熊谷隆志らクリエイターが出会いを果たした至極の6プロダクト
逸品=とても優れた品物や作品。それはトレンドや季節、一時の気分を超越して、その人の日常に寄り添い、さりげなく豊かにしてくれる代物とされる。
熊谷隆志、三宅敬など、さまざまな業界から6名のクリエイターが逸品コレクションをご紹介。
目次
熊谷隆志
Vintage
NATIVE AMERICAN JEWELRY
「昨年、ロサンゼルスで出会ったのですが、一度は買うのをためらいました。 その後、しばらくして同じ店へ行った時、まだ置いてあり、 “僕のために待っていてくれた”と勘違いしています。 毎日着けるには重いのですが、 イベントやパーティー、自分にとって大切な日に取り入れたいです」。
熊谷隆志 Stylist, Photographer, Brand Director
三宅敬
Alfred Sargent for J.CREW
DOUBLE MONK SHOES
「ネイビーのスエードとダブルモンクというコンビネーションには、前々から目をつけていました。 ドレッシーな仕様とカジュアルな雰囲気のバランスがかっこいい。 スウェットパンツや短めのデニムに合わせてあえてハズしたり、スーツにも使えますしね」。
三宅敬 58works CEO
幅允孝
GANZOÅ~Yoshitaka Haba
LEATHER TOTE BAG
「レザーブランドのガンゾさんと、コラボレーションして作ったトートバッグ。 バッハのイメージカラーである“限りなく黒に近いネイビー”とシンプルなデザインで、 質実剛健なプロダクトを目指しました。 僕の場合、普段から何冊も本を持ち歩くので、腰が痛い。 ゆえにとにかく軽量化が最優先になるんですが、 持ち手を短くすることで、理想通りの軽さになったと思います。 ぱっと見の派手さはないですが、 絶妙にバランスの取れたアイテムになりました」。
幅允孝 Book Director, BACH CEO
小島令子
Alexander Girard
WOOD PANEL
「もともとインテリアは、ミッドセンチュリーでアメリカンモダンな雰囲気のものが好きなこともあり、 一昨年に子どもが生まれ、子ども部屋のために真っ先に欲しいと思ったのが このジラルドのウッドパネルでした。 ハーマンミラー社のテキスタイルディレクターでもある彼の作品は、 シンプルながらとてもグラフィカルで、色使いも独特で素晴らしいものばかり。 自分の子どもにも絶対に見せてあげたいと、クッションや絵本、人形なども購入しましたが、 特にこのウッドパネルはあまり数もなくとてもお気に入りです。 子どもが大きくなったら、玄関やリビングのアクセントに飾りたいと思っています」。
小島令子 Fashion Designer, Director
染谷真太郎
Acne Studios
LEATHER COACH JACKET
「コーチジャケット好きの僕が、 たまたまレザーのブルゾンを探している時に出会いました。 10年経っても着れる、良質でミニマムなデザインと、 当たり前のものを当たり前に作っていない姿勢、素敵だと思います。 今年の秋冬からが本格デビューとなります」。
染谷真太郎 Shinzone Directo
山本宇一
TOMOO GOKITA
「THE GREAT CIRCUS」
「五木田智央さん川村美術館の個展図録。 彗星のごとく現われた同世代初で日本発ファインアート世界レベル。 画集でありながらブツの存在感プンプンで、 これを壁に敷き詰めた部屋作ったり、小脇に抱えてお散歩したり、 内容最高、見開き4頁クラスター圧巻。ロック!」。
山本宇一 PRODUCER, heads CEO
※2015年06月発行『i bought VOL.10』に掲載された記事です。
※価格・販売状況は掲載当時のものになります。