甲斐一彦らこだわり派5人の料理道具
甲斐一彦らこだわり派5人の料理道具を紹介。
料理とはクリエイティブな行為であり、その道に深く足を踏み入れるほどに、道具にもこだわりが出てくるもの。
目次
甲斐一彦
甲斐一彦 (BAMBOO SHOOTS ディレクター) 中目黒は目黒川沿いにて、ファッションとアウトドアを結ぶ架け橋として愛される名店のアイコン。3月28日、レディースショップBAMBOO LUNAとの合同イベント開催予定 |
「キャンプはもちろんだけど、家での料理にもアウトドア系のギアを使うことは多いですね。
特に我が家は、運が良いことにウッドデッキがあるので、その登場回数はなおさら。
キッチンがすぐそこにあるわけだから、実際は家庭用の道具でも事足りるんですけどね。
まぁちょっとした演出として。
子どもたちも喜んでくれますよ」。
ヴィンテージのボーイスカウトテーブル&チェア
「前々からずっと欲しくて、ローズボールに行った連中が見つけて買って来てくれました。
状態も良いし、ホントに気に入ってます。もう1個欲しい!」
ククサ&ウッドカトラリー
「家族ができてから揃え始めました。
それまではストイックというかギアっぽいモノが多かったけど、やっぱり子どもが生まれると、丸味を帯びた温か味あるモノが増えてきますね」
SOTOの溶岩石プレート&バーナー
「溶岩石っていうのが、まず楽しそう。
バーナーの安定感も抜群です」
上:VICTORINOXのマルチツール 下:OPINELのナイフ
「オピネルは10年以上使ってて、これが何本目かもわからないくらい。
8番がお約束です。ビクトリノクスは、やっぱり良い。
内容は完璧だし、可愛げのある見た目も◎」
BawLooのホットサンドクッカー
「これで3代目。
僕が作る朝ごはんは、家でもホットサンドが定番」
斉藤悟
斉藤悟 (URBAN RESEARCH 販売促進部シニアマネージャー) URBAN RESEARCHの販売促進部を切り盛りする傍ら、趣味の料理が高じて、雑誌「メンズノンノ」で料理連載も。3月27日、新店舗SENSE OF PLACEが神宮前にオープン予定 |
「キッチンギアは、まず使い勝手が最優先。
かつ極力シンプルなデザイン。
結果として、優れた工業製品ってことになるんでしょうけど。
素材はステンレスなどのシルバーものが多いかな。
それと、プロ仕様を追求するより、安全に使えるっていうのもポイントですね」
柳宗理のボウル
「一般的なボウルに比べて、遥かに薄い作りに惹かれて購入。
お陰でスタッキングもしやすいし、ソリッドな見た目もカッコいい。
他に特大サイズも持ってます」
シリシリ
「沖縄料理にシリシリっていうのがあって、そのとにかく細い切りが気になって、思わず買ってしまいました」
無印良品のピーラー
「ヘッドが動くので、ジャガイモのカーブもキレイに剥ける。
持ち手が太く握りやすいので、長時間使っても疲れません」
貝印・関孫六の包丁
「料理を始めた時に買ってから、今でもずっと使い続けてるMY包丁。
実は汎用品の中での名作らしい」
中原聡博
中原聡博(Café Hohokamスタッフ) 原宿とんちゃん通りのダイニングカフェのスタッフ。フードはTHE GREAT BURGERプロデュースによるハンバーガーが中心。昼夜問わず多くの人で賑わう。 http://www.cafe-hohokam.com |
「お店も6年目になるんですが、最初に買いそろえたモノがほとんどですね。
買い替えるとしてもフライパンぐらいかな。
他のモノは毎日使っているので、道具は長持ちするのが良いですね。
他の飲食店に行くと、どういったモノを使ってるかが気になって見ちゃいます」。
藤次郎のパンスライサー
「キッチンに入って初めて覚えることでもあり、ハンバーガー作りの最初の作業でもあるパンのカットに使います。
6年経っても切れ味は変わらないですね」
レディグリルのグリドルスクラッパー
「鉄板を使った時に掃除する道具です。
これがないと、汚れたままで次の食材も焼けないのでお店の重要な存在。
サイズもこのぐらいが使いやすくベスト」
Fire-Kingの計量カップ
「計量カップとしても使うんですが、ファイヤーキングなのでレンジでも使えるんです。
ホットドリンクにも活用している一石二鳥な存在です」
シオリ
シオリ (料理家/フードコーディネイター) ‘07年出版の「作ってあげたい彼ごはん」でベストセラーを記録。昨年自身のアトリエを代官山にオープン。「SHIORIんちのthe定番 これおいしいね!」が発売中。http://www.atelier-shiori.com |
「やはりキッチンギアは、機能性と見た目の両方が揃ってこそ欲しくなります。
派手というよりは、シンプルなモノが好きなので、そういったモノでキッチン周りを統一できたら絵になると思うんですよね。
それと、フライパンはプロデュースさせてもらったので、次にそういったことをやるのなら、エプロンや食器などを作ってみたいですね」。
OXOのターナー
「先がシリコンでペラペラしているのと角度が絶妙なので、パンケーキやハンバーグを作る時にスッと下に入って使いやすいんです。
耐熱加工もされていて、フライパンを傷つけることもないので便利ですね」
Látelier de SHIORIのクッキングパン
「防水型タイマーが付いたフライパンを作りたいという構想から、3年もの月日がかかった思い入れのある一品です。
ネット(http://item.rakuten.co.jp/cookpal/ls0100/)で購入できます」
LE CREUSET
「10年以上前から買い集めていますね。
このグレージュは期間限定色。
アトリエオープン時に買い揃えました。
ナチュラルなカラーリングにひと目惚れでしたね。
機能性はもちろん、見た目がカワイイのも気に入っています」
貝印の計量スプーン
「これは底が平らになっているので置いた状態でも立つんですよ。
それによって測りやすいですし、目盛りが見やすいからビギナーさんにもオススメですね」
貝印のピーラー
「使いにくいモノも多いんですが、ここのは歯がしっかりしているので切れ味が抜群なんです。
また、持ち手も考えられているので機能性は申し分なしで気に入ってます」
中室太輔
中室太輔 (murofficeディレクター) 販売員、フリープレスを経て自身が代表兼ディレクターを務めるmuroffice Promotion Planningを立ち上げる。長年培った経験は食にも反映され、食通としても知られる |
「家族にとってもちょっとしたイベントになるから料理は休みのタイミングでします。
やっぱり美味しいって言われたらうれしいんですよね。
ギアに関してはとにかく気になったら買って試してます。
それで実際使ってみてどうだったかをみんなでワイワイ検証するのが好きなんですよ」。
PHILIPSのノンフライヤー
「前々から気になってた存在でやっと最近手に入れれました。
子どもがフライドポテトを大好きなんですが、これだと油分もカットできるから健康的でいいですよね」
Omegavispenの万能調理器
「こういう使ってみないとわからないギアに惹かれるんですよね。
これひとつで炒める、混ぜる、つぶす、すくうなどできるんで本当に便利です」
東芝の炊飯器
「実は最近まで、一人暮らしを始めた時に買った炊飯器を使ってたんですよ。
高価なものですが、お米は大好きだし高い外食を何回かするのと一緒って考えたらいいかなと思って買いました。
大人の一歩です(笑)」
※2015年03月発行『i bought VOL.09』に掲載された記事です。
※価格・販売状況は掲載当時のものになります。