WTAPSに魅せられたNIGO®、狩野健太ら6人のクリエイターたち

オーセンティックだが、どこか普通ではない服。その独特の違和感はブランドの魅力に帰結する。デザイナー西山徹が手掛けるブランド・WTAPS(ダブルタップス)の確固たるフィロソフィーとクリエイションに魅せられた6人の声を訊いた。

i bought編集部

01.NIGO® / Creative Director

NIGO®

「WTAPSは国内外でも唯一、毎回展示会に足を運ぶブランドです。展示会でオーダーしてさらにお店にも買いに行くくらい、僕は単純にWTAPSのファンですね。展示会では徹くん(デザイナー西山徹)がコレクションの説明をしてくれるのですが、いつも感じるのは感覚的にすごく早いということ。僕がやっているHUMAN MADE®(ヒューマンメード)はヴィンテージウェアをベースとした作り込みが特徴ですが、WTAPSはそういった細かなディティールにこだわる一方で、その先にいるお客さんの気持ちもちゃんと理解している気がします。それでいて市場より一歩先の世界観を打ち出しているのはすごいことだと思いますね。良い意味でDIYの精神が強くて“堅い”物作りをしていると思うのでそこは今後も貫き通して欲しいです。ブランドって本来、クリエイションに一本芯が通っているものだと思うし、その芯の強さが他のブランドとは明らかに違う個性になっていくと思います」。

WTAPSのUNION SS¥18,360、HELLWEEK TROUSERS¥18,360、TOTE BAG.L¥30,240、GASKET 私物

 

NIGO®

 

自身のブランド、HUMAN MADEのデザイナーを務める傍ら、ユニクロ UTやadidas Originals by NIGO®のクリエイティブ・ディレクターに就任するなど、グローバルに活躍するクリエイター

 

02.狩野健太 / Professional soccer player

狩野健太

「WTAPSを初めて着たのは高校生の時。その頃からファッションに興味を持って、雑誌を見たりショップを回ったりしていて、南青山にあったショップ、Blackfragにもよく通っていました。それ以降、さまざまな洋服を着てきましたがWTAPSだけはずっと変わらず着続けていますね。特に好きなのはシャツ。ネルやオックス、チェックなどいろいろと持っているのですが、シルエットがすごく綺麗なのと、上品な生地を使っているものでもきまりすぎないラフさがあるところが好みです。サッカー選手が練習に行くのにカチっとしすぎている格好をするのもどうかと思うので(笑)。WTAPSの洋服は数えきれないほど持っているんですが、いまだに手を出せていないのが定番でリリースしているミリタリーアイテム。僕、ミリタリーものが似合わなくて……。でも、M-65タイプのものやミリタリーシャツはいつかチャレンジしてみたいですね」。

WTAPSのPLAIN SS¥18,360

 

狩野健太

 

1986年生まれ。静岡県出身のプロサッカー選手。ポジションはミッドフィルダー。所属する柏レイソルの中でも大のファッション好きとして一目置かれる存在

 

03.小木“Poggy”基史 /UNITED ARROWS Buyer / UNITED ARROWS&SONS Director

小木“Poggy”基史

「今日着ているのは、今季WTAPSとUNITED ARROWS&SONS(ユナイテッドアローズアンドサンズ)がダブルネームで製作したジャケットです。ひと目見てこのグラフィックを気に入って、徹さんに相談して作らせていただきました。個人的には同じ柄のバケットハットとのコーディネイトがオススメです。カジュアルなジャケットですが、テーラージャケットを作る工場でしっかりと仕立てているのもポイントですね。WTAPSは昔から着ていて、ここ数シーズンはMAJESTIC(マジェスティック)とコラボレートしたブルゾンやフットボールシャツなど、徹さんがルーツとするカルチャーがより反映されたアイテムが多く見応えがありますね。WTAPSはシンプルなアイテムをすごくストイックにアップデートしていて、シャツの生地だけ見てもシーズンを追うごとに良くなっていたりします。僕はバックボーンにあるカルチャーだけに特化するのではなく、洋服としてのクオリティーに対してもこだわりを持って追求している姿勢にすごく魅力を感じているんです」。

