ルイヴィトンの歴史をかえてきたデザイナーたち

世界的ハイブランド、フランスのLOUIS VUITTON(ルイヴィトン)の偉大なるデザイナーを紹介。バッグブランドから世界的ファッションブランドへと展開したマーク・ジェイコブスとは。またマーク・ジェイコブスの後任である元バレンシアガのニコラ・ジェスキエールとは。

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LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)とは

1854年、荷作り用木箱製造兼荷作職人であったルイ・ヴィトンが世界最初の旅行鞄のアトリエ「ルイヴィトン」を創設。

1987年、シャンパンメーカーのモエ・ヘネシーと合併。LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループの誕生。

1989年、ベルナールアルノー率いるChristian Dio(クリスチャン ディオール)がLVMHを買収。

1997年 、ニューヨークのデザイナー、マーク・ジェイコブをデザイナーに起用しアパレル商品、靴の展開をスタート。

 

写真は2017SSコレクションのLOUIS VUITTON。

 

LOUIS VUITTONが世界的なブランドへ

2代目ジョルジュ・ヴィトン

Somewhere in East #London, England. #LVtravel

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1888年、偽造業者らによるコピー商品への対策として、チェス盤にルイヴィトンの銘が入った「ダミエ・ライン」のデザインをジョルジュ・ヴィトンが考案。

1892年、創設者ルイ・ヴィトン死去、息子ジョルジュ・ヴィトンがルイヴィトン社の全権を握る。

 

1896年、偽造業者らによるコピー商品への対策として、ジョルジュ・ヴィトンにより考案されたモノグラム柄を世界で初めてアイテムに取り入れる。

L、V、花、星を組み合わせたモノグラムはジョルジュ・ヴィトンが日本の家紋などからインスピレーションを受けて生まれたといわれている。

 

マーク・ジェイコブスのルイヴィトン就任

バッグブランドからファッションブランドへ

Backstage at yesterday's #LouisVuitton #FW1314 Fashion Show. Watch the show now at louisvuitton.com. #pfw

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1997年、プレタポルテへの参入を計画していたルイヴィトンのアーティスティック・ディレクターにマーク・ジェイコブスが抜擢される。

1998年AW、パリ・プレタポルテ・コレクションにてルイヴィトンのレディースコレクションラインがデビューし、2000年よりメンズラインもスタートした。

ルイヴィトンが老舗のバッグブランドから総合的なファッションブランドへと拡大したのはマーク・ジェイコブスの貢献によるものと言われている。

写真は2014AWコレクションショーでのマーク・ジェイコブス。

 

マーク・ジェイコブスのプロフィール

And we're off…! #upupandaway

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1963年、アメリカ、ニューヨーク生まれ

ニューヨークのパーソンズ・スクール・オブ・デザインに通い、在学中にペリー・エリスからデザイン賞を受賞

1986年、自身のブランド「MARC JACOBS(マーク ジェイコブス)」初のコレクションをニューヨークで発表

1987年、CFDA(アメリカファッションデザイナー評議会)新人デザイナー賞を最年少で受賞

1988年、PERRY ELLIS(ペリーエリス)デザイナーに就任するもマーク・ジェイコブスのデザインしたグランジ・コレクションが受け入れられず契約期間中に解雇された。

1997年、ルイヴィトンのアーティスティック・ディレクターに就任

2001年、セカンドライン「MARC BY MARC JACOBS(マークバイマークジェイコブス)」をスタート、2015年MARC JACOBSと一本化された。

2007年、子供服のライン「LITTLE MARC JACOBS(リトルマークジェイコブス)」をスタート

2014年、SSをもって自身のブランド「MARC JACOBS」に専念するためルイヴィトンのアーティスティック・ディレクターを辞任

 

モノグラム・ヴェルニ ラインの発表

ルイヴィトンのモノグラムについて

マーク・ジェイコブスはタイムズとのインタビューで、ルイヴィトン就任当時ブランドの新たな客層にむけてモノグラムプリントをなくそうと考えたこともあるが、モノグラムこそがルイヴィトン成功の秘訣であると語っている。

1998年、モノグラム・ヴェルニラインを発表

2003年にはホワイトとブラックの2色で展開するモノグラム・マルチカラーを発表し人気を博すなど数多くの名作を生み出した。

異素材のアイテム発表

Louis Vuitton F/W 13-14 show bags #pfw #louisvuitton

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マーク・ジェイコブスはそれまでのルイヴィトンでは決して見られなかった、エナメルやデニムなどの素材を使った革新的なデザインを数多く発表した。

2014AWコレクション時のファー素材バッグのバッグ。

 

