DJ田中知之 、honeyee.com編集長・鈴木哲也ら8人の一目惚れしたアイテム
DJ田中知之 、honeyee.com編集長・鈴木哲也 、フォトグラファー高木康行 、Landscape Products代表・中原慎一郎 、バイヤー栗原道彦ら8人のクリエイターが展示会・ショップでイチ早く目を付けたアイテムをご紹介。
目次
田中知之/HORSEBIT LOAFER
BRAND
GUCCI(グッチ)
MEMO
1953年発売の名作、ホースビット ローファーの60周年コレクション。全面にスタッズが打ち込まれ、インソールには記念ラベルがあしらわれる。
¥99,750(GUCCI JAPAN)
POINT
60周年モデルが発売と聞いて“これは買わなきゃ!”と
「TOM FORDがクリエイティブ・ディレクターだった頃にはじまり、現在のFRIDA GIANNINIのコレクションもファンです。カシミアのニットやスカジャン、ヴィンテージの旅行カバンなどアレコレ持っていますね。特にホースビット ローファーが大好きで、型や素材違いで10足くらいはワードローブにあります。そうした中、今回の60周年記念コレクションがリリースされるという話を聞き、それは欲しい! と思っていたところ、先日訪れたL.A.でたまたま見つけて即決しました。基本は素足で、デニムなどと合わせて気軽に履きたいな」
田中知之(FPM)DJ/音楽プロデューサー |
鈴木哲也/3BUTTON BLAZER
BRAND
BLACK FLEECE BY Brooks Brothers(ブラックフリース バイ ブルックス ブラザーズ)
MEMO
モダンアメトラの旗手、THOM BROWNEをデザイナーに迎えたBrooks Brothersのハイエンドライン。こちらは継続的に展開されている定番の1着。
¥126,000(Brooks Brothers Japan)
POINT
コイツにデニムで、どんなパーティでも、たぶんOK
「各種パーティにおいて、“ジャケットさえ着ていればOK”というのが、実はファッション業界的ドレスコードの世界基準だと気付いてからは、もっぱら“とりあえずジャケット”派です。BLACK FLEECEは“コンテンポラリーなトラッド”という絶妙なコンセプトを、どこよりも早くコレクション化し、遂にそれを時代のベーシックとして完成させた存在だと思います。ネイビーブレザーはいろいろなブランドのものを持っていますが、グレーを購入したのは初めて。身幅と着丈のバランスが良く、高級感がありながらラグジュアリーすぎない素材も好みです」
鈴木哲也(honeyee.com/.fatale)エディター 最新ファッション&ライフスタイルの情報を発信する人気ウェブマガジン「honeyee.com」と、その女性版「.fatale」の編集長を兼任。今では珍しくなくなった、著名クリエイターによるブログをメディア内に取り入れた先駆けでもある。 |
高木康行/M990/M576
BRAND
new balance(ニューバランス)
MEMO
左_包み込まれるような雲上級の履き心地を実感できるM990の新色。¥23,100、
右_今年、発売25周年を迎えるM576に加わったエイジングモデル。¥20,790
(ともにnew balance JAPAN)
POINT
数あるスニーカーのなかでも、M990はベストフィット
「何足も持っているnew balanceの中でも、M990は一番のフェイバリット。グレーとネイビーをヘビーユーズしていますが、自分の足にベストフィットし、とても歩きやすく疲れないんです。で、新色のベージュを見て、思わず買い足しました。オリーブのカーゴパンツなどと合わせたいですね。同時にもう1足オーダーしたのが、M576。実は今までクラシカルなタイプはノーマークでしたが、これは往年のオリジナルカラーが見事に再現されていて、かなり物欲がそそられました。わざとらしくない適度なヴィンテージ加工も好感が持てますね」
高木康行 フォトグラファー DJ、スタイリストを経て、1994年よりフォトグラファーとしてのキャリアをスタート。雑誌や広告、CDジャケットなどを中心に活躍し、本誌では表紙&巻頭特集も撮影。昨年発刊の「ジャン・プルーヴェ 20世紀デザインの巨人」も手掛けた。http://tkklab.com |
中原慎一郎/CINEN T-SHIRT
BRAND
MARGARET HOWELL(マーガレット ハウエル)
MEMO
イタリー糸を甘く織ったリネン100%の生地を、Tシャツのデザインへと落とし込んだ1枚。薄くて軽やかな素材、ゆったりとしたシルエットはリラックスムードに溢れる。
¥25,200(ANGLOBAL)
POINT
気が付いたら着ている。そんな心地の良さに惹かれます。
「MARGARET HOWELLの洋服は、セーターやシャツなども持っていますが、ごくシンプルなものばかり。でも、しっかりと上質なんです。また、そのどれもが普段着としてすごく心地がいい。だから、気が付いたら着ていることが多々ありますね。そういうものって、ストレスがなくていいんですよ。あとトップスは白を買うことが多いんですが、クローゼットに似たような白のアイテムが重なって収納されている光景にも落ち着きますね。特に、このTシャツは2枚購入しようか悩んだくらい。リネン素材で乾きやすいから、旅先でも重宝してくれそう」
中原慎一郎(Landscape Products) イベントプロデューサー/インテリアデザイナー オリジナル家具のショップをはじめ、カフェやコーヒースタンドなども展開するLandscape Products代表。また住宅や店舗デザイン、イベントプロデュース、香りブランド「M tree」のアート&プロダクトディレクションも。 |
