THE OTOGIBANASHI’S bim,シシドカフカらが購入した音源8選

THE OTOGIBANASHI'S bim,シシドカフカ,DE DE MOUSE,BIG LOVE店主仲真史,LOSTAGE五味岳久,DJ BAKU,OLEDICKFOGGY伊藤雄和,HABANERO POSSE FYS a.k.a. BINGO8人が様々な理由から購入した音源レビュー。
この8人のクリエイターによるレビューからは、各人の日常に寄り添う音楽が、どういう形でなのかが見えてくるはず。

i bought編集部

bim THE OTOGIBANASHI’S

RATKING『WIKI93』

ARTIST RATKING TITLE WIKI93

購入形体 アナログ12inch
購入場所 amazon(web)
購入価格   1,900円

「『Wikispeaks』が収録されてるしXL RECORDINGSだしというだけで購入を決めました。この『Wikispeaks』という曲はYouTubeにUPされているMVを観てから知って、すぐに注文したくらい好きな曲。そのMVの“クルー感”“KIDS感”“編集がラフなところ”“曇りの日に撮ってるところ”“生活感”“Wikiの独特なフロウと声”“カッコつけてるところ”“僕と同い年のところ”に完全にブッコロされました。僕は本当に欲しい音源はアナログで買ってしまう傾向があります。なんか、“GETした”という感覚を一番感じるんですかね。家に届いた時にジャケもワケわからなくて最高だし、カラーヴァイナルだし、完全に買って正解の1枚でした。最高」

bim THE OTOGIBANASHI’S

bim THE OTOGIBANASHI’S
bim、in-d、PalBedStockの3MC’sから成る日本のRAPグループ。グループのコンセプトは「Dis○ey&Rap」という自由でアホらしいものである。愉快犯のようにバラエティに富んだトラックや独自のフロウから、まるでオモチャ箱から飛び出してきたかのような曲を生み出す

 

シシドカフカ

Mari Pokinen『22』

ARTIST Mari Pokinen TITLE 22

 

購入形体 CD
購入場所 TOWER RECORDS渋谷店(東京)
購入価格   2,500円

「レコードやCDはジャケットも含め、ひとつの作品。そう考えています。音の好みだけに従っているとジャンルが偏ってしまうため、昔はよく“ジャケ買い”をして自分の幅を広げようとしていました。が、最近はデモを聴くばかりの生活。新しい音と出会うことを怠っていました。4月から持った自身の番組で運良く、ジャケ買いした音を紹介する機会をいただいたので、行動を再開致しました。このアルバムは記念すべき再開1枚目のCD。エストニア語の響きと特有のメロディー、声の響きがなんとも心地いい。言葉がわからなくても与えられる感情。それこそ音楽の根底と改めて気づかされるアルバムに出会えました。最近の私の生活にぴったり寄り添っている1枚です。6曲目、良いですよ」

シシドカフカ

シシドカフカ ミュージシャン
アルゼンチンで中学時代を過ごし、14歳の時にドラムを叩き始め、18歳でプロミュージシャンに。数々のバンドでドラマーとして活動後、ドラム&ヴォーカルとしての才能を開花させ5月に「キケンなふたり」をリリース。175cmの長身を活かしモデルとしても活躍中

 

DE DE MOUSE ミュージシャン

NICHOLAS UNWIN『PIANO MUSIC by Jean-Michel DAMASE』

ARTIST NICHOLAS UNWIN TITLE PIANO MUSIC by Jean Michel DAMASE

購入形体 MP3
購入場所 iTunes Music Store(web)
購入価格   1,500円

「ここ最近で一番響いた作品。ダマーズ自体そこまでポピュラーな作曲家なわけでなく、自分のライブをサポートしてくれているクラリネット奏者に教えてもらったのがきっかけでした。新古典主義的なのに、随所に見られる現代的なセンスのバランスのさじ加減にすっかりやられてしまった。1曲目の下降するアルペジオが星空のようで、カミーユピサロの“モンマルトル大通り、夜”を使ったジャケットも音との親和性も高い。ピアノ1台で聴くモンマルトルの星空の音楽。しかし、便利さに負けてしまいついダウンロードしてしまったのだが、やはりお気に入りの音楽がデータでしかないのはどうも調子が出ない。手に取れる形で改めて手元に置いておきたいと思う今日この頃」

