高橋ラムダ、尾花大輔、落合宏理らクリエイターの勝負アウター
尾花大輔、落合宏理、鈴木哲也、高橋ラムダ、鶴田研一郎、土井地博6人のクリエイターが個人的物欲視点でセレクト。WTAPSやUNUSEDなど秋冬ファッションの主役アイテムであるアウターに着目。
目次
01:尾花大輔 / N.HOOLYWOOD デザイナー
ARC’TERYX(アークテリクス)
PARSEC COAT
¥63,000(ARC’TERYX TOKYO GINZA)
「数あるアウトドアブランドの中でも、常に機能の向上と洗練されたデザイン性の両立を追求しているARC’TERYX。 そのラインナップの中でもコレは、極めてソリッドに落とし込まれたビジュアルが気に入りました。 カラーリングの出し方も、毎回絶妙ですよね」
尾花大輔(N.HOOLYWOOD デザイナー) 古着バイヤーからキャリアをスタートし、今や世界的なコレクションブランドのデザイナーとして、ワールドワイドに活躍。 機能的なアイテムをモダンに落とし込んだスタイルが今季の気分 |
02:落合宏理 / FACETASM デザイナー
UNUSED(アンユーズド)
LONG DOWN JACKET
¥82,950(伊勢丹新宿店メンズ館2階=インターナショナルクリエーターズ)
「UNUSEDとはスゴく関係が深くて、常にチェックしているブランドです。 中でもこのダウンは、洗練されたビッグシルエットと白の美しさに惚れた逸品。 以前、コラボレーションのダウンを製作したこともあり、そのクオリティは熟知していたので、即オーダーしました」
落合宏理(FACETASM デザイナー) ’07年、FACETASM設立。テキスタイルメーカー、NGAPでの経験を経て生み出される、 洗練された柄使いと独創的なプロダクトデザインの融合は必見。2012S/Sより東京コレクションにも参加する |
03:鈴木哲也 / honeyee.com/.fatale
WTAPS(ダブルタップス)
G-1LEATHER JACKET
¥63,000(ARC’TERYX TOKYO GINZA)
「今季はレザージャケットが大豊作。中でもやっぱりライダースが目立つけど、ここはあえてのフライトジャケットが良い予感。特にこのG-1は、モダンなデザインとハイクオリティを兼ね備えた、まさにハイエンドな逸品。 って考えると、値段もなかなかリーズナブルですよね」
鈴木哲也(honeyee.com/.fatale) ファッション、カルチャー、アート。多様なジャンルにアプローチするWebマガジン、honeyee.com編集長。 ’11年には女性版である.fataleも開設。honeyee.com内展開の、自身ブログもお見逃しなく |
04:高橋ラムダ / スタイリスト
SCIENCE LONDON(サイエンスロンドン)
MODS COAT
¥160,650(TOMORROWLAND 渋谷本店)
「10数年前に溺愛していたブランド。ここ数年日本では見かけなかったけど、 トゥモローランドで取り扱いが始まるということで、最も象徴的なモッズコートを即オーダー。 オリジナルの野暮ったさを残しつつ、現代的なマテリアルにアレンジされている点が気に入りました」
高橋ラムダ(スタイリスト) 販売員、古着バイヤー、ブランドデザイナー、舞台衣装製作など、多種多様なキャリアを持つ。 昨今は、ラグジュアリーなペイズリー柄が気になる反面、グランジ的なスタイルにも注目している |
05:鶴田研一郎 / UNIT 代表
THE INOUE BROTHERS(イノウエブラザーズ)
HAND-KNITTED BUBBLE LOUNGE CARDIGAN
¥81,900(The Inoue Brothers Japan)
「井上兄弟とは、もう10年以上前から付き合いがあるんですよ。 彼らは、実際に何度もペルーに足を運び、現地の職人たちと直接やり取りして、モノ作りに励んでいるんです。 そうして生まれたのが、このロイヤルアルパカの手編みのニット。そういう背景にもグッときますよね」
鶴田研一郎(UNIT 代表) UKモダン&クラシックレーベルGauntletsデザイナーにして、数々の有名英国ブランドを日本に紹介。 現在、極上の着用感を実現する、ハイエンドインナーウェアのプロジェクトが進行中 |
06:土井地博 / BEAMS コミュニケーション ディレクター
PIG&ROOSTER(ピッグアンドルースター)
KUI ROVE KNIT
¥39,900(BEAMS HARAJUKU)
「基本的に、“定番”と謳われるアイテムや老舗ブランド、モノ作りに信頼がおけるレーベルのプロダクトは、 値段に関わらず購入します。このPIG&ROOSTERも、まさにそれ。 カットソーなどにサラっと合わせたい、品質抜群のローゲージショールカラーニットですね」
土井地博(BEAMS コミュニケーション ディレクター) BEAMSグループ全体の、宣伝活動及び販売促進を取り仕切るコミュニケーション ディレクター。 その一方で、社内外における『BEAMSのなんでも屋さん』というネーミングも持つ仕掛け人 |
※2013年09月発行『i bought VOL.03』に掲載された記事です。
※価格・販売状況は掲載当時のものになります。