中田クルミ、日向秀和、石川涼、玄里らの肌身離さないジュエリーの数々
中田クルミ、日向秀和、石川涼、玄里、夏目光教、奥山武、三浦由貴、加藤隆行の肌身離さないジュエリーの数々を紹介。
単なる装飾以上の意味を持ったクリエイターたち愛用のアクセサリーをご覧いただこう。
目次
001:Hidekazu Hinata
「10年ほど前に知人からもらったネックレスを気に入って、以来ずっとガルニのアクセサリーを買い続けています。今ではリングやウォレットはもちろん、服やバッグなど、ガルニのアイテムがかなりの量に(笑)。ガルニの魅力は振り幅の広さです。イカついのもあれば繊細なのもある。なのに、全体に統一感が出ているのがすごい。ガルニのスタッフには音楽好きの人が多いので、ミュージシャンとの相性もいいのかもしれませんね」。
01_4年ほど前に購入したガルニのウォレットチェーン。細身で飽きのこないデザインがお気に入り。
02_ブランド創立当初のアイテムをリバイバルさせたガルニのバングル。荒っぽいタッチが魅力。
03_オリジナルのツタ柄が彫り込まれたガルニのバングル。
04_シルバー素材をゴールドカラーにコーディングしたガルニのリング。Tシャツなどラフなスタイルに合わせる。
05_単純にカッコいいと思って買ったシンプルなガルニのシルバーリング
日向秀和 (ミュージシャン)
オルタナティブロックバンド、ストレイテナーのベースを担当。通称“ひなっち”。2014年10月には4枚目のアルバム「Behind The Scene」をリリース。2015年は全国ツアーが控えている。他バンドでの活動も盛んに行う
002:Hyunri
「普段はアクセサリーをたくさん着けることはあまりなくて、せいぜいリングかブレスをひとつ着ける程度。コーディネイトに合わせて着け替えることもあまりせず、その日の気分で選んでいます。アクセサリーって肌に着けるものだから、やっぱりパッと見て感性に響くものを選びたくなります。洗練されたアイテムよりも、遊び心があって、尖ったデザインの中にも上品さがある。そんなアクセサリーの方が好きです」。
01_ウルフズヘッドのスタッズバングル。
02_3つのスターをあしらったマルタンマルジェラの2連リング。
03_ナチュラルで繊細なデザインが魅力的なブランド、プフッツェのピンキーリング。
04_鍵をモチーフにしたマルタンマルジェラのリング。サイズが大きく指から抜けることがあるので、2つ組み合わせて使っている。
05_ジューミリムのブレス。ハードな印象だが、パール使いにより上品に
玄里 (女優)
東京都生まれで日・英・韓のトライリンガル。 ShinYong Wook演技学校で学び2009年に帰国し、日本で女優業を開始。主演映画「水の声を聞く」が12月より全国公開。「ジャッジ!」、「イン・ザ・ヒーロー」などの公開も控える
003:Ryo Ishikawa
「アクセサリーはできるだけ絞って、ひとつか2つポイントで身に着けることが多いですね。デザインもゴローズやクロムハーツのようにシンプルなものが好きです。それも、これみよがしなものではなく、オーソドックスなデザインだけど、実は素材にゴールドを使っているなど特別感のあるものをさりげなく着けておきたい。もう僕にとって必要なアクセサリーは十分揃ったので、もしかしたら今後一生新しいものは買わないかもしれませんね」。
01_ゴローズの全金イーグル顔ブレス。知人から手に入れた希少な品。
02_全金のフェザーとホイールには、ゴローズのシルバーチェーンと同じ型で特注したゴールドのチェーンを装着。
03_クロムハーツのリングは、こちらのゴールドの他、ホワイトゴールドも愛用している。
04_特注のゴールドチェーンには、ゴローズのフェザーとクロムハーツのダイヤ入りのクロスチャームをセット
石川涼 (VANQUISH CEO)
1975年生まれ、神奈川県出身。株式会社せーの代表。’04年にファッションブランド「VANQUISH」を立ち上げ、’06年に渋谷109メンズ館に出店。人気ブランドとして一世を風靡。現在は計8ブランドを展開している
004:Culumi Nakada
「アクセサリーってあまり多く着けすぎると失くしてしまうのが怖いんです。それに、いかにもシルバー着けてます!って感じの人にもなりたくない。だから、今回ご紹介するアクセサリーも、本当に普段使いしているものに絞ったスタメン的なラインナップなんです。私の根底にはパンクがあるので、やっぱりそのスピリットを感じられるものが好みですね。古着屋さんで働いていたこともあって、ヴィンテージのアクセサリーもいろいろ持っています」。
01_ヴィヴィアンウエストウッドの名品、アーマーリングは、中学生の時から欲しかったアイテム。
02_クロムハーツのリングはパッと見それとわからない繊細なデザインがお気に入り。
03_お婆ちゃんから譲り受けた結婚指輪。失くしても必ず戻ってくる。
04_アリスブラックのリボン型リング。女性らしいデザインがお気に入り。
05_L.A.で購入したリング。シルバー925のわりに激安だった。
06_ジャム・ホーム・メイドの安全ピンモチーフのネックレス
中田クルミ (モデル)
1991年生まれ。日本大学藝術学部に在学中から、「Zipper」や「Numero」、「NYLON」など数々のファッション誌でモデル活動を行なう。卒業後もCMなどで活躍しながら、DJ活動を行い、さまざまなイベントにも出演
005:Mitsunori Natsume
