2023-7-21 UP

NMNは効果ないと言われる理由は？口コミとあわせて詳しく解説！

若返り成分として注目の「NMN」。エイジングケアや健康には効果がないとも言われています。その理由は？本当に効果ないの？NMNサプリを飲んだ人の口コミと共に、詳しく解説していきます！

美容ライターサキ

NMNとは

NMNとは「ニコチンアミドモノヌクレオチド」と呼ばれる人の代謝にとって欠かせない成分です。

NMN は摂取するとNAD+（ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド）に変換されて効果を発揮します。

NAD+はエネルギー代謝を中心として、さまざまな体内活動に不可欠な補酵素と呼ばれる成分です。

NMNは体の中ではビタミンB3のナイアシンから作られています。

ただ、実際にはNAD+は加齢と共に減ってきてしまうことが知られています。

NAD+が足りなくなってしまったら代謝が低下すると考えられるため、NMN を積極的に摂取してNAD+の量を増やし、健康を維持するというアプローチが注目されています。

参考記事：Nature｜代謝：NAD+を増やして長寿と繁栄を

NMNに期待される効果

「NMNに効果なし」という噂が事実かどうかを判断するには、NMNに期待される効果を知る必要があります。

NMNは、年齢に応じたケアの候補物質と呼ばれています。

年齢に応じたケア、つまりエイジングケアの効果に期待が寄せられているのがNMNの特徴です。

NMNの効果メカニズム

NMNが、年齢に応じたケアになると言われている根拠となるメカニズムは、2つあります。

1つ目は、体内でNAD+に変換され、ミトコンドリアでのエネルギー代謝などに必要な補酵素として機能するというメカニズムです。補酵素は、脂質代謝やエネルギー産生などに関わる酵素が機能するためには、必要不可欠な成分。

補酵素のNAD+が加齢と共に不足するようになり、新陳代謝が低下してしまうと、老化が進んでしまいます。減少するNAD+をNMNによって補うことで、エイジングケアをするというのが基本の考え方です。

一方、NMNはサーチュイン遺伝子の発現を促進して、サーチュインという老化・寿命に関わる酵素を活性化させる効果があります。NMNが年齢に応じたケア候補物質と呼ばれているのは、サーチュイン遺伝子に働きかける力を持っているからです。

人は7種類のサーチュイン酵素を持っていて、血糖値コントロールや脂質代謝の改善などのさまざまな役割を果たしています。そのため、NMNはサーチュインの増加を介して、総合的に老化を防ぐサポートをしてくれると期待されています。

参考記事：日本経済新聞電子版｜老化を遅らせ、元気続く　最新研究が示す年齢に応じたケア物質

NMNの具体的な効果

NMNの効果は世界中の大学などで研究が進められています。

実験や臨床試験によって効果が示されたものだけでもたくさんあるので、代表例を以下にまとめました。

体重低下
エネルギー代謝の向上
インスリン感受性の改善
脂質代謝の向上
目の機能の低下の抑制
骨密度の低下の抑制
免疫機能の改善
睡眠の質の改善
記憶力や認知機能の回復

