フルカワミキ、村田シゲら10人の偏愛アウター
アウター選びは、ルックブックを確認したりショップ前に並んだり…
ここではフルカワミキ、村田シゲらクリエイター10人の渾身の1着をご紹介。参考にしてはいかがだろうか。
目次
01_THREE BLIND MICEのチェスターコート
「ケミカルなカラーで奇抜に見えますが、もともとはベーシックなアイテムなので、このぐらいパンチの利いたアイテムをあえて普段着として着用したいと思っています。コクーンシルエット、ドロップショルダーのボリューミーなトップスにタイトなパンツを合わせて独特のフォルムを楽しみたいですね。スニーカーやスポーツテイストをMIXしてカジュアルダウンさせるのも面白いと思います」。
¥82,080(STREAMS)
東郷達也(THREE BLIND MICEデザイナー) |
02_bukhtのノーカラーブルゾン
「オリジナルのドビーメルトン生地で製作したブルゾンは、一般的なメルトンとは異なるカシミヤ混にすることで柔らかな風合いと、ドビー織りの表情が楽しめます。ジップ部分や袖口の裏側にはコーデュロイを使用し、防寒性もアップ。誇張しすぎないシンプルなデザインなので、シルエットや素材感を活かしたコーディネイトを考えたいと思っています」。
¥46,440(HEMT PR)
橋本哲也(bukhtデザイナー) |
03_CLASSのボンディングジャケット
「クラスの洋服は独特な着眼点で本当にセンスが良い大好きなブランド。これはウルトラスエードを採用したボックスタイプのジャケットです。素材や縫製などハイテクな技術が詰まっているので、何よりイージーケアで長く愛用できるのがポイント。海外出張でジャケットが必要な時もシワにならないし、軽いので持ち運びにも便利。洗濯も可能です。見た目もインパクトが強くて面白いですよね」。
¥135,000(WHEELIE)
秋山淳一郎(WHEELIEプレス) |
04_The Lettersのモーターサイクルジャケット
「ラフにGジャン的感覚で羽織りたいレザーアウターです。ワークジャケットなどに見られる縫製技術や、ディティールワークを落とし込んでいるのでライダースと比べるとハードになりすぎないところがポイント。スラックスに白シャツを組み合わせたクラシックなスタイリングに、アウターのマットな質感が落ち着いた雰囲気を演出してくれます」。
¥151,200(Letters Inc.)
向田雄一(The Lettersデザイナー) |
05_John’s by JOHNNYのハイパージャケット
「光沢感があり、ひと際目立つシルバーが自分好みなので選びました。派手なので取り入れにくいイメージもありますが、スポーティーにスウェットパンツや穿き込んだダメージデニムと合わせるのがアリかなと思います。襟と腰部分のジップ内には、ナイロン地のフードとコーチジャケットのような裾が収納されていて用途で使い分けたい。とにかく目立つので車には絶対にひかれないと思います(笑)」。
¥64,800(dwagraph.)
平本ジョニー(John’s by JOHNNYデザイナー/ラッパー) |
06_PHINGERINのモッズコート
「デザイナーの小林くんとは非常に仲良くさせていただいてて、このアウターは展示会に行った際にオーダーしました。気に入っている部分は、表地の発色の良さと裏地のニットファーを使った柔らかな触り心地。フィンガリン定番のタートルネックスウェットに合わせて冬をエンジョイしたいです」。
¥69,120(PHINGERIN)
村田シゲ(ベース) |
07_the Sakakiのスタジアムジャンパー
「アメカジの定番アイテムであるスタジャンに、ブランドの特徴である和のテイストにプラスしたジャケット。ボタンをトップまで留めればスタジャン、襟を折り返せばジャケットになる独特なアイテムです。あくまでテーラードジャケットを基準にしたブランドなので着用した時のシルエットはどちらも抜群。デニムからスラックスまで幅広いスタイリングが楽しめるのもうれしいですね」。
¥54,000(LANTIKI CENTRAAAAAL)
畑野 駿(LANTIKI CENTRAAAAALショップスタッフ) |
08_USEDの’40sトレンチコート
「ここ最近はミリタリー物のコート類を集めているのですが、その中でも袖の取り付け方やバックルのパーツなどのディティールで面白みを感じたこのトレンチコートは、良い意味で簡略化されていてとても気に入っています。堅く固まってしまいがちなゴム引き素材ですが、状態が良かったので資料的な要素も含めて代官山のリコレクトで購入しました。ヴィンテージデニムと合わせて着用したいのですが、丈が長すぎるのでリメイクしないと着れないですね」。
(本人私物)
福原雅人(BLACK&BLUEデザイナー) |
09_CYDERHOUSEのライダースジャケット(オーダーメイド)
「友人のブランド、サイダーハウスにオーダーメイドで作ってもらったライダースジャケットです。
喫茶店でお茶しながらカッコ良く見えるよう、細かいディティールや生地、型にこだわりました。
私は民族調のアイテムが好きなので、ライダースとケンカしないような色味にして本来持つ無骨さを和らげて作りました。着心地の良さはもちろん、袖に付けた小さめのポケットがお気に入りです」
本人私物(CYDERHOUSE)
フルカワミキ(ミュージシャン/ベーシスト) |
10_UNUSEDのチェスターコート
「国内外のさまざまなブランドからチェスターコートがリリースされていますが、アイテムとしてのクオリティーが非常に高く、かつ良心的な価格設定がひとつの魅力だと思います。インポートだと10万超えてしまいそうなぐらい……。毎シーズン洗練されていく定番のアイテムで、今季はやや細身な作り。スニーカーやキャップなどストリート的な要素をMIXさせて着用したいですね」
¥77,760(WISM)
※2014年10月発行『i bought VOL.07』に掲載された記事です。
※価格・販売状況は掲載当時のものになります。