DE DE MOUSE ミュージシャン

DE DE MOUSE ミュージシャン
昨年10月に約2年半ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム「sky was dark」を自身のレーベルnot recordsリリース作品第1弾として発表。多様なライブスタイルで国内外問わず多くのライブで活動、プロデュースやコラボレーションワークも数多く行う

 

仲真史 BIG LOVE店主

Dear Eloise『VANISHING WINTER』

ARTIST Dear Eloise TITLE VANISHING WINTER

購入形体 アナログ7inch
購入場所 BIG LOVE(東京)
購入価格   1,260円

「中国は北京の夫妻によるデュオ、ディア・エロイーズのニューシングル。BIG LOVEと本国のレーベルGenjing Recordsとの共同リリースで中国でも同じく7inchレコード盤で発売されています。いまだCDがメインで存在する国は本当に日本だけなんだなあ。待てよ、だったら逆に日本はCDが売れててレア!  みたいな感じ?  という本当の話は別として、ジーザス&メリーチェインの初期衝動をそのまま現代の北京に持って来たような、という適当なイメージのままにエッジ(イコールのアート)が脳天に突き刺さるこのフィードバック・ギターには欧米バンド以上の正しさと特別感が(中国というアジアという肩書き抜きに)あり。で、本当に素晴らしい」

仲真史 BIG LOVE店主

仲真史 BIG LOVE店主
多くのクリエイターも新たな音を求めにやってくる、原宿神宮前のレコード・ショップBIG LOVE店主。これまでにレーベルBIG LOVEよりARIEL PINK、The xx、ICEAGEなどをリリース。5月にはDIRTY BEACHESとSAPPHIRE SLOWS、6月にはVÅRの新作を発売

 

五味岳久 LOSTAGE

DUB  CONFERENCE『Winston Edwards&Blackbeard at 10 Downing Street』

ARTIST DUB  CONFERENCE TITLE Winston Edwards&Blackbeard at 10 Downing Street

購入形体 MP3
購入場所 iTunes Music Store(web)
購入価格   1,200円

「レコードショップでレコードを見ていると、たまにジャケットを見ただけでビリビリくるヤツがあります。最近ビリビリきたのがまさしくコレでした。中古レコ屋で発見して結構な値段がついていたので、その日は諦めて帰ったんですが、ジャケのインパクトが忘れられずCDでもいいから探そうとネットで調べたところ、CDでは発売されておらず、iTunes storeで探したらあったので即データで購入しました。その後やはりどうしてもレコードで欲しくなり、しばらく探していたら安く売っているところを確保。また即購入しいざ聴いてみると、さすが何度も買おうと思わせるだけはあります。脳みそ宇宙の果てまで飛ばしてくれる、UKダブ名盤でありました」

五味岳久 LOSTAGE

五味岳久 LOSTAGE
1979年生まれ、33歳。2001年、地元・奈良にてロックバンドLOSTAGE結成、現在も奈良を拠点に精力的に活動中。昨年11月にレコードショップ「THROAT RECORDS」を同じく地元奈良にオープンさせ、店長業務の傍らイラストレーターとしても活躍中

 

DJ BAKU DJ/トラックメイカー/プロデューサー/ターンテーブリスト

MORTEN BREUM『LARVA (FAR AWAY)(Pegboard Nerds Remix)』

ARTIST MORTEN BREUM TITLE LARVA (FAR AWAY)(Pegboard Nerds Remix)

購入形体 WAV
購入場所 beatport(web)
購入価格   $1.99

「Drum&Bassカテゴリーのチャートで何週か1位になっていた曲。このアーティストについては正直あまり知らなくって、単純にbeatportで視聴してかっこいいなと思って買ったんですが、ぶっちゃけこういったシンセでバキバキのDrumStepモノはFreeで落としてしまうことも多いんです。MP3でも良い音で鳴るケースがよくありますし。でもちょうど迫ってきていた何日か後のDJですぐ2枚使いしたいと思ったことや、かなり激しめな音なのでシンセの音など曲全体が綺麗にフロアで聞こえた方が良いと思って、WAV形態で即購入しましたね。こういうパワーのある曲を1、2曲プレイの前半で使うと、会場の雰囲気が元気になっていいんですよね」