堀内俊哉/BANDANNA&SKATE BOARD
BRAND
nitraid®(ナイトレイド)
MEMO
7STARS DESIGNによる緻密な仕事が冴えわたる、バンダナ & オリジナルスケートボード。
同グラフィックのパーカやショーツなどもあり。
左_各¥3,150、右_¥12,600(ともにAGITO)
POINT
制作に携わったプロダクトを手にする瞬間が堪らない。
「エクイップメントとしての高い機能性、その根幹を成すブランドポリシーが、私の考えるnitraid®の魅力です。今季予約したこちらのアイテムたちは、7STARS DESIGNとのコラボレーションによるもので、我々はグラフィックを担当させていただきました。一見するとオーセンティックなデザインに映るものの、その中に時の流れにまつわるさまざまな意匠が織り込まれているのがポイントです。長年こうした仕事をしてきましたが、自身が制作に携わったプロダクトを手にする瞬間は、まさに至福。特に今回のスケートボードは格別ですね」
堀内俊哉(7STARS DESIGN) デザイナー/クリエイティブディレクター 縦横無尽にさまざまな企画制作を展開するデザインオフィス主宰。4月13日よりBEAMS T 原宿にて、ポップアップショップ「WTSスケートショップ」がオープン。7STARS DESIGNよる1点モノのデッキやTシャツも発売。→http://www.vhsmag.comhttp://www.7stars.jp |
ユアン・プレイフォード/SWEAT HOODIE&PANTS
BRAND
Sunny C Sider(サニーシーサイダー)
MEMO
東京、カリフォルニア、ニューヨーク、ハワイのクリエイターとの深い関係を背景に、ストリートウエアを発信している注目株。
左_¥20,790、右_¥18,690 ※ともに参考価格(ともにDiego,Inc)
POINT
ライフスタイルと直結した、そのリアリティに共感する。
「スウェットパーカ&パンツが好きで、ブランドを問わずさまざまなタイプを持っています。しかし、決して何でもOKではなく、スムースで柔らかなフレンチテリー素材であること、そしてフードのシェイプがキレイであることがマストです。そうした条件を満たしたうえで、MAN U.(マンチェスター・ユナイテッド)レッドのキラーカラーにヤラれたのが、Sunny C Siderのセットアップです。海で着たら調子良さそうだなと。このブランドは、作り手のライフスタイルとプロダクトがダイレクトに結び付いていて、まさにリアルクローズだと思う」
ユアン・プレイフォード(PLAYFORD / RR Inc.)ハイブリッドクリエイター |
DJ MAAR a.k.a. Supermaar/ALOHA SHIRT
BRAND
SOFTMACHINE(ソフトマシーン)
MEMO
「for serious ink mania」をコンセプトに掲げ、2002年にスタートした千葉発のブランド。こちらのシャツは、コットンボディに描き出されたオリジナル柄が存在感大。
¥21,000(ANORMALY)
POINT
このグラフィック、柄シャツ好きの自分には最高の1枚。
「SOFTMACHINEは、とにかく毎度グラフィックがヤバイ、ヤバすぎる! さらにデザイナーの山岸航介くんがハーコー(ハードコア)な音が好きで、そこも最高!! 毎年、夏になると半袖の柄シャツばっかり着るので豊富にいろいろと持っていますが、グラフィックの効いたこの1枚は特に堪りません。一発で購入を決めましたね。コーディネイトは適当なパンツに合わせてサラッと羽織って、夏フェスあたりでドープな四つ打ちをかけたいところ。今シーズンは他にも、スタジオの玄関に敷きたいラグマット、Tシャツ数枚などなど大量にオーダー済みです」
DJ MAAR a.k.a. Supermaar(DEXPISTOLS)DJ/リミサー/音楽プロデューサー DEXPISTOLSの音楽担当。また、レーベルROC TRAX、ARCUSを主宰する他、ファッションブランド、PHENOMENONのランウェイショーの音楽もサポート。一方、Supermaarとしても活動しており、東京アンダーグラウンドシーンにて暗躍中 |
栗原道彦/BORDER T-SHIRTS
BRAND
ID DAILYWEAR(アイディーデイリーウェア)
MEMO
素材開発からこだわった、上質なデイリーウエアを提案。しっかりとしたオリジナルのコットンボディを使用したこちらは、昨年の大好評を受けた第2弾となる新色。
各¥6,300(ID DAILYWEAR)
POINT
古着にはない新鮮なデザインに惚れ、迷わず全色買い!
「太いピッチのボーダーTには、昔から目がないんですよ。が、近年はヴィンテージでも注目を集めていて、古い年代のものは見つかりづらいのが現状です。だから趣味に合うデザインを見つけたら、新品でも買うようにしています。特にこれは上半分にブランクがあったり、ポケット付きだったりと、古着にはない新鮮なデザインにひと目惚れ。思わず大人買いしちゃいましたね。と、ココの洋服は基本的にはシンプルながら、さりげなくヒネリの利いているところが僕好みです。古着に合わせやすいアイテムも多いので、贔屓にさせていただいてます」
栗原道彦(Mr.Clean)ヴィンテージバイヤー フリーバイヤーとして古着の卸しを行う傍ら、ウェブショップ「VINTAGE CLOTHES&ANTIQUES“Mr. Clean”」も運営。加えて、J.AUGER DESIGNの日本におけるショップ別注の窓口も務める。http://kurikurivintage.shop-pro.jp |
※2013年03月発行『i bought VOL.01』に掲載された記事です。
※価格・販売状況は掲載当時のものになります。