NMNは総合的に代謝を活性化することで、健康な身体に必要な機能を維持・向上させられるのが特徴です。

加齢とともに低下してきた代謝を維持していくイメージがあるので、NMNサプリメントがエイジングケアに向いたサプリメントと呼ばれることがあります。

NMNは効果なしと言えない理由

NMN の効果メカニズムのイメージをつかめると、NMNは効果なしと言われているのはなぜなのかが疑問になってきたでしょう。

実はまだ他にも、NMNに効果がないという話が、噂でしかないと考えられるような事実があります。

いくつかの効果はヒトで実証されているから

NMNのいくつかの効果についてはヒトで実証されています。

これまでNMNについての研究はほとんどがマウスで効果を見ていました。そのため、マウスでは効果あり、ヒトでは効果なしという可能性があったのは確かです。

しかし、睡眠の質や脂質代謝の向上などのいくつかのNMNの効果はヒトで実証されています。このことからもNMNは効果がないと一概には言えないのは明らかでしょう。

参考記事：曙光ライフテック株式会社｜日本人研究者の発表：健康な人の血中脂肪はNMN注射で減らすことができる

ヒトの細胞で年齢に応じたケア効果メカニズムが証明されているから

NMNを年齢によるエイジングケアに使いたいと思っている人にとって、マウスではなくヒトで本当に効果があるのかは気になるところだと思います。

効果がヒトでも発揮される可能性は、細胞レベルでは実験的に示されています。NMNによって細胞の呼吸やエネルギー産生を司っているミトコンドリアでの代謝が上がります。

ミトコンドリアの中でコエンザイムQ10を増やし、DNAの原料となるヌクレオチドを増加させる作用があることが証明されました。

ヌクレオチドがなければミトコンドリアは分裂して増えることも、DNAが損傷したときに修復することもできません。これによりNMNには代謝を動かして、加齢によるさまざまな症状をケアする効果を引き出す作用があるとわかります。

参考記事：SSRN｜β-Nicotinamide Mononucleotide Supplementation Increases the Nucleotide Pool Through Multiple Pathways, Improving Mitochondrial DNA Metabolism

NMNは効果なしと言われる理由

NMNが効果なしと言われている理由を調査してみると、3つの問題があることがわかりました。

サプリメントで効果の実感が得られていない場合があるから

まず、NMNサプリメントで効果を実感できていないケースがあることは口コミでわかります。

まだこれといった変化は…
何かで見かけて飲んでみようと思い色んな商品を見てみましたが、こちらのが一番良く思えたので購入しました。
もうすぐ3本飲み終わるんですが、まだこれといった変化は感じられていません。
が、そもそも個体が違うし人によって出方も違うので(何にしても)、あともう少し飲み続けでみようと思っています。
これのお陰か、化粧水は全く使わなかったのに使い出したせいなのか判らないのが残念なところなのですが、頬を指先で下から上にグーッと持ち上げた時に寄るシワは少し減ってる気が…(はてさて)笑

引用：楽天市場

※個人の感想であり、効果効能を保証するものではございません

これからの効果に期待
効果がすぐ実感できるかといえばよくわからないのですが、もう少し続けてみようとおもいます。

引用：楽天市場

※個人の感想であり、効果効能を保証するものではございません

NMNサプリメントでは「まだ変化が感じられていない」、「効果がすぐ実感できるかといえばよくわからない」という口コミがあります。

このような口コミを読んで、NMNには効果がないと思われるようになったといえるかもしれませんね。

NMNの効果はヒトで実証されたわけではないから

NMNに効果がないと言われるのは、年齢に応じたケアの効果について、ヒトの臨床試験で実証されたわけではないのも理由でしょう。

マウスではNMNの数々の効果が示されています。しかし、ヒトでの試験は実施しづらい面もあるため、睡眠の質や脂肪代謝くらいのデータしか出てきていないのが現状です。

臨床試験できちんと効果が示されないと「NMNに効果あり」と科学的根拠を持って説明できないので、効果ない成分だと言われてしまうのは仕方ない面もあります。

効果が期待されるのは「40代～50代以降」だから

NMNの効果がないのは摂取年齢が若いのが原因の可能性もあります。科学的に証明されていなくても、NMNサプリメントを摂取して実感があったという人はいます。

NMNサプリメントで「寝起きがよくなった」、「肩こりによる頭痛がなくなった」という50代女性からの口コミです。

継続したい
今年還暦です。
身体が重くて、やる気の出ない毎日。
ヤクルト1000を飲んでますが、寝つきはいいですが、寝起きがスッキリせず、これも年だと諦めてましたが、テレビでこのサプリの事を知り、ダメ元で購入。
飲み始めて2・3日で体が軽くなったような気がします。寝起きも、前のようなだるさもなく、すっきり起きられるようになりました。
約2週間たちますが、身体は非常に軽く、動きも軽快になりました。
気圧の変化で体が重かったりしてましたが、それもなくなりました。
サプリのおかげと信じて続けていこうと思ってます。

引用：楽天市場

※個人の感想であり、効果効能を保証するものではございません