金子賢、木下ほうか、YOON、DJ DARUMAらの愛用の腕時計

腕時計に込められた機能やデザインはクリエイターたちを魅了してやまない。腕時計には、身に着けている人の、ものに対する考え方や人生までも表れてくる。金子賢、木下ほうか、YOON、DJ DARUMA、岡部文彦、植村肇らが信頼を寄せる愛用の腕時計らのどんな人生を刻んできたのか。腕時計から少し垣間見てみよう。

i bought編集部

目次

001: HOUKA KINOSHITA

 

my buddy:70s ROLEX GMT MASTER ref.1675

70s ROLEX  GMT MASTER  ref.1675

 

1970年製のロレックスGMTマスター。’70年代に少数生産されたGMT針が先端以外もすべて赤く塗られた希少なモデル。黒いベゼルのヤケ具合も珍しい。オリジナルのアメリカンジュビリーブレスを装着している。コレクターの知人と物々交換で手に入れた

 

木下ほうか

「アンティークロレックスは、希少なモデルに絞って何本かコレクションしています。今でも実用に耐え、意外と精度も高く、経年変化したベゼルやダイヤルなど、アンティークならではの枯れた味わいも魅力的です。このGMTマスターは、’70年代に少量しか作られなかったもの。そういうイレギュラーなモデルがあるのもロレックスの面白さです。たまに役柄に合わせて身に着けるなど、芝居の小道具としても活用しています」。

 

 

木下ほうか (俳優)

 

プロデューサーと出演を務めた映画「グレイトフルデッド」ほか、「いつかの、玄関たちと、」が全国公開中。また、TVドラマ「昼顔」等に出演。2015年公開の映画「木屋町DARUMA」でもプロデューサーと出演を務める

 

 

002: KEN KANEKO

 

my buddy:EYEFUNNY G-SHOCK G-5600 PROTECTOR

EYEFUNNY  G SHOCK G 5600  PROTECTOR

 

アイファニーというジュエリーブランドが手掛けたプロテクターを装着したG-SHOCK。唐草模様を手彫りしたピンクゴールドのボディに、良ダイヤをちりばめたラグジュアリーなルックスだが、中身はG-SHOCK。タフさと繊細さ、機能性と装飾性のギャップが秀逸

 

金子賢

「今はベストボディ・ジャパンの大会に向けてトレーニングしていることが多いので、あまり時計を着ける機会もないんですけど、この時計は比較的よく使っています。普通のG-SHOCKをゴールドとトップクラスのダイヤで装飾した斬新さがいい。携帯電話のデコレーションとはわけが違いますからね。旧いロレックスも好きですけど、こういう遊び心の効いたものも、かわいくていいなと思います。他人とまずかぶることがないのも魅力です」。

 

 

金子賢 (俳優)

 

 

1976年生まれ、東京都出身。1996年に映画「キッズ・リターン」でデビュー。その後、映画やTVドラマで幅広く活躍。現在、「ベストボディ・ジャパン全国大会」でグランプリを獲得すべく、トレーニングに励む日々を送る

 

003: DJ DARUMA

 

my buddy:CASIO G-SHOCK GPW-1000-1BJF

CASIO  G SHOCK  GPW 1000 1BJF

 

GPS衛星電波と標準電波により、時刻情報の正確な取得を実現。世界中のどこででも自動で時差を修正してくれる。また、耐衝撃性、耐遠心重力、耐振動など、G-SHOCKならではのタフネスも発揮。

「海外に行くことが多いので、これから活躍する機会が増えそうです」

 

DJ DARUMA

「’90年代頭に初めて買ってから、かれこれ20年近くG-SHOCKを使い続けています。こちらは最近手に入れたばかりの新モデル。GPS機能が付いていて、海外に行った時も時差を自動で修正してくれるという優れものです。でも、実はアナログ表示のG-SHOCKは初めて使うので、慣れるまでちょっと心配。ハイエンドなモデルですが、タフさは健在なので、キズがつくことを心配したりするのがイヤな性分の僕にとってはありがたいですね」。

 

 

DJ DARUMA (ミュージシャン)

 

 

LDH所属。HIP HOPの魂を持ってさまざまなスタイルのダンスミュージックでフロアを揺らすDJ。 ファッションブランドのディレクターとしての顔も持ち、いわゆるスラッシャー(/)としてヘッズたちから多くの支持を集めている

 

 

004: YOON

 

my buddy:AUDEMARS PIGUET ROYAL OAK

AUDEMARS  PIGUET  ROYAL OAK

 

イギリス海軍の戦艦にちなんで名づけられたロイヤルオークは、オーデマ・ピゲを象徴するモデル。1972年に登場して以来、世界中で愛されている名品だ。船の窓をモチーフにしたステンレススチール製の八角形のベゼルをネジで固定した武骨なデザインが特徴的

 

YOON

「以前はフランクミューラーやロレックスも愛用していましたが、ある日ピゲのロイヤルオークに出会い、ひと目惚れして購入しました。ユニークな時計に慣れていたこともあり、八角形のデザインは私にピッタリでした。メンズの服を着ることも多いので、大きめのサイズで男っぽいデザインの時計もしっくりくるんです。かっちりしたブレスのデザインも私好み。気に入ってほぼ毎日着けています」。

 

 

YOON (グラフィックデザイナー)

 

