ドレスメイカーの櫻井利彦とは?リオ五輪「フラッグハンドオーバーセレモニー」やPerfumeの衣装製作も!
リオ五輪「フラッグハンドオーバーセレモニー」やPerfume(パフューム)の衣装製作のほか、水嶋一江&ストリングラフィ・アンサンブルや、オペラ 『天国と地獄(地獄のオルフェウス)』などの舞台用のオリジナル衣装をデザイン製作する櫻井利彦とは。
目次
櫻井利彦(Sakurai Toshihiko)のプロフィール
1969年、静岡県生まれ。
ドレスメイカー、衣装デザイナー。
オリジナル衣装製作SQUNABICONA代表。
山口小夜子と櫻井利彦
モデル・ファッションデザイナーの山口小夜子が晩年携わっていた東京二期会オペラ劇場の舞台衣装デザインに櫻井利彦も補佐として関わっており、山口小夜子が急逝した際にはそのあとを引き継いで製作にあたった。
櫻井利彦のエキシビジョン
「櫻井利彦のスーパー・コスチューム展」
2003年4月19日~5月5日、東京世田谷区赤堤一丁目の住宅街にあるギャラリー「ガラージュ・ベー」で開催された。
櫻井利彦の衣装制作
水嶋一江&ストリングラフィ・アンサンブル
2002年4月26日に、大阪ザ・フェニックスホールのティータイムコンサート vol.34として開催された水嶋一江&ストリングラフィ・アンサンブルのコンサート衣装を製作。
オペラ 『天国と地獄(地獄のオルフェウス)』
2007年の東京二期会オペラ劇場公演、オペラ 『天国と地獄(地獄のオルフェウス)』の衣装を、前任者でありその補佐を務めていた経緯から山口小夜子の遺志を継いで担当した。
Perfume(パフューム)
Perfumeの「第60回カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」のパフォーマンスでの衣装
2013年6月16日~22日にフランス・カンヌで開催された「第60回カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」。
その会期中電通が開催したセミナー「Happy Hacking: Redefining the Co-creation Frontier (ハッピー・ハッキング:共創の最前線を再定義する)」のメインアクトを務めたテクノポップユニットPerfumeの立体衣装制作を担当した。
Perfumの楽曲「スパイス」の衣装
櫻井利彦は2011年発売のPerfumeの「スパイス」の衣装制作を行った。その他にもPerfumeには、「Magic of love」、「未来のミュージアム」、「Spending all my time」等多くの衣装を提供している。
2016年5月号『装苑』の「Perfumeというカルチャーの中で」という特集で長年に渡り携わってきた衣装製作者として裏話を語っている。Perfumeの場合踊れることが前提となり、要所要所にストレッチを効かせたり、滑らかな動作のために、80を超えるパーツによって衣装を製作することもある。そしてパターンはデジタルでなく、全て手作業で行っている。
リオデジャネイロオリンピック閉会式
「フラッグハンドオーバーセレモニー」
2016年8月21日、リオデジャネイロオリンピックの閉会式に引き続き次回開催地への引き継ぎ式典として行われた「フラッグハンドオーバーセレモニー」において衣装製作に携わった。
リオデジャネイロパラリンピック閉会式
「フラッグハンドオーバーセレモニー」
2016年9月18日、オリンピックに続いて開催されたリオデジャネイロパラリンピック。その閉会式後に行われる次回開催地域への引き継ぎ式典「フラッグハンドオーバーセレモニー」においても衣装製作を担当した。
櫻井利彦の受賞歴
2013年 第17回 文化庁メディア芸術祭
エンターテイメント部門 審査委員会推薦作品
Perfume World Tour 2ndにおいてヨーロッパツアーの公演中のそのステージスクリーンに、日本のファンが投稿するSNSメッセージを表示させその瞬間ヨーロッパと日本がつながるという試みが評価される。
櫻井利彦はステージ用衣装製作を担当した。