現代芸術家とのコラボレーション

マーク・ジェイコブスはルイヴィトンで村上隆、スティーブン・スプラウス、リチャード・プリンス、草間彌生といった名だたる現代芸術家とコラボレーションしている。

ルイヴィトン×村上隆

2003年、日本の現代美術家村上隆とルイヴィトンのバッグをコラボ

2005年、「ルイ・ヴィトン ミーツ ネオ・ジャポニズム」を発表

ムラカミ・モノグラムともいわれるモノグラム・マルチカラーは世界的に大ヒットアイテムとなった。

 

ルイヴィトン×スティーブン・スプラウス

2001年SSコレクションでアーティスト、スティーブン・スプラウスとコラボ。特に「モノグラム・グラフィティ」圧倒的な人気を博した。

2004年に享年50歳にして逝去したスティーブン・スプラウスの回顧展が開催された際に、スティーブン・スプラウスを称えるオマージュとして「モノグラム・グラフィティ」にインスピレーションを得た新たなコレクション「モノグラム・ローズ」と「モノグラム・グラフィティ」が発表された。

 

ルイヴィトン×草間彌生

2012年、水玉モチーフで知られる現代芸術家の草間彌生とコラボした限定コレクションを発表した。

 

『マーク・ジェイコブス&ルイ・ヴィトン ~モード界の革命児~』(2008)

購入はこちら

 

マーク・ジェイコブスのアトリエやオフィスにカメラが潜入し、スタッフとともにこだわりを重ねた創造の過程と、その結晶として生まれたコレクションに密着した2008年1月3日にWOWOWにて放送された傑作ファッション・ドキュメンタリー『マーク・ジェイコブス&ルイ・ヴィトン ~モード界の革命児~』がDVD化されている。

様々なセレブやスタッフの言葉も交え、コラボするアーティストたちを魅了してやまないマーク・ジェイコブスのカリスマ的魅力がうかがい知れる。

 

元バレンシアガのニコラ・ジェスキエールがルイヴィトンに就任

Looking up !

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2013年、マーク・ジェイコブスの後任としてBALENCIAGA(バレンシアガ)のデザイナーであったニコラ・ジェスキエールが、バレンシアガを辞任し、ルイヴィトンのアーティスティック・ディレクターに就任する。

 

ニコラ・ジェスキエールのプロフィール

1971年、フランス生まれ

ファッション専門学校等での教育は受けていないが高校時代からCORINNE COBSON(コリンヌ・コブソン)、agnès b.(アニエスベー)等で経験を積む。

19歳でジャンポール・ゴルチエの元で働き始め、2年間JEAN PAUL GAULTIER(ジャンポール・ゴルチェ)のニット部門のアシスタントデザイナーとして働く。

その後、TRUSSARDI(トラサルディ)などでヘッドデザイナーをつとめる。

1995年、バレンシアガのライセンスデザイナーに就任。

1997年にはプレタポルテ及びアクセサリー・コレクションのクリエイティブディレクターに就任

1997年、若干26歳にしてバレンシアガクリエイティブディレクターに抜擢される。

2000年、ニコラ・ジェスキエールはVHI(ヴォーグファッション・アワード)で「アバンギャルド・デザイナー・オブ・ザ・イアー」受賞。

2001年、CFDAのインターナショナル・デザイナー・アワード(国際賞)と「ウーマンズ・ウェア・オブ・ザ・イアー」受賞。

2012年、バレンシアガクリエイティブディレクターを辞任。

2013年、ルイヴィトンのアーティスティック・ディレクターに就任する。

 

ニコラ・ジェスキエールのバレンシアガでの功績

1970年頃より経営不振による倒産危機に直面していた老舗ハイブランドバレンシアガの見事な復活。

事業拡大はニコラ・ジェスキエールの才能と、その才能に注目し2001年にSaint Laurent(サンローラン)、GUCCI(グッチ)を擁するピノー・プランタン・ルドゥート(PPR/現Kering)がバレンシアガを買収した事によるといわれている。

 

ニコラ・ジェスキエールのルイヴィトンでの活躍

2014-2015AWコレクション広告キャンペーン

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ルイヴィトンのディレクター就任後初となる2014-15年AWの広告キャンペーン「シリーズ1」。

ニコラ・ジェスキエールの尊敬する偉大なフォトグラファー3人(アニー・リーボヴィッツ、ユルゲン・テラー、ブルース・ウェーバー)の表現と自身のコレクションを対面させ、3人のビジョンが一体化したトリロジー(3部作)となって発表された。

 

ニコラは、偉大なフォトグラファー3人(アニー・リーボヴィッツ、ユルゲン・テラー、ブルース・ウェーバー)と見たこともないストーリーを紡ぎだしたかったとコメントしている。

ルイヴィトンメンズ2017SSコレクション

ルイヴィトンメンズ2017年SSコレクションの様子が紹介された動画である。

 

2016年SSコレクションのキャンペーン「シリーズ4」では「ファイナルファンタジーXIII」の主人公ライトニングが、広告モデルに起用された。

 

関連リンク

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LOUIS VUITTON(ルイヴィトン) 2017SS

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