1950年代のカナダのストアブランドの カバーオールは大島忠智さんにとっては 特別なアイテム。 「大学生の時に友人が営む 相模大野の古着屋で購入しました。 20年ぐらい毎年着用していますが、 サイズ感も良くインディゴの色落ち具合が とても気に入っています」。

移動は自転車という池内さんが使うのは、 1990年代の《AMP リサーチ》のフレームを組んだMTB。

「スタイリッシュだけれど、少しレトロな外観がお気に入り。 フレームとホイールの造形的な綺麗さを引き立てるために すっきりとシングルスピードで組み上げました」。

オーセンティックなアイテムを展開する 《フィグベル》のデザイナー、 東野秀樹さんの愛用品は、 1960年代の《アンジェラス》のクロノグラフ。

「経年変化による日焼け具合や 珍しいグレーの文字盤が気に入っています。 トリプルカレンダーってところもポイントです」。

「1980年代に製作された作家のパイプです。 手に馴染むボウルの大きさと サンドブラストの流れるような曲線美の 美しさが気に入っています。 このパイプを作った作家の方は もう亡くなられていますが、 現在でも人気が高く、偽物も多く出回っています」。

高知の竹籠職人、山崎大造による製品。

「季節や月の満ち欠けなどのタイミングを見極めて、 自ら切った地元の竹を使用。 この洗濯籠は、容量も大きく実用性に富んでいながら、 佇まいも美しいところが気に入っています」。

ロンドンの中でももっとも古い薬局で、 スキンケアプロダクトも製作。

「旅先に持ち運べるキャンドルや イケアの手頃なものなど、 キャンドルを焚く機会が多かった。 特に《ドクターハリス》は100%オーガニックで 非常にリラックスできますね」。

「特に言葉を書く時に愛用している万年筆です。 1950年代の《モンブラン》のヴィンテージで、 キャップ先端の“モンブランマーク”がない代わりに、 端部にモデル名のモンテローザの雪を モチーフにした模様が入っていて愛らしい。 当時の学童用ということでかなりコンパクトなのも魅力」。

今年は髪を短く切り、ポマードを使うようになったムラカミカイエさんは、 馬のたてがみを使用した《エルメス》のポケットコームを重宝。

「歯の間隔が通常のものに比べ広く、 カーリーな自分の髪質に合うのと、ケースが付いているので 水場がないところで使えるのがいい」。

アメリカでも古くから愛され続けているウエスタンブーツの老舗ブランド、 《ルケーシー》からベージュのブーツをピックアップ。

「見た目がシンプルで、なにしろ履きやすいのが良い。 ファッションで言えばスエードが今の気分です」。

同じ形の鉢を縦に繋ぎ合わせることも可能な ガラス素材のエアープランター。装飾品として ステンドグラスが付属する。

「最近はエアープランツにハマっています。 観賞用に多肉植物を育てていて、 鉢を探している時に出会いました」。

ファッション誌やブランドの広告など、 第一線で活躍するフォトグラファーの水谷太郎さん。 そんな水谷さんが今年撮影に一番使ったのは、 《ライカ》の“M“。

「以前までは、ずっとフィルムだったんですけど、 最近はデジタルにハマっていて、コレばかりです」。

世界的に注目される国内外のブランドや ショップを手掛ける ファッションプロデューサーの源馬大輔さん。 「かかとのラインがたまらなく、 ドレスシューズにも合わせていました」と言うのは、 《ナイキ》のバスケットボールソックス “ハイパエリート クルー”。