Sunny C SiderディレクターNAOKIら自慢のアートグッズ14選
美術館でお目にかかるような高価な美術品だけがアートではない。「i bought」目線で捉えればアートの定義もそれこそ十人十色。
OJAGA DESIGNデザイナーOJAGA、Sunny C SiderディレクターNAOKIらの自身の感性を信じて手に入れた自慢の逸品とは?SKOLOCTのアートワークやGREMMiEのスケートボーズなどのアートワーク14選をご紹介。
目次
郷古隆洋
郷古隆洋(Swimsuit Department 代表) ジャンルや地域も限定せずに独自の感性の下、幅広い商品構成でインテリア雑貨をはじめとする、さまざまなデザイン商品の輸入および卸売を行うSWIM SUIT DEPARTMENTの代表。 |
Echo Park Pottery(エコパークポッテリー)のSake Pot
「今年5月にL.A.で購入。Echo Park Potteryは’80sイタリアのポストモダンの代表的デザインチーム、Memphlsに在籍していたPeter Shire率いるデザインスタジオ。本作は日系人の妻を持つ彼ならではの発想から生まれ、ポストモダンを彷彿とさせる貴重な1点ものです」
大塚いずみのhuman apple
「もともとは特殊メイクや舞台装置、小物などを作っているアーティストの作品で2012年9月にひと目ボレ。シリコンで不思議なモノをいっぱい作っていて、このhuman appleも他に骸骨とクチビルの2種類があります。今後の活動が楽しみなアーティストのひとりですね」
’70sのキーボードのセールスマンサンプル
「キーボードのセールスマンが持ち歩くカラーサンプルは、3年前にN.Y.のアンティークショップにて入手。モノとしては珍しく、マスタードの“BOX”やネイビーの“SKIP”なんて特にイイ色ですよね。どこかDamien Hirstの現代アートにも通ずるモノを感じます」
村上大輔
村上大輔(WhiteHeadEagle/WACKWACK) ユーズド&インポート、ドメスティックにアンティークまで幅広く展開するショップ、WhiteHeadEagle 千葉店にて店長を務めると同時に、WACKWACKとしても活動中 |
Nam June Paik(ナム・ジュン・パイク)×swatch(スウォッチ)の「ZAPPING」
ビデオアートの開拓者で、作曲家でもある前衛アーティストのNam June Paikの作品。
「2000年にN.Y.のグッゲンハイム美術館で開催されたエキシビジョンで発見。デジタル感とアナログ感を併せ持つデザインに惹かれ購入!」
「STRONG to the HOOP」 JOHN COY, LESLIE JEAN-BART
今年2月に渋谷のTOWER BOOKSにて¥1,300で入手。
「黒人少年がバスケで仲間たちに認められる。という単純明快な話(笑)。コラージュセンスが抜群だし、僕の大好きな’90sストリートの雰囲気をも感じさせますね!」
OJAGA
オジャガ(ojaga design デザイナー) 高校卒業後に中南米やアフリカを放浪する中で出会った革製品に興味を持ち、独学で学ぶ。帰国後、2000年にojaga designをスタート。工房や直営店、さらにオフィスまですべて立川で活動中 |
SKOLOCT(スコロクト)のアートワーク
今年3月に麹町画廊にて開催された“額少年×SKOLOCT展”で購入。
「可愛いモノが好きなんですよね。本当は3枚組だったんですが、もう1枚は別で飾っています。手軽にアートに触れる入り口としてオススメですね!」
アフリカ・ゴレ島の道端で売っていたリサイクルアート
「アーティスト名は……多分ViEUX-MBかな? 道端に落ちているゴミを使って作られているんだけど、何だか可愛いよね。価値のないモノから価値を生み出すという行為に、夢や未來を感じますね」。
ちなみに値段は¥500
前田嘉之
前田嘉之(LABORATORY/BERBERJIN®ディレクター/LABRATデザイナー) 確固たるバックボーンのある古着だけを取り扱うショップ、LABORATORY/ BERBERJIN®を牽引。 |
