【連載第28回】厳かに味わう日本の風情 モテる男の真夜中のおもてなし

昭和だろうが、平成だろうが、男子の本懐はただ一つ「モテる」である。某週刊誌で20年間ハレンチ企画を生み出してきた筆者が、「モテる」ために探求し続けた「女心」を「エロ」からひも解く新連載開始!
彼女・恋人が欲しい、彼女の作り方に悩める男子に捧げる本企画、第28回目。是非一読あれ。

原田 秀司

第28回:惚れ薬

 

ここだけの話ですが、私は中学生の頃に「ホレ薬」の研究にはまっていたことがあります。

 

きっかけは、ある絵本でした。

 

あまりに昔のことなので、絵本のタイトルと詳細なストーリーは忘れてしまいましたが、それは当時の私の人生を変えるには十分なほどに衝撃的な内容でした。

 

おぼろげながらに記憶している物語の内容をざっと申し上げますと、ある国の悪い高官が、富と権力を得るために森に棲む魔女に頼んで王女様の心を奪うためのホレ薬を作らせるというものでした。

残念なことにその物語がハッピーエンドだったのか、そうじゃなかったのかは覚えていません。

 

破廉恥にも、当時の私の頭の中には「世の中には女子のハートを自由にすることができる薬がある」ということだけが焼きついたのです。

 

しかも、絵本によると、ホレ薬の精製方法は中学生の私でも実行できるほど単純なものでした。

 

ターゲットとなる人に与える食べ物の中に、呪文を唱えながら自分の体の一部を混ぜ込む。ただ、それだけだったのです。

 

そこで、どれほどの効き目があるのかを試すために、さっそく普段から私を怒鳴ってばかりいる父親の茶に爪の垢を煎じて飲ませてみましたが、全く効果はありませんでした。

 

次に、いつも兄である私の言うことを聞かず反抗的な態度ばかりとる妹のおやつの中に鼻クソを混ぜ込んでみましたが、こちらも同様に効果が見えません。

 

「そんなはずはない。ひょっとしたら作り方を間違えているのかもしれない」

 

そう思い込んだオツムの弱い少年は、それ以来、確実に効くホレ薬を完成させるために、勉強そっちのけで、資料集めに奔走したのです。

 

とはいえ、当時はインターネットもない時代。もちろん、そんな怪しげな薬の作り方を指南した本は図書館にもありませんでした。 

 

そこで少年は、街に出て必死になって大人たちからホレ薬のことを聞いて回ったのです。

 

今思えば、この時の経験が現在の私の取材記者としての礎を築いたのかもしれませんが、当時の大人たちは、実に親身になって赤裸々に私の質問に答えてくれました。

 

 

近所の女子高生は、好きな男子に贈るバレンタインチョコの中に陰毛を溶かして入れると効果があるといい、裏の姑は嫁夫婦を攻略するために家族で使うふりかけの中に白髪を刻んでブチ込んでいると暴露してくれました。

 

なかには落とそうと思っている女子の酒の中に粉末に砕いた風邪薬を混入すると良いなどと、未成年の私に対してほとんど犯罪同然のことを指南してくるオッサンまで出てくる始末。

 

どいつもこいつも、いたいけな中学生をつかまえて、次から次へと世にもオゾマしい自分の体験を告白するのです。

 

もしかしたら私は、とんでもない町に住んでいたのかもしれません。

 

こんな大人達のおかげで、思春期を棒に振ってまで入れ上げたホレ薬は結局、完成することはありませんでした。

 

今、私の眼の前に2017年度版変態カレンダー(第23回参照)があります。その8月22日に「ホレ薬完成」と記されています。この日は奇しくも私の誕生日。

 

残り少ない私の人生にとってはとても重要な日です。

 

もし、皆さんの中で、ホレ薬の作り方を知っている方がいらっしゃったら、この哀れな中年への誕生日プレゼントとして、精製方法をご教授願えないでしょうか。

 

お礼に素敵なプレゼントを進呈します。

 

 

あ、私ですか?

