ダークファンタジー漫画おすすめ5選!国内外で大人気の名作揃い
悲劇的で重苦しい雰囲気が人気のダークファンタジー作品。「鋼の錬金術師」、「PandoraHearts」、「D.Gray-man」、「進撃の巨人」など主人公や登場人物が、不条理な世界で生き抜く姿を描いたダークファンタジー漫画のおすすめを5選紹介。
目次
ダークファンタジー漫画おすすめ1
『鋼の錬金術師』荒川弘
ダークファンタジー漫画のド定番『鋼の錬金術師』。
「月刊少年ガンガン」で2001年から2010年に渡って連載された完結済みの作品。
全27巻。累計発行部数は6100万部を突破した。
その人気は国内外に及び、人気漫画ランキングでは『NARUTO』や『DEATH NOTE』等と並んで上位に食い込む。
あらすじ
エドワードとアルフォンスの兄弟は、錬金術で母親を生き返らせようと禁忌である人体錬成を行う。しかし錬成は失敗し、エドワードは左脚を、アルフォンスは身体全て失ってしまう。エドワードは自分の右腕と引き換えにアルフォンスの魂を鎧に定着させることに辛うじて成功したが、自分たちの愚かさに気づく。その後、エドワードは自ら失った右腕と左脚に機械鎧(オートメイル)を装着し、元の体に戻るべく旅に出る。
12歳になりエドワードは国家錬金術師となる。旅を開始したエルリック兄弟を、ホムンクルス(人造人間)や国家錬金術師の命を狙う謎の男・スカーなどの強敵が待ち受ける。敵の中には兄弟同様に「賢者の石」を求める者も少なくなく、過去に起こった殲滅戦争の陰謀が蔓延る世界で、エドワード達は”真理”をめぐる巨大な陰謀に巻き込まれていくのだった。
伏線を完璧に回収しきった作者・荒川弘の初連載作品『鋼の錬金術師』。
ダークファンタジーの真骨頂とも言える本作は、漫画好きなら一度は読んでおきたい名作である。
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ダークファンタジー漫画おすすめ2
『PandoraHearts(パンドラハーツ)』望月淳
ゴシックアクションミステリー×ダークファンタジーの『PandoraHearts』。
「月刊Gファンタジー」で2006年から2015年に渡って連載された、完結済みの作品。
全24巻。「不思議の国のアリス」や「鏡の国のアリス」をモチーフとしている。
あらすじ
四大公爵家ベザリウス家の次期当主・オズ=ベザリウスは、成人の儀の最中にいわれのない罪によって、闇の監獄・アヴィスで囚われの身となる。彼はそこで「血染めの黒うさぎ(ビーラビット)」と呼ばれるチェインのアリスと出会った。アリスとある契約をしアヴィスから脱出することに成功したオズだが、そこで待ち受けていたのは変わり果てた10年後の世界だった。
100年前、首都が丸ごと消失した瞬間に、何が起こったのか?
登場人物の歪みが繰り広げる愛憎劇を発端とし、オズ達の隠された関係性が露になっていく。
100年前から語り継がれる事件”サブリエの悲劇”の謎を解明し、何者かによって消された過去を取り戻す物語。
「大どんでん返しのある漫画」と言えば、必ずタイトルが挙がる『PandoraHearts』。
ミスリードは当たり前。巧妙に練られたストーリーはもちろん、作者:望月淳によるアナログのイラスト美も読者を魅了して止まない。
2016年には日本国内のアニメイトに次いで、フランス・パリでも複製原画展が開催された。
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ダークファンタジー漫画おすすめ3
『D.Gray-man(ディーグレイマン)』星野桂
ダークファンタジー漫画の金字塔『D.Gray-man』。
「週刊少年ジャンプ」で2004年から連載開始となるも3度の移籍を経て、現在は季刊誌「ジャンプSQ.CROWN」で連載中。
既刊25巻~以下続刊。2010年に累計発行部数が2000万部を突破した。
舞台は仮想19世紀末のヨーロッパ。
あらすじ
世界終焉への計画を進める「千年伯爵」の製造した悪性兵器「AKUMA(アクマ)」。唯一AKUMAを破壊できる存在の「エクソシスト」の一人である 主人公・「アレン・ウォーカー」達が世界を救うために、仲間と闘う物語である。
救済者として、エクソシストとして、千年伯爵率いるノアの一族と敵対する主人公・アレンだが、物語が進むにつれ彼自身の内に「ノア」の存在が眠っていることが明らかになる。
しかも、その正体は存在しないはずの「14番目」のノアだった。
アレンは、敵(破壊者)か味方(救済者)か。
14番目の記憶に侵食され、自我を失っていく主人公の行く末に、目が離せなくなっていく。
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ダークファンタジー漫画おすすめ4
『進撃の巨人』諫山創
ダークファンタジー界に突如現れた異端児『進撃の巨人』。
「別冊少年マガジン」にて2009年より連載中で、既刊20巻~以下続刊の作品。
2016年に累計発行部数が6000万部を突破し、実写映画化もした大ヒット漫画。
あらすじ
100年前、突如現れた巨人が人類を滅亡させようとしていた。生き残った人類は「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」の巨大な3重の壁を造り、巨人の襲来から逃れ、偽りの平和の中で暮らしていた。しかし時は経ち、巨大な壁をも越す「超大型巨人」と、人間同様の知恵を持つ「鎧の巨人」が現れ、人類は再び巨人に滅ぼされようとしていた。
主人公は、超大型巨人が出現した際、母親が巨人に捕食される様子を目の前で見てしまった10歳の少年エレン・イェーガー。
彼はこれより3年後、壁外の調査と巨人討伐に特化した集団「調査兵団」に入団し、この世の巨人を一匹残らず駆逐すべく、先の見えない過酷な現実に立ち向かっていく。
絶望に絶望を重ねる『進撃の巨人』。
捕食対象となった人類が恐怖し、もがき苦しむ姿もまた一興である。
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ダークファンタジー漫画おすすめ5
『黒執事』枢やな
英国貴族×ダークファンタジー漫画の『黒執事』は、「月刊Gファンタジー」で2006年から連載中。
既刊23巻~以下続刊。2015年には累計発行部数が2000万部を突破した。
徹底的に調べ上げた英国文化に、ミステリー要素を追加したストーリーが人気を博す作品。
あらすじ
主人公は19世紀末期のイギリスで名門貴族・ファントムハイヴ伯爵家の幼い領主シエル・ファントムハイヴとその有能な執事セバスチャン・ミカエリス。共にファントム家の裏家業である「女王の番犬」としてさまざまな事件を解決すべく働く。
ゴシック調の世界観が強い『黒執事』は、海外人気の高い作品としても知られている。
2011年にはアメリカの漫画売上・第4位にランクイン。
フランスでは、1・2位を争う大人気の漫画だ。