Olympia Le Tan(オリンピアルタン)×Richardson(リチャードソン)のコラボレーションブルゾン
Supremeがセレクトしてショップに並べるなど、NYでも注目される「Richard son」とOlympia Le Tanによるコラボブルゾンは、オンラインショップで送料込み約¥70,000。
「秋を迎えたら、袖を通そうかなと考えています」
「Richardson」ISSUE A7
Death=死をテーマにしたAndrew Richa rdson編集のヴィジュアル・ポルノ・マガジン。今年7月にbonjour recordsにて開かれたローンチ・パーティで約¥4,000で入手。
「僕はヌードとアートは同一のモノだと捉えています」
NAOKI
NAOKI (Sunny C Sider ディレクター) 2012年に日本、アメリカで同時にスタートさせたブランド、Sunny C Siderを手掛ける。またオーバー&アンダーグラウンドシーンを網羅する幅広い交友関係を持ち、家庭においては二児の良き父親 |
VANS(バンズ)のOG AUTHENTIC LX“MICKY”
3ヵ月前にアメリカでゲットしたばかりで、日本円で¥8,700くらい。「オリジナルも持っているけどボックスまで完全再現されているし、ミッキーコレクターとしてスルーは無理(笑)。自分の中ではコレだってアートの範疇だね」
GREMMiE(グレミー)のスケートボーズ
自身がディストリビュートするGREMMiE、特別にオーダーメイドでブランドを象徴するオレンジ×ブルーの配色に。
「半年前にアーティストのKevenと一緒にシェイプしたエクスクルーシヴな作品なので、当然プライスレス!」
Kimimasa Miyazaki
Kimimasa Miyazaki (Dictor inc. CEO) 数々のブランドを取り扱うDictor inc.のCEOであり、自身でもブランド、坩堝やネクタイブランドMR.PRESIDENTを主宰。ちなみにアートに目覚めたキッカケはスケートデッキのグラフィックなのだとか |
Blaine Fontana×坩堝━RUTSUBO━のスケートデッキ
「僕が主宰するブランド、坩堝―RU TSUBO―とアートデザイナーのBlaine Fontanaによるコラボスケートデッキは、外国人が描く鯉が非常に気に入っています。30本限定のリミテッドアイテムですが、今後はこれを組み上げてガンガン滑るのもイイなぁと考えています」
JOMMY
JOMMY (55DSL プレス) ストリートからクラブシーンまで幅広く人気のブランド、55DSLでプレスを務めながら、数々のパーティーやイベントでDJとしても活躍中。現在、2013秋冬アイテムが続々リリース中なので要チェック! |
「TRAVAIL FAMILLE PARTY」SO-ME
「最近、原宿のGR8で見つけて約¥10,000で購入。仏のレーベル、ED BANGERのアートディレクターであるSO-MEが、パーティーやオフショットなどで自分たちのファミリーを撮り溜めてきた10年の軌跡を写真集にまとめたモノ。サインは先日の来日時にいただきました」
AOYAGI
AOYAGI (LAURUN スタイリスト/プレス) ヘアとファッションのバランスを意識し、ひとりひとりに“トータルで似合う”ヘアを提案する表参道のサロン、LAURUNにて勤務。サロンワークを中心にヘア&メイクとしても活動中。結構マンガ好き |
「I CAN’T BELIEVE A GIRL IS PLAYING ME METALLICA」Valerie Phillips
「flotsam booksで今年6月に¥3,000くらいで購入。『Nylon』などでも活躍する人気女性フォトグラファー、Valerie Phillipsの写真は、たとえ裸でも全然エロくないし、何よりもモデルの女の子(ヴィクトリアちゃん)が見せる“素”の表情が可愛くてたまりません」
※2013年09月発行『i bought VOL.03』に掲載された記事です。
※価格・販売状況は掲載当時のものになります。