「アクセサリーを身に着けるようになったのは、わりと大人になってから。20年ほど前にお店をオープンした時に近くのシルバーショップで購入したのがきっかけです。最初はひとつ着けるのもちょっと気恥ずかしかったのを覚えていますね。それから随分経ち、アクセサリーの数も次第に増えてきましたが、あまりいろいろなアイテムを着けるのではなく、シンプルで機能美を感じるものに絞って、大人の雰囲気が出るように気を配っています」。
01_ビルウォールレザーのウォレットストラップ。大人っぽい細身の編み込みのレザーが気に入っている。
02_コラボを記念してビル自らが手作りしてプレゼントしてくれたスカルメガネホルダー。
03_下は初めて買ったM’s コレクションのシルバーリング。上はお店のオープン記念に店名を入れて作ってもらったもの。
04_ビルウォールレザーのシルバーバングル。自身が午年であるため、馬をモチーフにして製作を依頼した
夏目光教 (OPTICAL TAILOR CRADLEオーナー)
人気のアイウェアショップ、「OPTICAL TAILOR CRADLE」のオーナー。オリジナルブランド「EFFECTOR」は、極太の黒ブチフレームで一世を風靡。BILL WALL LEATHER他、多くのブランドとコラボしている
006:Takeshi Okuyama
「自分の好きなバイクや音楽などをモチーフにした、エピソードを感じさせるアクセサリーが多いですね。ブランドは関係なく、気に入ったものに出会えば購入しています。最近はゴツいシルバーよりも個性的なデザインの小さなアクセサリーが気になります。ブーツリペアという仕事柄、商品を傷つけないように、リングを着けることはあまりないのですが、バイクに乗る時などには、ネックレスやウォレットチェーンをよく着けています」。
01_オープン記念に作ってもらったストップライトのウォレットチェーン。
02_テキサスのカスタムショップで買ったバイカーベル。一度失くしたが、つぶれた状態で発見。「御護りになってくれた気がします」。
03_音楽がモチーフのバーンストーマーズのアクセ。シルバープレートが付いたハープ、ロバート・ジョンソンを象ったネックレス、オールマンブラザーズバンドを象徴するきのこなど、どれもユニーク。
04_身内のスタッフだけに配られたという希少なガボールのブレス。
05_アメリカのギャラップで買ったズニ族のバングル
奥山武 (福祿壽 代表)
台東区・山谷に店を構えるブーツリペアショップ「福祿壽」のオーナー。日本におけるブーツのリペア&カスタムの先駆けとして注目を浴びる。確かな経験に裏付けられた技術とカスタムのセンスには定評がある
007:Yuuki Miura
「昔からいろいろと買い続けてきましたが、ここ十数年の間に精査した結果残ったのがこのラインナップです。どれも毎日身に着けるのが習慣になっているので、付けていないと気持ち悪いんです。もう身体の一部みたいなものですね。外すのは寝る時くらいなものです。洋服と違ってアクセサリーにはかなり一途なところがあるんです。今持っているアクセサリーに満足しているので、今後買うとしたら、どれかを失くした時くらいだと思います」。
01_ラルフローレンの定番のエンジンターン加工を施したバングル。7年ほど前から愛用している。
02_10年ほど前に購入したティファニーのスターブレスレット。懐かしい人も多いのでは?
03_タロントというブランドのリング。ザラついた表面が武骨で気に入っている。
04_Tikashi(チカシ)のゴールドのリング。一時期イニシャルを入れていたが削ってしまった。
05_ずっと長髪なので、髪をとめるのに重宝しているクロムハーツのコンチョ。
06_友人から譲ってもらったクロムハーツのバングル
三浦由貴 (Burnishバイヤー) 独自のセンスで選び抜いた国内外の優れたブランドのアイテムをラインナップする代々木上原のセレクトショップ「Burnish」のバイヤー。Pa
rabootなどでも知られるシューズインポーターである「GMT」のプレスも務める
008:Takayuki Kato
「ネイティブアメリカンジュエリーは、いろいろな意味が込められているところが好きなんです。モチーフに託されたインディアンの教えや意味を知ると、そのアクセサリーがまるで御護りのように感じられます。だからどんなコーディネイトの時も、大体肌身離さず着けています。行きつけのヴィンテージショップであるMr.クリーンやメモで買うことが多いのですが、その時の自分のフィーリングにマッチしたものがあれば、購入するようにしています」。
01_ターコイズが付いたアローモチーフのバングルは’50年代頃のナバホ族のもの。矢は自分を守護してくれるモチーフ、ターコイズは邪気を吸い取ってくれると言われる。
02_シルバーとゴールドのコンビリング。’90年代のナバホのもの。
03_ナバホ特有の柄が彫り込まれたシルバーリング。
04_14金とシルバーのコンビリング。’90年代に流行したデザイン。
05_’40年代製のナバホ族のバングル。この時代に特有の幸運を表すスワティカモチーフが刻印される。
06_太陽とサンダーバードをモチーフにした’50年代のナバホのバングル
加藤隆行 (kiito代表)
都内3店舗での経験を経て、今年6月、渋谷に自身が岩井氏と共同代表を務めるヘアサロン「kiito」をオープン。高い技術とリラックスできる上質な空間で、人気のサロンとなっている。ファッションに造詣が深いことでも知られる
※2014年12月発行『i bought VOL.08』に掲載された記事です。
※価格・販売状況は掲載当時のものになります。