日本中が注目する!箱根駅伝2017の注目選手たちを紹介
2017年で93回目を迎えた東京箱根間往復大学駅伝競走。優勝候補とされ3連覇を狙う青山学院大学や、東海大学、山梨学院大学など箱根駅伝2017の注目選手と選手のTwitterも紹介。
目次
日本中の注目を集める箱根駅伝
第93回東京箱根間往復大学駅伝競走
毎年、1月2日と3日の2日間にわたって行われている東京箱根間往復大学駅伝競走。通称、箱根駅伝と呼ばれるこの大会は日本中の注目を集める国民的行事である。
来年の2017年で93回目の大会となる箱根駅伝。その歴史の中で数々のドラマが生まれてきたが、今回の大会でもどんなドラマが生まれるのか注目を集めている。
箱根駅伝2017の見どころ
箱根駅伝予選会ついにスタートしました。およそ600人のランナーが箱根路を目指し一斉に駆け出す姿は壮観です。この後どのような展開になるのか。レースの模様は、日本テレビ系で生中継しています。 pic.twitter.com/oHbBbNxe9C
— 箱根駅伝番組公式 (@hakone_ntv) October 15, 2016
今大会の優勝候補筆頭は3連覇を狙う青山学院大学である。
10月に行われた出雲駅伝と11月の全日本大学駅伝で共に優勝しており、3連覇に向けて万全の戦力で臨む。
続くのが、同じく出雲駅伝で2位、全日本大学駅伝で3位と戦力を充実させた山梨学院大学で、71回大会(1995年)以来の優勝を狙う。
これら2校と三つ巴になると言われているのが1年生のスーパールーキーたちを揃えた東海大学。
さらに全日本大学駅伝で最後まで青山学院大学と優勝を争った早稲田大学も雪辱を果たすべく、今度はどこまで食い下がれるか期待される。
その他に駒澤大学、東洋大学、中央学院大学などが虎視眈々と優勝を狙う。
箱根駅伝2017の注目選手:一色恭志(青山学院大学)
2017年の箱根駅伝も例年同様に目が離せない大会になるのは間違いない。その中で注目される選手たちをご紹介する。
今日は色んな大学の人から応援してもらって嬉しかったです。だいぶ順調です。
ありがとうございました。 pic.twitter.com/BEre0Ubw8I— 一色恭志 (@one0color) September 3, 2016
一色恭志【いっしきただし】
経営学部経営学科4年生
京都府出身
豊川高校
169cm/55kg
【自己ベスト】
5000m:13分39秒65
10000m:28分23秒40
ハーフマラソン:1時間2分09秒
フルマラソン:2時間11分45秒
3連覇を狙う青山学院大学のエースランナー。豊川高校では全国高校駅伝で優勝、大学も2年時ですでに箱根駅伝のエース区間の2区を務め、優勝に貢献するなど華々しい実績を誇る。
一色恭志は最後の箱根駅伝も自らの快走で3連覇を飾り、青山学院大学の黄金時代の象徴になるのかに注目と期待の両方が高まる。
箱根駅伝2017の注目選手:ドミニク・ニャイロ(山梨学院大学)
〜箱根駅伝選手紹介〜
名前: ドミニク・ニャイロ
学年: 1年
出身校: メサビサビ(ケニア)
抱負:「初めての箱根駅伝、区間賞目指します。応援よろしくお願いします。」箱根駅伝まであと13時間! pic.twitter.com/84mqEC8Uji
— 山梨学院大学陸上競技部 (@YGU_Prussian) January 1, 2016
Dominic Nyairo【ドミニク・ニャイロ】
山梨学院大学・現代ビジネス学部2年生
ケニア出身
メサビサビ高校
167cm/47kg
【自己ベスト】
5000m:13分59秒94
10000m:27分56秒47
ドミニク・ニャイロは今年の出雲駅伝6区と全日本大学駅伝では8区と、いずれも最長区間であるアンカーで区間賞を獲得し、圧倒的な走りをみせている。
前回の箱根でもエース区間と言われる花の2区を7人ごぼう抜きで走り抜けた。
ドミニク・ニャイロの流れを一気に変えてしまう爆発的な走りが、山梨学院大学の優勝の鍵になってくる。
箱根駅伝2017の注目選手:關颯人(東海大学)
