今井達也の成長し続けるシンデレラストーリー、作新からドラフト1位で西武へ

西武ライオンズのドラフト1位・今井達也のシンデレラストーリーとは?ビッグ3を打ち破り夏の甲子園優勝を果たした作新学院のエースとして注目され、侍ジャパンU-18でも活躍を見せた今井達也。ストイックな意識を持ち成長を続けている今井達也について紹介。

林原詠一朗

目次

今井達也のプロフィール

今井達也(いまいたつや)

1998年5月9日生まれ

栃木県鹿沼市出身

180cm/70kg

右投げ右打ち

投手

【経歴】

鹿沼西中学校(ポニー・鹿沼レッドソックス)-作新学院高等学校

2016年プロ野球ドラフト会議で埼玉西武ライオンズが1位指名

 

2016年夏の甲子園大会で作新の優勝投手となった今井達也

初戦で13奪三振と自己最速の152kmをマークし完封勝利

第98回全国高等学校野球選手権大会で、初戦である2回戦の対尽誠学園戦で登場した作新学院の今井達也は圧巻のピッチングで甲子園デビューを飾る。

強打の尽誠学園を相手に被安打5、奪三振13、与四死球2の無失点で完封で勝利を挙げた。

 

この今井達也のピッチングを見た野球評論家の西本聖は、「文句の付けどころがないフォームで即戦力になる。」と大会ナンバーワン投手だと絶賛。

 

今井達也
BIG3の1人、高橋昴也の花咲徳栄高校から勝利、そしてBIG4へ

この大会では履正社高校の寺島成輝、横浜高校の藤平尚真、花咲徳栄高校の高橋昴也の3投手が高校BIG3と言われて、話題を集めていた。

その中の1人、高橋昴也を擁する花咲徳栄高校と3回戦で対戦した。

 

この試合でも今井達也のピッチングは冴えわたり、10奪三振で2失点と花咲徳栄高校をねじ伏せた。さらに自己最速記録を152kmに更新した。

BIG3の高橋昴也に投げ勝ったことや、その後の今井達也の大活躍もあり、大会前は高校BIG3と呼ばれていたのが大会後には今井達也が加わり、高校BIG4と呼ばれるようになっていた。

 

自己最速152kmを記録で夏の甲子園優勝

その後も、今井達也を擁する作新学院は順調に勝ち進み、ついに54年ぶりに決勝までコマを進めた。

決勝の相手は南北海道代表で初の決勝進出となる北海高校だった。

 

この試合でも、今井達也は最速である152kmを記録するなど、9回を1失点に抑え、見事に完投勝利。

甲子園優勝投手となった。

 

最初で最後の夏に甲子園で開花した今井達也のシンデレラストーリー

夏の大会前はまだ無名だった今井達也

夏の甲子園大会で優勝投手となり一気にスターになった今井達也だが、それまでは、まだ全国的には無名だった。

球は速いが、体も細身で、安定感を欠くピッチングが目立ち、それ程の評価は得ていなかった。

 

2年生の時に甲子園のメンバーから外された今井達也

今井達也のストレートは高校2年生から速くなりだしたという。

2年生の夏も、作新学院は栃木代表として甲子園に出場している。

今井達也は県大会ではベンチ入りをしていたが、甲子園大会ではメンバーから外されてしまっている。

その悔しさがいいきっかけになったと語る。

 

勝てる投手になるために努力を続けた今井達也

今井達也はメンバーから外されたことをきっかけに、勝てる投手になることを目指した。

さすがにすぐにその術を身につけたわけではない。

最初は6割くらいの力でセーブしながら投げるうちに、軽く投げながらでも速い球が行くコツをつかんでいった。

グラウンド外でも地道に努力する今井達也の姿に篠崎高志は凄い投手だと話した。

 

成長し続けてつかんだ今井達也のシンデレラストーリー

地道な努力を続けながら甲子園を目指す今井達也に成果があらわれ始める。

横浜高校との練習試合で何か掴めたと話す今井達也はさらにその成果は甲子園大会で花開くことになる。

 

ゆったりとしたフォームから投げ込まれる150kmのストレート、打者の手元で鋭く曲がるスライダー、9回を投げきるスタミナ、安定感抜群のピッチング。まさに快腕の登場だった。

初戦を皮切りに、甲子園でも投げるたびに成長し続けていた。

 

準々決勝で対戦した木更津総合高校の五島卓道監督は、「コントロールが荒れたピッチャーだったが、つけ入る隙の無い選手になっていた」と今井達也の成長を語っている。

 

侍ジャパンのエースとしてアジア選手権でも優勝した今井達也

侍ジャパンのエース今井達也

甲子園大会終了後、今井達也は侍ジャパンU-18の日本代表選手に選ばれ、甲子園での実績からエースナンバーの18番を背負った。

大学日本代表との壮行試合では4者連続を含む5奪三振と2回を無失点に抑え、格上の相手を圧倒するピッチングをみせた。

 

アジア選手権での優勝に貢献した今井達也

8月30日から9月4日にかけて行われた第11回BFA U-18アジア選手権大会で、今井達也は1次ラウンドのヤマ場であるチャイニーズ・タイペイ戦に先発した。

マウンドが合わず、本調子ではなかったが5回途中無失点と苦しみながらもまとめた。

 

さらに決勝戦で再び強豪であるチャイニーズ・タイペイ相手に先発。

この試合もストレートが走らず、本調子ではなかったが、変化球を駆使し、我慢のピッチングで5回を1安打無失点に抑え、ゲームメイク能力の高さをアピールした。

 

今井達也の苦しみながらの好投もあり、日本代表は見事にアジア選手権で優勝した。

今井達也はこの大会を振り返り「自分の体の細さに痛感した。代表に入って自分の課題を見つけることができ、故障しない体づくりをしたい」と今井達也のストイックさがうかがえるコメントを残している。

 

埼玉西武ライオンズからドラフト1位で指名された今井達也

2016年のプロ野球ドラフト会議で今井達也は埼玉西武ライオンズから1位指名を受けた。

指名後の記者会見で今井達也は「球界を代表するピッチャーになりたい、自分の成長が楽しみ。」と成長について語った。

勝てる投手を目指して成長し続けてきた今井達也が、今度はプロの世界でどれだけ勝てる投手に成長し続けるのか期待される。

 

関連リンク

埼玉西武ライオンズ Twitter

野球日本代表 侍ジャパン Twitter

 

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