パートナーであるVERBALと2008年に立ち上げたジュエリーブランドAMBUSHのデザイナー兼ヴィジュアルディレクター。独自の感性を発揮したアクセサリーをプロデュースし、人気を博している

 

 

005: FUMIHIKO OKABE

 

my buddy:CASIO G-SHOCK G5700-1JF

CASIO  G SHOCK G5700 1JF

 

購入したオリジナルにはアーミーグリーンのケースとベルトが付いていた。G-5600とは違うシンプルな丸形のデザインも気に入っている。銭湯で着けたまま湯船に入っても平気とのこと。モデル名すらわからずに愛用していたが、もはや手放せない逸品に

 

岡部文彦

「15年前に購入して以来、愛用していたG-SHOCKですが、去年、ケースが割れてしまったんです。どうしようかと思っていたところ、知人がケースだけ見つけてプレゼントしてくれたので、自分で付け替えてみた。“プチDIY”をやった気分で、一層愛着が湧いてきました。見た目は新品だけど、中身は長年使った愛用品。そんなギャップも気に入っています。15年以上も現役で使える耐久性もすごい。これからも長く使い続けるでしょうね」。

 

 

岡部文彦 (スタイリスト)

 

2000年に独立して以来、雑誌をメインとして活動。アウトドアファッションへの造詣が深く、本格的なガーデニングウェアブランド、「VALLICANS」や「HARVESTA!」などもプロデュースしている

 

 

006: HAJIME UEMURA

 

my buddy:SEIKO DIVER 3rd MODEL

SEIKO  DIVER  3rd MODEL

 

1964年に国産初の本格的ダイバーズウォッチとして登場したセイコーダイバー。こちらは4代目モデルで、シリーズの特徴でもある斜めのリューズが付く。これはリューズが腕に当たることを避けるための仕様。

「この機能的で普遍的なデザインが気に入っています」

 

植村 肇

「男がこだわるものといえば、バイクや車などの乗り物か時計くらいでしょう。時計は毎日身に着けるものだから愛着も湧く。だから、いいものを長く使って、一緒に育っていきたい。セイコーのダイバーシリーズは昔から好きで、日本のものづくりの品質の高さが感じられる時計です。機能性に特化したデザインは、僕の好きな武骨なファッションやライフスタイルにとてもマッチします。丈夫なのでバイクに乗る時にも気にせず着けられます」。

 

 

植村肇 (USオーナー)

 

文化服装学院を卒業後、老舗アメカジショップに勤務。現在は、原宿と三軒茶屋に店を構えるインポートショップ、「US」のオーナーを務める。アメリカンカジュアルやストリートファッションに造詣が深い

 

 

007: KAZUTOSHI UDAGAWA

 

my buddy:ENICAR SHERPA SUPER DIVE

ENICAR  SHERPA  SUPER DIVE

 

スイスの時計メーカー、エニカ社が手がけた70年代製の自動巻きダイバーズウォッチ。最高水準の正確さに定評があり、堅牢なケースを採用したSHERPAシリーズはアメリカ空軍の公式と計にも採用された。インナーベゼルを回転させて使用する珍しいタイプ

 

宇田川和利

「若い頃はG-SHOCK、20代の時はロレックス、B-BOY時代はブライトリングと、自分のスタイルの変遷に合わせていろいろな時計を着けてきましたが、今は落ち着いてきて、味わいのあるアンティークウォッチに一番興味を持っています。黒っぽい時計がほしくて購入したこのエニカの’70年代製の時計も、当時ならではの独創的なデザインが気に入っています。ベルトを黒のレザーに替えたことで、雰囲気もグッと大人っぽくなりました」。

 

 

宇田川和利 (GREEN ANGLEディレクター)

 

文化服装学院卒業後、ショップ「STADIUM」をオープン。その後、2012年には別業態のセレクトショップ「GREEN ANGLE」を原宿でスタート。オリジナルブランド「Nisus Hotel」のディレクターも務める

 

 

008: RYUTA KON

 

my buddy:HAMILITON for SHIPS KHAKI

HAMILITON  for SHIPS  KHAKI

 

手巻き仕様。ケースサイズは38ミリと、’40年代当時のモデルより大きめのサイズ。ダイヤルや針に焼けたような加工を施し、旧ロゴを用いるなど、ヴィンテージ感漂う雰囲気に仕上げてある。キャンバス製のベルトの裏にはレザーが貼られており肌触りも良い

 

今 竜太

「3年ほど前からシップスで継続して販売している別注のハミルトンの腕時計で、’40年代の軍用時計をモチーフにしたカーキというモデルです。そういう男っぽい背景を持ったアイテムは時計に限らず好きですね。カラーをネイビーにアレンジしたり、ダイヤルや針に日焼け感を出したりするなどのヒネリが加えられているのもポイント。小さめサイズなのでスーツを着ても邪魔にならないし、ハズしのアイテムとしても活用できます」。

 

 

今竜太 (SHIPSプレス)

2003年にシップスに入社。販売スタッフを経験した後、2007年からメンズのプレスを担当。ドレスからカジュアルまで多岐にわたってPRを行っている

 

 

 

※2014年12月発行『i bought VOL.08』に掲載された記事です。

※価格・販売状況は掲載当時のものになります。

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MY TRUSTWORTHY ACCESSORIES クリエイターたちが信頼を寄せる小物たち PART.1 / クリエイターの伴侶=腕時計

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