの個性的なデザイン。

「僕はラジオの仕事もしているんですが、共有のヘッドフォンではなく、マイヘッドフォンが欲しかった。一生懸命ラジオに取り組む意思表明としての意味合いもあります」

 

※2014年03月発行『i bought VOL.05』に掲載された記事です。

※今号に掲載されている商品の価格は全て税抜き価格となっております。(以前購入した私物を除く)

※販売状況は掲載当時のものになります。

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異端のインスピレーションの源 箭内 道彦のクリエイションの根源をなすモノ-衣食住-

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