husky classic 3000m 8’04”65
タイム的にはまだまだ🙄
1ヶ月半で良いトレーニング・経験を積んできます💪
唐津10マイルお疲れ様です🙌
鬼塚優勝おめでとう🎉#グロチャレ pic.twitter.com/HJ3yvoaH2Z— Hayato Seki (@8810_0411) February 12, 2017
關颯人【せきはやと】(写真左)
東海大学体育学部1年生
長野県茅野市出身
佐久長聖高
178cm/57Kg
【自己ベスト】
5000m:13分41秒28
10000m:28分48秒13
東海大学のスーパールーキー。佐久長聖高で全国高校駅伝に出場し、エース区間の第1区で区間賞を獲得。
大学進学後も、日本学生個人選手権5000mで優勝を飾る。さらに、U20世界選手権10000mに日本代表として出場した。
出雲駅伝では各校のエースが集う3区で見事に区間賞を獲得。
鮮烈な大学駅伝デビューを飾り、箱根駅伝に挑むスーパー1年生・關颯人の活躍に注目が集まる。
箱根駅伝2017の注目選手:服部弾馬(東洋大学)
服部弾馬【はっとりはずま】
東洋大学経済学部4年生
新潟県十日町市出身
豊川高
175cm/58Kg
【自己ベスト】
5000m:13分34秒64
10000m:28分55秒31
ハーフマラソン:1時間2分31秒
第90回大会で兄の服部勇馬とともに、東洋大学を優勝に導いた服部兄弟の弟である服部弾馬が最後の箱根を駆ける。優勝した大会では7区で1年生ながら見事に区間賞を獲得。
2015年の日本インカレでは、外国人留学生や高校時代からの盟友である一色恭志(青山学院大学)らを抑えて優勝した。
ライバルであり親友でもある一色恭志のいる強豪・青山学院大学に対して、東洋大学の復権を賭けて服部弾馬がどういった走りを見せるのか注目だ。
箱根駅伝2017の注目選手:塩尻和也(順天堂大学)
全日本インカレ優勝することができました。タイムは狙っていけませんでしたが勝つ為のレースができたのでよかったです。
今後はしっかり練習を積み、ロードシーズンでも頑張りたいと思います!3日間暑い中応援ありがとうございました。 pic.twitter.com/7Hic02wHm8
— 塩尻和也@誕生日お祝いbot (@_sio_kazu_) September 4, 2016
塩尻和也【しおじりかずや】
順天堂大学スポーツ健康科学部2年生
群馬県伊勢崎市出身
伊勢崎清明高
170cm/56Kg
【自己ベスト】
5000m:13分55秒55
10000m:28分32秒85
リオジャネイロ・オリンピックに3000m障害の日本代表として出場したのは記憶に新しい。
前回の大会では1年生ながらエース区間である2区を任され、区間5位と大健闘をみせている。
オリンピックという大舞台を経験した塩尻和也が、順天堂大学のエースとしてどんな走りを見せてくれるのかに注目だ。
箱根駅伝2017の注目選手:下田裕太(青山学院大学)
バケモン笑った pic.twitter.com/EfPoxurxVU
— 下田裕太 (@tk_ossan) January 8, 2017
下田裕太【しもだゆうた】
青山学院大学・人間教育科学部3年生
静岡県小山町出身
加藤学園高校
169cm/53Kg
【自己ベスト】
5000m:13分53秒96
10000m:28分33秒77
ハーフマラソン:1時間2分22秒
フルマラソン:2時間11分34秒
アニメ好きとして有名で、『アイドルマスター』の大ファンだという下田裕太。マスコミからもオタクランナーなどと紹介され、そちらの話題が先行しがちだが、前大会は8区を走り、区間歴代3位の走りを見せて区間賞を獲得。
東京マラソン2016に出場し、総合10位で日本人では2位となる好成績をおさめ、マラソン10代日本歴代最高記録をマークし、実力をみせつけている。
下田裕太が昨年以上の走りを見せてくれることに期待が高まる。
箱根駅伝2017の注目選手:秋山清仁(日本体育大学)
秋山清仁【あきやまきよひと】
日本体育大学・体育学部4年生