DJ BAKU DJ/トラックメイカー/プロデューサー/ターンテーブリスト

DJ BAKU DJ/トラックメイカー/プロデューサー/ターンテーブリスト
1万人を集める都市型音楽フェス「KAIKOO」の発起人。来たる6月26日、サンプリング・生音・打ち込み・ダンスミュージックをキーワードに制作された、自身の活動10年の集大成となる5年ぶりの3rdソロアルバム『JapOneEra』をついにリリースする

 

伊藤雄和 OLEDICKFOGGY 

CROCODILE COX AND THE DISASTER『踏絵/SAME OFFENCE』

ARTIST CROCODILE COX AND THE DISASTER TITLE 踏絵/SAME OFFENCE

購入形体 アナログ7inch
購入場所 DISK UNION下北沢(東京)
購入価格   1,000円

「公私ともによく関わるバンド、クロコダイル・コックス・アンド・ディザスターの1st EP。タイトル、楽曲、ともにサイコー!  センスいー!  兄貴ー!(ビーバップ風)  いろんな角度から感じ、考え込める。押し付けがましくなく余白を残した抽象画のような歌詞だ。思春期に育んだ想像力、あれこそ本物で全力の“チカラ”だ!  諸君、思い出すんだクリエイティブすぎてうつ伏せで眠れない夜を!  ○○系とかの商業的戦略の線引きはプロに任せ、イントロから中盤にかけての~そしてラストに向かって一気に駆け抜ける~。とか、●●が好きなら必聴!  とか書きたかったんだけど思いつきませんでした。ただ、其処にはハードコアパンクがあるだけでした。大好きです」

伊藤雄和 OLEDICKFOGGY

伊藤雄和 OLEDICKFOGGY
OLEDICKFOGGYボーカル&マンドリン担当。強烈な存在感、佇まい、そして楽曲、歌詞の美しさがライブを目撃したすべての観客を感動に巻き込む現在注目のバンド。奏でる音色は極悪フォーク、あふれる煮汁はパンクの魂。ダーティ・ラスティック・ストンプ

 

FYS a.k.a. BINGO HABANERO POSSE 

Clouds『Man Out Of Dubs』

ARTIST Clouds TITLE Man Out Of Dubs

購入形体 WAV
購入場所 JUNO(web)
購入価格    £6.66

「スコットランド、パース出身のデュオ(?)のEP。彼(ら)は、レーベルTURBOが提唱する次世代テクノムーブメント“New Jack Techno”の代表的なアーティストの1人(組)。まず、『ニュー・ジャック』と付く時点で悪いはずがございません。そんな彼(ら)の特徴は、ハード・ミニマル・インダストリアル・アシッド・ダーク・ベース・テクノ(ん~、かなり無理があるワードの並びだ…)、つまり’90年代レイヴと現代のベースミュージックと最近話題になりつつあるインダストリアル感の整合性というか、ハイブリッド感の塩梅が絶妙なテクノ・トラック。ハバネロポッセでもテクノセットでプレイする時には必ずプレイリストに入っています」

FYS a.k.a. BINGO

FYS a.k.a. BINGO HABANERO POSSE
〈HABANERO POSSE〉DJ&サウンドプロデューサー/〈Du-Unit〉メンバー/〈IMMIGRANTS〉メンバー/〈GWIGS〉メンバー?/〈WICKEDPEDIA RADIO(block.fm)〉パーソナリティー/〈MACKDADDY〉プレス。HABANERO POSSEのデビューEP制作中。今年の夏にリリース!?

 

 

※2013年6月発行『i bought VOL.02』に掲載された記事です。

※価格・販売状況は掲載当時のものになります。

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いろんな理由で買った音源について16人のクリエイターが思うこと 音楽愛好クリエイターの 最新購入音源セルフレビュー PART02

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