WTAPS for UNITED ARROWS&SONSのジャケット¥37,800(UNITED ARROWS原宿本店 メンズ館)

 

小木“Poggy”基史

 

1976年生まれ。セレクトショップ、UNITED ARROWSのバイヤー。2010年に新コンセプトフロアである、UNITED ARROWS&SONSを立ち上げディレクターに就任した

 

04.TEPPEI / Stylist

TEPPEI

「WTAPSは始めパックTを愛用していて、それから他のアイテムも着るようになりました。僕自身スタイリングでもよく使うのですが、普遍的でありながら、時代ごとの空気感をしっかりと捉えた物作りをしているように思います。それはサイズ感や細部のディティールなどに感じることが多いですね。今日着たチェックシャツやショップコートは着やすいのはもちろん、丈感や細すぎず太すぎないシルエットなど、実際に着ることですごく計算されたウェアだということに改めて気づかされます。僕はいろいろなブランドを着るタイプですが、WTAPSのアイテムは他のブランドと合わせても変わらない存在感がある。それだけ完成されているデザインなんだと思います。一般的にはオーセンティックで変わらないブランドというイメージが強いのかもしれませんが、僕の中では一貫している部分と時代によって変化していく部分のバランス感覚がとても優れているブランドだと思っています」。

WTAPSのSHOP COAT¥34,560、VATOS LS ¥19,440

 

TEPPEI

 

2006年、映画『間宮兄弟』の衣裳を担当したことでスタイリストとしてのキャリアをスタート。現在では国内外の雑誌や広告、タレントなどのスタイリングを担当

 

05.平野太呂 / Photographer

平野太呂

「徹とは幼い頃からの同級生で、スケボーやBMXをしたり、初めてリーバイスを買いに行ったりしたことを覚えています。物作りのルーツになっている好きなカルチャーが同じなので、WTAPSのアイテムを見るとそれができた理由や過程がわかって、共感したり、安心したりすることが多いですね。特に好きなのはスウェットシャツ。素材や形もそうですが、アメリカっぽい少しチープな雰囲気を残しているところが魅力的です。僕はあまりドレスっぽい綺麗なアイテムは着ないのですが、WTAPSのものだと気持ちが楽なんですよね。今日着ているシャツもすごく綺麗だけど、ラフに着ることができる。言葉で説明するのは難しいけど、その絶妙な抜け感はなかなか出せないんじゃないかと思います。幼い頃、一緒に上野のスケートショップにVANSを買いに行ったのですが、今、徹がVANSと一緒に物作りをしていると思うと感慨深いものがありますね」。

WTAPSのTRAD LS¥18,360

 

平野太呂

 

1973年生まれの写真家。広告やアーティスト、カルチャー誌やファッション誌などで活動する一方、代々木上原にてギャラリー「NO.12 GALLERY」を主宰する。

 

06.鈴木哲也 / Chief Editor of honeyee.com / .fatale

鈴木哲也

「オーセンティックな物作りをしているブランドは数多くありますが、他と決定的に違うのがひとつひとつのアイテムの密度の濃さだと思います。それは単に生地やディティールを追求するということだけではなくて、逆に何かを省略することで出したりしている。その足し引きの感覚がものすごく冴えていて、僕はWTAPSの洋服に対するアプローチの仕方にモードブランドのそれと近いものを感じています。例えば、アーミージャケットひとつでもすごくたくさんのディティールがありますが、それぞれがどのように服全体と関係して最終的なプロダクトになるのかという部分を直感的に理解して、非常に良いバランスでフィニッシュしているのだと思います。あと、WTAPSのアイテムはその着こなし方まで伝わってくるのも特徴ですね。アウターで言えば、これは少し厚手のニットを間に挟んだ方が良いんだろうなとか。それを感じ取って着こなすと周りからすごく褒められるんですよ」。

WTAPS×JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー)のニット¥37,800、WTAPSのUNION SS¥18,360

 

鈴木哲也

 

ファッションやアート、音楽など、多様な分野を網羅するウェブサイトhoneyee.com と、女性に向けたファッションウェブサイト.fataleの編集長を兼任する編集者

 

 

※2014年06月発行『i bought VOL.06』に掲載された記事です。

※価格・販売状況は掲載当時のものになります。

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