私は某週刊誌で、破廉恥企画を20年以上も担当し、女性のヘソ下三寸のことだけを取材し続けてきた者です。

 

ホレ薬が完成したら、この連載をもっとえこひいきしてもらうためにまずは私の担当の女子編集さんで試してみようと企んでいます。

 

 

原田秀司

原田秀司

1968年8月22日生まれ。静岡県出身。

早稲田大学教育学部国語国文科卒業。

平成5年より株式会社双葉社勤務。

週刊大衆在籍時に「アジアン大衆」「人妻大衆」など時代を翻弄する破廉恥極まりない増刊類を多数創刊。

人妻ブームの火付け役になりその後、別冊週刊大衆編集長に就任。

人妻ブーム終焉に伴い週刊大衆に帰化。副編集長を務める。

2012年直腸がんを患い、危うく三途の川を渡りそうになるも

名医のおかげで奇跡的に復活。入院中に悟りを開く。

現在、WEB日刊大衆の統括責任者をする傍ら、様々な企業とのコラボレーションをしながら書籍を出版。

主な担当書籍にFAプロ提携「ヘンリー塚本のセックスのすすめ」米国共和党とコラボした「トランプ革命」などがある。

9月6日には「日本一忙しい小児科医が教える病気にならない子育て術」(購入はコチラ)出版。医療、福祉業界での新展開を模索中。

連載「厳かに味わう日本の風情 モテる男の真夜中のおもてなし」について

彼女・恋人が欲しい。彼女の作り方。で悩む男子に、モテる為にはどうしたらよいのか具体的手法と女心を解説する本連載。

某エロ週刊誌で20年以上活躍し続ける筆者が、明日のアナタを「モテ男子」に導く!

 

第1回 発表!女がドン引く男のアレ

第2回 女子を惑わす男の下着

第3回 母性をくすぐる男の行動

第4回 女子に嫌われない覗きの作法

第5回 女子が大好きなアノ言葉

第6回 女子が抱かれたくなる合コンの席順

第7回 食べ方は前戯なのです

第8回 影練してますか?

第9回 ○○の秋

第10回 鳥のように…期間限定交際推奨を宣言

第11回 女の武器

第12回 男の武器

第13回 女子を惑わす最強の体型

第14回 美人は○○しない?

第15回 目病み女に風邪ひき男

第16回 変身

第17回 いつ祈るの? 今でしょ

第18回 カラオケの真髄

第19回 女子のヤル気スイッチ

第20回 世界中が腰を抜かした日本の兵器

第21回 賢者の贈り物

第22回 女神の産地

第23回 自分だけのカレンダーを作ろう

第24回 女子が我慢できない恥ずかしいこと

第25回 女子にモテない本当の理由

第26回 伝える技術

第27回 悲しい呼び名

・第28回 本記事

第29回 心はどこにある?

第30回 使ってみよう!昭和マンガ言葉

第31回 男らしいインスタグラムとは?

第32回 山の掟

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この記事を書いたライター

原田 秀司

1968年8月22日生まれ。静岡県出身。 早稲田大学教育学部国語国文科卒業。 平成5年より株式会社双葉社勤務。 週刊大衆在籍時に「アジアン大衆」「人妻大衆」など 時代を翻弄する破廉恥極まりない増刊類を多数創刊。 人妻ブームの火付け役になりその後、別冊週刊大衆編集長に就任。 人妻ブーム終焉に伴い週刊大衆に帰化。副編集長を務める。 2012年直腸がんを患い、危うく三途の川を渡りそうになるも 名医のおかげで奇跡的に復活。入院中に悟りを開く。 現在、WEB日刊大衆の統括責任者をする傍ら、様々な企業との コラボレーションをしながら書籍を出版。 主な担当書籍にFAプロ提携「ヘンリー塚本のセックスのすすめ」や 米国共和党とコラボした「トランプ革命」などがある。 9月6日には「日本一忙しい小児科医が教える病気にならない子育て術」を 出版。医療、福祉業界での新展開を模索中。

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