東京都板橋区出身
順天高校
169cm/57Kg
【自己ベスト】
5000m:14分26秒78
10000m:29分28秒64
前回の大会で山下りの6区で58分9秒の区間新記録を叩き出した秋山清仁。山下りの神となった秋山清仁が再び神の走りを見せてくれるのかに注目が集まる。
箱根駅伝2017の注目選手:永山博基(早稲田大学)
特別な箱根駅伝でした。最後、凜太郎さんと平さんともたすきリレーできてほんとに嬉しかった。みんな大好きです。今までで一番輝いているメダルです💕加工したら色もわかんねや pic.twitter.com/VSoJ8GtnuC
— 永山 博基 (@wwHR720) January 3, 2017
永山博基【ながやまひろき】(写真右)
早稲田大学・スポーツ科学部2年生
鹿児島県湧水町出身
鹿児島実業高校
168cm/50Kg
【自己ベスト】
5000m:13分58秒81
10000m:29分19秒68
前回の箱根で早稲田大学ではルーキーで唯一選ばれた永山博基。4区を走り、ルーキーながら区間4位という好走で期待にこたえた。
11月に行われた全日本大学駅伝でも4区を走り、持ち前のスピードを活かした走りで見事に区間賞を獲得している。名門の復活に永山博基は欠かせない存在だ。
箱根駅伝2017の注目選手:工藤有生(駒澤大学)
工藤有生【くどうなおき】
駒澤大学・法学部3年生
広島県東広島市出身
世羅高校
177cm/55Kg
【自己ベスト】
5000m:13分52秒97
10000m:28分23秒85
ハーフマラソン:1時間1分25秒
高校時代は名門の世羅高だったが、常に補欠で全く無名だった工藤有生。駒澤大学に進学後、監督の大八木弘明が想定もしていなかった程の成長を遂げ、一気に才能が開花した。1年生ながら箱根優勝のキーマンに指名され、第91回の箱根駅伝では4区を走り区間2位の記録を残した。
前回の箱根ではエース区間の2区を任され、13位でタスキを受けたが7人抜きを成し遂げ、一気に駒澤大学を3位に浮上させる力走をみせた。今大会も工藤有生は駒澤大学のキーマンである。
箱根駅伝2017の注目選手:鈴木健吾(神奈川大学)
鈴木健吾【すずきけんご】
神奈川大学・経済学部現代ビジネス学科3年生
愛媛県出身
宇和島東高校
164cm/46Kg
【自己ベスト】
5000m:13分57秒88
10000m:28分30秒16
ハーフマラソン:1時間3分8秒
神奈川大学のエースランナーとして、主将としてもチームを引っ張る鈴木健吾。
今回の箱根駅伝の予選会では上位を外国人留学生が占める中、見事に総合3位、日本人としては1位という走りを見せて、神奈川大学の本大会出場の原動力となった。
悲願である12年ぶりのシード権確保に挑む神奈川大学を鈴木健吾が引っ張る。
箱根駅伝2017の注目選手:近藤秀一(東京大学)
県選1500m、3'57"58で3位でした。
タイムがイマイチなのが少し残念ですが順位は満足です。
そして韮高の人たちと久しぶりに会えてよかった!
次は七大戦、頑張ります! pic.twitter.com/uLd99E2qer— 近藤秀一 (@ksyu1run) July 12, 2015
近藤秀一【こんどうしゅういち】(写真右)
東京大学・教養学部2年生
静岡県函南町出身
韮山高校
171cm/53Kg
【自己ベスト】
5000m:14分21秒14
10000m:30分12秒65
箱根駅伝の予選会で出場権を得られなかった大学の中で個人成績の優秀な選手が、各校から1名ずつ選ばれて編成される関東学生連合チーム。
前回の大会でも1年生ながら選ばれた東京大学の近藤秀一だったが、補欠での出場となり、残念ながら箱根を走ることはなかった。
今回の予選会でも全体の58位と好成績をおさめ、見事にメンバーに選出されている。近藤秀一が出走することになれば、12年ぶりに東大生が箱根を走ることとなる。今回は選ばれた16人のうち10番目の成績なので出走が有力視されているが、果たして近藤秀一がどの区を走るのか注目されている。